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中国が日本の音響測定艦を非難「ヒツジ(平和)の皮を被った狼だ!」

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提供:週刊実話

 三井グループの重工業メーカー『三井E&S造船』が去る1月15日、岡山県の玉野艦船工場で音響測定艦『あき』の命名・進水式を行った。「あき」は2900トン型音響測定艦の3番艦だ。

「音響測定艦は“潜水艦キラー”と呼ばれ、命名は瀬戸内海の『安芸灘』から採っています。あきはエンジンを載せた船体を海面より上に出すことで、より精密な音の情報が収集できる構造になっています。これから内装の整備や運転テストなどを行い、来年3月に就役する予定です」(軍事ライター)

 同艦には米海軍の水上艦用曳航ソナー・システムなどさまざまな音響測定装置が搭載されており、潜水艦のプロペラやエンジンが出す音を発見し、追跡したり距離を測定したり、識別したりすることができる他、音を通じて海底に対する偵察が可能だ。

「中国の軍事専門家は、音響測定艦の狙いは『中国潜水艦の音紋データを収集、蓄積することにある』とした上で、『日本の音響測定艦で海底のデータを収集することで、中国の周辺海域で活動する米軍は、より有利に海底で活動することができるようになる』などと主張しています。そして米軍の音響測定艦『インペッカブル』が人畜無害な外観をしていながらも、米軍の対潜水艦戦の分野で重要な役割を果たしているように、日本の音響測定艦も中国にとって大きな脅威になる』と非難。これを捉えて中国は、『主要な任務は日本の周辺海域における傍受であり、日米同盟という軍事的協力による産物だから、音響測定艦が収集した情報は日米が共有することになるだろう』と『あき』がヒツジ(平和)の皮をかぶったオオカミ(戦争)だと断じたわけです」(同・ライター)

 中国海軍も音響測定艦『北調991』を所有している。同艦の建造は、東洋のデトロイトといわれるあのコロナの震源地、湖北省武漢市にある武昌造船廠760所で行われた。

 いつものことながら自国のやることは平和、他国のやることは平和への脅威というジコチューな論理展開には呆れる他はない。

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