男は今年5月、自身が経営する旭川市緑町のラーメン店で、勤務していた従業員の31歳男性に対し、左腕から背中にかけてラーメンを茹でる鍋にあった熱湯を浴びせ、全治1か月の火傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕された。
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警察の取り調べに対し、男は「仕事に対する姿勢に不満があった」と容疑を認めているという。また、男は被害男性が勤務中にタバコを吸うなど、勤務態度に不満をつのらせていたとのこと。現在、被害男性は当該ラーメン店を退職している。経営者の男としては一種のしつけだったのかもしれないが、明らかにやりすぎな行動と言わざるを得ない。
この事案に、「以前から注意していたと思うし、何度言っても止めないから熱湯を浴びせてしまったんだろう」「ただクビにすればよかっただけでしょうに。育てたいという情熱があったのかな…」「熱湯で死ぬ可能性もある。これはやりすぎだ」と店主に同情しながらも行動を疑問視する声が相次ぐ。
また、被害男性にも「真面目にやるべきだったのでは」「首になって当然の人間だったんだろうね」「勤務中のタバコは慎むべきだ。この人が全ての元凶であることは間違いない」という指摘も出た。
「昔のラーメン店は殴る、蹴るは当たり前でした。もっと言うと、飲食店も。結局、“修行”という考え方で、体で覚えるというような意識があるわけです。現在はわかりませんが、自分も怒鳴られ、蹴られてラーメンの調理技術を覚えました。私の場合は時代や師匠が優しさも随所に見せてくれてはいたので、なんとか耐えられましたが、今の子は無理かもしれませんね」(ラーメン店経営者)
どのようなことがあろうとも、全治1か月のやけどを負わす行為は、犯罪だ。