発表によると、運転士は21日午前6時3分頃、新白河駅で折り返しのために停車していた電車から出て、先頭車両の乗務室に移動する際、鍵を置き忘れて室外に出てしまい、自動的にロックがかかってしまい、中に入ることができなくなった。
結局、後続列車の運転士が駅に到着するまで乗務席に入れなくなり、後続運転士の鍵を借り、運転を再開した。この影響で東北本線の上り線1本が約35分遅れ、乗客30人の足に影響が出た。JR東日本は「再発防止に向けて指導を徹底する」と発表している。乗務室の鍵は、同一のものだったそうだ。
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なんとも「うっかり」な事案だが、ネット上では「ミスは誰にでもある。疲れた乗務を終えた後ならなおさら。防止策が取られていないことに驚く」「運転士に同情する。後続列車が来るまで動揺し大変だったと思う。責めてほしくない」「ヒューマンエラーを考慮していない車両に問題がある」などと運転士に同情的な声が上がる。
また、「おそらく東北本線のE531系ワンマン列車だったんだろうと思う。いくらプロと言ってもミスはある。どうして対策が取られていなかったのか」「経費削減でワンマンにすることで運転士にいろいろな負担がかかる。疲弊した運転士がミスをすることも十分考えられる。そういうことを無視して経費削減をするのはおかしい」「駅にスペアキーくらい置くべきではなかったのか」などと、JR東日本側の「無策」を指摘する声もあった。