そのゆるさで人気を獲得していた小湊鐵道公式ツイッター。おふざけツイートも多く、仕事納めの事務員のために作ったカレーの写真をアップしたり、自身が食べているお弁当の写真をアップしたりなど、アナウンスだけでなく、人間味あふれたツイートの数々が話題になっていた。
そんな中、11日になり小湊鉄道線の公式ツイッターは「とても急な話ですが、本日Twitter担当をクビになりました」と報告。次の担当者が決まるまでアカウントは休止になるといい、「本当に無念で皆さんに申し訳ない気持ちで一杯ですが、今後は真面目な担当が真面目な宣伝をすると思いますのでよろしくお願いいたします」とした。また、「罪状としては『好き勝手にTwitterをやるな』という事だそうです」と説明。「コロナウイスルを取り巻く状況が改善したあかつきには、現地でお会いできるのを楽しみにしております」とつづっていた。
しかし、夜になり公式ツイッターの投稿はすべて削除に。これを受け、“中の人”は11日深夜に再びツイッターを更新し、「最後の最後にもう一回だけログインして、皆さんのリプだけ読もうと思ったらゴッソリ削除されてますね」と悲しみをつづりつつ、IDとパスワードを知る社内の人に削除されたであろうことを明かした。また、「今回は担当を外され始末書書かされて処分待ちなのですが要は単純にふざけた発信はするなと怒られたというだけの話です」とおふざけツイートが怒られたと改めて明かし、「ガイドラインはおろか、決まりごとは何も無いところからいきなり担当にされフォロワー数のノルマだけ課せられ、自分なりに必死にやっては来ましたが…まぁ…こんなもんでしょう(笑)」と諦めたようにつづっていた。
この一連のツイートに、小湊鐵道公式ツイッターのファンからは、「楽しかったのに、急にクビでしかもツイート全消しはひどすぎる」「最初から上司が全部自分でやれば良いのですとしか思えない」「削除すれば無かったことに出来るという上層の判断があまりにも幼稚で公の場での振る舞いとは思えません」という同情の声が殺到。さらに、ツイッター上には「小湊鐵道中の人の不当解任に抗議します」というハッシュタグも生まれ、抗議の意味も込めてツイッターのフォローを外すツイッターユーザーまで出現している。
ゆるいツイートで人気を博していただけに、ファンからの反発はより大きなものとなってしまったようだ。
記事内の引用について
小湊鐵道の公式ツイッターより https://twitter.com/kominatorailway