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麒麟・川島と大悟の番組で提案された“電車内でのBGM”に賛否も、前例があった? 導入されなかった背景は

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千鳥・大悟

 1月5日に放送されたフジテレビ系・関西テレビ系特別番組『川島大悟の言いがかり提案します』の内容が話題になっている。

 『言いがかり提案します』は、麒麟の川島明、千鳥の大悟を中心に「世の中の当たり前に『言いがかり』をつける」というコンセプトのバラエティ番組で、タレント同士によるディスカッションや検証動画を交えて放送するというもの。

 特に視聴者の注目を集めたのが、滝沢カレンが発した「電車が無音なのが気まずいから、何かBGMを流してほしい」という言いがかりだった。
 滝沢曰く、「電車でイヤホンを忘れるとイライラするので、電車内ではBGMを流してほしい」との言いがかりを受け、番組は千葉県を走る小湊鐵道に協力を要請。

 『野に咲く花のように』などゆったりしたリズムのものから、郷ひろみの『2億4千万の瞳』、最近のヒット曲であるLiSAの『紅蓮華』が流れるなどバラエティに富んでおり、乗客からは「楽しくていい」「車内が飽きない」という声があった一方、「電車の音が聞こえない」といった声もあり、賛否両論といったところだった。

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 さて、この電車内でBGMを流すアイディアだが、実は2018年に東京メトロの日比谷線が試験的に車内でのBGM放送を実施。流す音楽は『月の光』といったクラシック音楽が中心で、激しい楽曲やアニメソングなどは流れなかった。

 このBGM放送は、日比谷線の車両に搭載したスピーカーが高音質であったことから、音質を乗客に知ってもらう意図のほか、車両点検時のスピーカー試験も兼ねていたという。

 だが、スピーカーでのBGM放送は現在では実施しておらず、本格導入されなかった背景には「人によっては気が散る」「おとなしく寝ていたい」という声もあったようで、様々な問題を抱えているようであった。

 『言いがかり提案します』では、小湊鐵道が今回の実験の成果を受けて、「トロッコ列車などのイベント車両限定ならば導入したい」としており、本格導入には様々なハードルがありそうだ。

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