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31歳列車運転士、乗務中にLINE送受信を繰り返し諭旨解雇 処分の重さが物議

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 JR貨物・静岡総合鉄道部の31歳男性運転士が、列車を運転中にスマートフォンを操作しLINEのメッセージを送受信していたとして論旨解雇されていたことが判明。その処分が物議を醸している。

 解雇された男性運転士は、去年から11月から2月にかけ、貨物列車を運転中にスマートフォンを操作し、計7回LINEの送受信を行っていた。貨物列車は、人目に触れることが一般客を載せる車両と比較すると少ないため、油断していたものと思われる。もちろん、スマートフォンに気を取られていれば、迫りくる危険などを察知することができず、事故を誘発する可能性が高まることは明らかだ。

 勤務中のスマホによるLINE送受信行為は、思わぬところから発覚。2月4日、貨物列車に同乗した指導員が、男性運転士にスマートフォンを見せるよう求めたところ、業務開始前に確認したものとは別のスマホを提出。それをキッカケに社内で調査を行った結果、運転士が貨物列車を運転中にLINEのメッセージを送受信していたことがわかったのだ。男性運転士は行為を認めており、3月4日付で論旨解雇処分に。そして、「こんなに大きくなるとは。深く反省している」と話しているという。

 貨物列車運転中にスマホでLINE送受信という事案に、「貨物列車は様々な人や企業の荷物を預かっている。旅客同様の緊張感を持たなきゃダメ」「危機管理意識が低すぎる。処分は妥当だと思う」「一歩間違えれば大事故。意識が低すぎる」などと怒りの声が上がる。

 一方で、「貨物列車は駅に止まることがなく、長距離の運転になる。ずっとスマホを見ていたわけではないし、常識の範囲内なら認めても良いのでは」「一発論旨解雇は重すぎる。減給くらいで留めるべきだ」「行為は許せないけど解雇は重すぎる気がする」と、行動への理解や処分の厳しさを指摘する声も出た。

 様々な意見が上がっているが、JR貨物・静岡総合鉄道部は男性運転士の行動が不適切で、論旨解雇に値すると判断した。本人の言うように、その代償は大きなものになってしまった。

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