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雨上がり蛍原が明かす宮迫とコンビのこれから

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雨上がり決死隊・蛍原徹

 「やすとも」と聞いてピンとくるのは、関西人だけかもしれない。ところが「やすとも」こと「海原やすよ・ともこ」は関西演芸界の申し子だ。祖母は、海原お浜・小浜の小浜。実父は、海原かける・めぐる(池乃めだか)のかける。実母は、マジシャンのワンダーのり子。親子3代で「上方漫才大賞」を受賞したロイヤルファミリーだ。

 >>雨上がり・蛍原、宮迫を思い“切ない本音”『アメトーーク』コンビ芸人企画で「ホトちゃん切実」同情の声<<

 “関西の女帝”といえば上沼恵美子が想起される。ところが7月、25年も続いた長寿トーク番組「怪傑えみちゃんねる」(関西テレビほか)が突然終了。“浪速の視聴率女王”やすともが、クイーンの座に駆け上がりそうだ。

 占拠率ナンバーワンを獲ったこともある街ブラ番組「やすとものどこいこ!?」(テレビ大阪)は、紹介した商品が品薄になるほど影響力大。韓国の大人気ユニット・BIGBANGのD-LITEやKinKi Kidsの堂本剛もファンで、関西ローカルに好んで出演したほどだ。

 そんな2人の冠番組が今、新たに安定した数字を取り始めている。トークバラエティ「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ)。およそ15年も続いたハイヒールの「ビーバップ!ハイヒール」の後番組として今年4月にスタート。人気芸人のこれまで語られなかった本音が聞けるとあって、浸透している。

 開始からわずか4カ月にして、早くも好機が到来した。8月20日の回で、「2日前に宮迫博之と会ったばかり」の雨上がり決死隊・蛍原徹が出演したのだ。2人が、マネージャーやテレビ関係者不在の上でプライベートで会ったのは、およそ25年ぶり。地元の関西から上京して以来だという。「コンビって身内。身内はダメなとこはダメと言わなアカンときがある」という正論で、蛍原はおよそ1時間、宮迫にまっとうな本音をぶつけたようだ。

 宮迫のYouTubeチャンネルを観てはいない。だが、およそ17年も続いている「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に戻りたがっている気持ちは知っている。だが、宮迫は吉本興業を干された身。雨上がりは開店休業のままである。そこに斬り込みつつ、ダウンタウン・松本人志、東野幸治との貴重な秘話を明かす蛍原は、実に楽しそう。雨上がりが続行していたら、おそらく聞くことができなかったであろうソロトークの連発だった。

 手のひらで転がすことにかけては天下一品のやすとも。大阪イチおもろい姉妹のその転がしっぷりは、TVerやGYAO!で確認できる。

(伊藤由華)

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