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巨人原監督が長嶋茂雄流で進める「大型トレード」

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提供:週刊実話

 巨人・原辰徳監督(61)が球団史上“最強指揮官”となるかもしれない。

 長嶋茂雄終身名誉監督(84)の持つ球団歴代2位の監督通算1034勝に並んだのは、今季14試合目、7月4日の中日戦だった。同1位の川上哲治氏が1066勝だから、今季中の記録更新は確実。そのせいもあったのか、原監督が“ナガシマ流のアクション”をしているのだ。

「原監督は長嶋さんの記録に並ぶことを知らなかったみたいです。単に、忘れていただけかもしれませんが」(スポーツ紙記者)

 1034勝目を飾った後の勝利監督インタビューでのことだ。記録について話を振ってきたインタビュアーに、原監督はこう返した。

「ああ、だから澤村(拓一)がボールをくれたのか」

 ズボンのポケットからウイニングボールを取り出し、カメラの前に近づけた原監督だったが、試合を締めくくった澤村や、バットで貢献した選手たちを労うコメントに徹していた。

 偉大な記録のことを球団が伝え忘れるとは思えない。本当に忘れていたのかもしれないが、「個人よりもチーム優先の気遣い」と見る取材陣が多かった。

「原監督は色々な指揮官の影響を受け、今日に至っています。父の貢氏から始まり、藤田元司氏、王貞治氏、そして長嶋氏。直接、長嶋氏に質問して教えられたことも多いようです」(球界関係者)

“長嶋氏からの影響”といえば、最近、こんな言動も見られた。

 東北楽天との交換トレードで獲得したZ・ウィーラーが巨人に合流した6月30日、原監督はその試合前の練習を見守っていた。開幕前の練習試合でも出番は限られ、出場機会に飢えていたウィーラーは、子どもがはしゃぐようにハツラツとしていて、それを見た原監督はひと言。

「やる気マンマン! 水を得たフィッシュのごとくですね」

 かつて、長嶋氏が「鯖」を「魚偏にブルー」と言って周囲を笑わせたことがあったが、こちらは自然に出てしまったようだ。

「原監督は味方の守備中はベンチ後方に座り、攻撃のときは立ち上がっています。チャンスになって身を乗り出すところも長嶋氏に似てきました」(前出・スポーツ紙記者)

 現在の巨人に、右の大砲タイプは、岡本和真しかいない。そのため、ウィーラーの加入はプラス要素も多いが、こんな声も聞かれた。

「新型コロナウイルスの感染者数が再び増えているこの状況で、トレードは交渉がとてもやりづらいんです。対象選手の転居、家族への影響があるからですが、チームが活気付くトレードなら、ファンも許してくれるでしょう」(ベテラン記者)

 結果論かもしれないが、巨人が非難される可能性もある交換トレードの口火を切ったことで、他球団も秘かに動き始めた。やはり、コロナ禍の影響で「新たに外国人選手を獲得するのは無理」と思われてきたが、実際はかなり違う。

「敏腕代理人で知られるスコット・ボラス氏が、所属未定の米球界選手を売り込んできました。元ニューヨーク・メッツのエース、M・ハービー投手や、’16年のオールスターゲームにも出場したA・ラッセル内野手などの大物もリストに入っていました」(前出・球界関係者)

 6月末にマリナーズを自由契約となった元中日のチェン・ウェイン投手(34)の代理人もボラス氏だ。チェンは中日に所属していた’09年、最優秀防御率のタイトルを獲得した実力派左腕。ハービーにしてもそうだが、所属球団が決まらなかったのは、故障歴などの不安要素があるからだ。

 とはいえ、今季は120試合制と短く、2ケタ連敗は致命傷となる。トレード、新加入がチームの発奮材料となるのなら、成立させるだけの価値はある。

「大型補強でチームを発奮させるのが、長嶋氏のやり方でした。原監督も’18年のオフに広島から丸佳浩を獲得し、坂本勇人を2番に置く攻撃的打順を編成し、シーズン終盤にはR・デラロサも獲って、ようやくクローザーが決まりました。そんなチーム作りは長嶋氏の影響を受けたからでしょう」(前出・ベテラン記者)

 同一リーグでのトレードは難しいかもしれないが、盟友の福岡ソフトバンク、埼玉西武は今季、出遅れている。福岡ソフトバンクも優勝を常に意識したチームであり、埼玉西武は3連覇が掛かっている。

 また、スタートダッシュに成功したものの、失速しつつある千葉ロッテは、球団創設70周年の節目の年だけに、言うに及ばず、だ。

 原巨人は投手陣に一抹の不安を抱えており、先発投手の一角を託されていた左腕の田口麗斗が登録を抹消されたばかり。交渉を持ち掛けられればテーブルに着くかもしれない。また、采配についても、長嶋氏に近づいてきたと言われている。

「昨季不在だったヘッドコーチに元木大介コーチを抜擢しました。コミュニケーション能力の高さ、試合展開を読むカンのよさを認めたからです。第2期政権までの原監督は自分で決め、コーチ陣に伝えるタイプでした。今ではコーチ陣に任せて、考えさせています」(前出・関係者)

 長嶋氏の下でコーチを務めていた3年間、原監督自ら長嶋氏を訪ね、質問攻めにしていたという。長嶋氏も明確な答えは出さなかったが、自身の経験を伝え、原監督に考えさせていた。

 大型補強というと、カネのイメージもある。首位をカネで買ったとの批判も出るかもしれないが、勝ち続けることでそれを封じ込めるしかない。

“ナガシマ化”した原監督が、監督通算勝利の球団新記録を達成するのは意外と早いかもしれない。

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