事の発端となったのは、バラエティチャンネルが4月30日にアップした「【炎上】成田線120周年記念で撮り鉄が暴走!?数々の迷惑行為に驚愕した!」という動画。内容は同日に運行が開始された成田線開業120周年記念列車を撮影しようと我孫子駅に集まった鉄道ファン、いわゆる撮り鉄をネタにしたもの。メンバー4人はホーム上に荷物を放置している撮り鉄や、点字ブロックの上に立っている撮り鉄を細かく注意していった。
しかし、動画公開後、コメント欄には鉄道ファンと思われるユーザーから「正義感ぶってるだけ」「自分たちだって黄色い線の内側に入ってる!」「ただの偽善」といった批判の声が殺到。低評価が高評価を大きく上回り、炎上する事態になっていた。
また、バラエティチャンネルを擁護する声もあったものの、動画の中ではほとんどの人にモザイクをつけておらず。さらに、停車している回送電車に対し、「記念列車を撮れないように対策してるんすよ」と真偽不明な説明をする場面もあり、ネットからは「どっちもどっち」「駅員にとっては撮り鉄もユーチューバーも両方迷惑」という厳しい声が上がっていた。
そんな中、バラエティチャンネルは5日になって「例の炎上についてお伝えします」という動画をアップ。動画にはメンバーの「山ちゃん」が一人スーツ姿で出演し、撮り鉄の動画により、嫌がらせを受けていると明かした。
動画には、ツイッターに投稿されたバラエティチャンネルへの誹謗中傷が紹介されたが、「そのうちガチめに頭蓋骨割られそう」「撮り鉄に放火されるべき」「こいつらに会ったらみんなで血だらけにしようぜ」など過激なものばかり。他にも住所が特定されたりしているといい、精神状態を保つのが難しくなっていることを明かした。
>>社長ユーチューバーの動画に「通報しました」の声相次ぐ 同業者からも「規約違反になる」と指摘<<
「山ちゃん」はルールを守って撮り鉄をしている人に対し、誤解を招くような表現になったことを謝罪しつつ、相次ぐ嫌がらせへの恐怖のため、活動を休止することを発表した。
動画のコメント欄には、未だ多くの批判の声も見られているが、ネットからは「さすがにこの誹謗中傷はひどすぎる」「鉄道界隈に首突っ込むとこうなるのか…」と同情の声も多く寄せられている。
撮り鉄撮影動画のまさかの末路に、戦慄したネットユーザーも多いようだった。
記事内の引用について
バラエティチャンネル公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCUeVXfbKFt75ow7-t2S6qtw