プロ2戦目の先発登板となった伊藤は、「7回3失点(自責2)・被安打4・与四球2・11奪三振」と好投。しかし、打線の援護が4回裏の大田泰示の2ランだけにとどまったこともありプロ初黒星を喫する結果となった。
試合が終わり、選手たちがベンチ裏へ引き上げる中、伊藤は1人ベンチに残りグラウンドを見つめたまま放心。チームの連敗(引き分けを挟んで6連敗)を止められなかった責任感からか伊藤は涙を浮かべており、試合後の報道では両目を腫らした状態で「自分がどうこうより、チームとして今日は本当に勝ちたかった」と語ったことも伝えられた。
伊藤の涙を受け、ネット上には「せっかく好投したのに気の毒すぎる」、「あまり自分を責めすぎないでほしい、数字的には立派な投球だったから」、「この悔し涙をバネに次はプロ初勝利を掴んでくれ」といった反応が多数寄せられている。
同時に、「中島がお粗末な落球しなければ勝てたはずなのに」、「7回にエラーした中島が悪い、源田(壮亮/西武)や今宮(健太/ソフトバンク)なら難なくゲッツーにとってたぞ」、「伊藤の気持ちを切らせた中島は責任を感じてほしい」といった、同僚・中島卓也への批判も複数見受けられた。
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「一部ファンからやり玉に挙げられている中島は、『2-1』と日本ハム1点リードの7回表1死一、三塁で失点につながるエラーを犯しています。この場面では伊藤がソフトバンク・中村晃を投ゴロに打ち取りましたが、ゲッツーを狙った二塁への送球を中島が捕り損ね落球。この間に三塁走者が生還し同点に追いつかれた伊藤は、続く松田宣浩に二塁打を打たれ逆転を許しました。ゲッツーをとり無失点で切り抜けていれば8回は宮西尚生、9回は杉浦稔大と勝ちパターンに持って行けただけに、中島のミスは致命的なミスだったと捉えているファンは少なくないようです」(野球ライター)
3月28日・楽天戦でもゲッツー性の打球をファンブルし失点を招いている中島。一部からは「一度二軍に落ちた方がいい」という声も挙がっている。
文 / 柴田雅人