男は1日午後0時半頃、札幌市白石区のコンビニエンスストアを訪れると、100円分のコーヒーを購入。コーヒーメーカーにセットすると、180円分のカフェラテのボタンを押し、注ごうとした。その後、行為に気づいた店員が声をかけ、事務室へと誘導し話を聞くと、男は従業員の腕を数回殴るなどして逃げようとする。コンビニの従業員が警察に通報し、駆けつけた警察官が事後強盗の疑いで逮捕した。
コーヒー専門店の売り上げに影響するほど人気があると言われる、コンビニのコーヒー。カップを購入し、コーヒーメーカーのボタンを押すことでコーヒーを入れるというシステムだが、昨今は今回のような手口で入れようとする事件が多発している。
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今年1月には熊本県熊本市のコンビニで、熊本市中央区役所区民課に勤務する60歳の男が100円のカップを購入し、200円分のカフェラテを注いだとして逮捕されている。また、2019年にも福岡県で62歳の男性会社員が100円のカップを購入し、150円のカフェラテを注いだとして逮捕された。
コンビニのコーヒーは現状、購入者の良心に任されている状況で、犯罪が多発している。逮捕されているのはごく僅かだが、店員にバレない形で同じような行動をしている人物がいるのではないかという指摘もある。いずれにしても、「性善説」が限界に来ている感があるコンビニのコーヒー。今後、何らかの対策が求められる。