アメリカ・ノースダコタ州で、26歳の男がゴリラの着ぐるみを着て、団地を爆破すると脅したと、海外ニュースサイト『FOX23』と『The News Tribune』が10 月4日までに報じた。
>>図書館で働く男12年間備品を盗み転売、被害総額は1億円超え 市民から怒りの声<<
報道によると、男は10 月2日の深夜0時30分頃、同州にある団地を訪れたという。団地に到着すると男は「今からこの建物を爆破する」と叫び、団地の住人らを脅した。男は銃を持っていることを示唆し、男の手元からは銃声のような音が聞こえていたそうだ。なお、後に男が手にしていたものは銃ではなく、花火だったことが分かっている。
男が団地の住人らを脅したことで、住人が警察に通報し、警察が現場に駆けつけた。警察は住人らを避難させ、男を落ち着かせるために男と話し合いをした。数時間後、男は降伏し警察は男を逮捕したという。
警察によると、男は動機については意味不明なことを話し、自分自身や他人を傷つけるつもりはなかったと主張したという。警察は男を精神科に連れて行き、現在、警察は男の精神鑑定の結果を待っているそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「ゴリラの着ぐるみを着ているだけでも怖いのに、そんな格好で脅されたらトラウマになる」「団地には小さい子どもも住んでいるはず。子どもにとっては特に恐怖体験だった」「本当に精神的な問題があるのか。精神的な問題を理由に刑が軽くならないで欲しい」などの声が挙がっていた。
海外では、着ぐるみを着て犯行に及んだ人間が他にもいる。
アメリカ・ペンシルベニア州で、20歳の大学生の男が、子ども向け番組のキャラクターの着ぐるみを着て、窃盗を働いたと、海外ニュースサイト『abc7』が2014年11月に報じた。同記事によると、男は「テレタビーズ(Teletubbies)」という子ども向け番組に登場する「ラーラ(Laa-Laa)」という宇宙人のようなキャラクターの着ぐるみを着て、中華料理店に強盗に入ったそうだ。男が強盗に入った時、中華料理店には従業員を含め誰もいなかった。
男は中華料理店に入ると、冷蔵庫を漁り、冷蔵庫から食材を盗んだという。強盗に入られたことを知った中華料理店が警察に通報し、警察の捜査によって、男は逮捕された。男は「いたずら目的で着ぐるみを着て犯行に及んだ」と話しているという。
どんな格好をしていたとしても犯罪は許される行為ではなく、ましてや奇妙な格好をして人々を脅した上で犯行に及ぶなど、あってはならないことだ。
記事内の引用について
「Man in gorilla suit wielding machete threatened to blow up apartment building, police say」(FOX23)より
https://www.fox23.com/news/trending/man-gorilla-suit-wielding-machete-threatened-blow-up-apartment-building-police-say/ION2MKTY2FA5XGZH6Q3XSIK2DQ/
「Machete-wielding man in gorilla suit threatens to blow up apartment building, ND cops say」(The News Tribune)より
https://www.thenewstribune.com/news/nation-world/national/article246216215.html
「Police: Man breaks into Pa. home wearing Teletubby costume」(abc7)より
https://abc7ny.com/teletubby-suspect-costume-food/376676/