問題となっているのは、この日紹介された大型リサイクルショップ「トレジャーファクトリー」の「トレファク引越」というサービスを利用した年配の女性の言動。業者が自宅を直接訪れ、引っ越しと同時にいらなくなったアイテムをその場で買い取ってくれるというサービスになっていた。
番組が密着したのは、世田谷区に住む未亡人で、今回家具を売るためにサービスを利用したとのこと。自宅の家具はかなり高価なものばかりだったが、利用した理由について、「引っ越しするんだけど……。ちょっとね、有名な人と付き合ってて」と告白。さらに「日本人じゃないの。俳優」と明かした。
女性のこの言葉に驚いたスタッフが「どういうことですか?」「ハリウッドスターとか、そういうことですか?」と聞き出そうとすると、女性は「ハリウッドスター」と嬉しそうに肯定。「(誰が聞いても)分かる。映画観るでしょ? 有名な映画に出てる」「それで主役だから、全部」と主役級のハリウッドスターであること話していた。
スタジオからは「え?」「主役……?」といった戸惑いの声が聞かれていたが、密着ロケでは結局、この話はそれ以上掘り下げられることなかった。女性は高価な家具を次々と売り、ナレーションでは「ハリウッドスターとお幸せに!」と締められていた。
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しかし、この一幕についてネット上からは「国際ロマンス詐欺としか思えない」「ロマンス詐欺では…?と心配でそわそわする」「そのハリウッドスターとちゃんと会って話したことあるのか気になる」といった心配の声が続出する事態になっている。
「国際ロマンス詐欺」は、主に女性をターゲットにした詐欺で、有名な俳優や架空の人物を装ってSNSなどで繋がり、甘い言葉で囁いて金銭をだまし取ろうとするもの。結婚の約束を持ち掛けてくるケースも多く報告されていることから、今回心配の声が多く集まったようだ。
放送後には「ロマンス詐欺」がツイッターでトレンド入りに。また、「お幸せにとかじゃなくてちゃんと心配してあげて」「せめて番組スタッフがちゃんと話聞いてあげたことを願う」と番組に対応を求める声も多く寄せられているが、果たして女性の信じるハリウッドスターは存在するのだろうか――。