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釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 兵庫県明石市・林崎漁港産マアナゴ

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提供:週刊実話

 厳寒期の貴重な海釣りターゲットであるメバルを狙って、兵庫県明石市の林崎漁港に来ております。

 前回は、何とかメバルを仕留めるまでの顛末を書きましたが、今回はその傍らで展開したもう1つの戦いについて、お話ししようかと思います。

 長くご愛読の方はご存知かと思いますが、ワタクシの釣りは実に節操がありません。今回もメバルを本命としながら、それとは別に3本の竿を用意。アオイソメを付けた仕掛けを投げ入れて放置します。狙いはアナゴです。

 混み合う釣り場や時期には、顰蹙ものの釣り方ではありますが、閑散とした厳寒期の夜の漁港では気兼ねなく竿を並べられます。そんなところも、この時期の魅力なのかもしれませんな。まあ、寒いですけど…。

 さて、前述のように堤防からのアナゴ釣りは、仕掛けを放り込んだら後は掛かるのを待つばかり。ですから、時折様子を見るだけでオッケー。そのときに運よく掛かっていればラッキー♪ という算段です。

 不真面目な釣り方にも聞こえますが、嗅覚を頼りにしてエサを探すアナゴのような魚を狙う場合は、長時間放置したほうがよい場合もしばしば。ましてや厳寒期は水温が低下して他魚の活性も低いので、ある意味、理に適っているのです。まあ、どうしても気になってついつい点検してしまうんですけど…。

 さて、明石と言えばマダイやタコの産地として有名ですが、実はアナゴの好漁場としても知られています。

 また、300グラムを超える大型は“伝助アナゴ”と呼ばれ、これをウリにしている料理店も多数。そんな本場で竿を出すのですから、憧れの“伝助”を釣って味わいたいものです。

 ということで、メバル狙いの合間に投げ込んでおいた竿の点検をしてみます。しかし、エサが取られる程度でなかなか掛かりません。ただ、1尾でも釣れれば晩の肴には十分ですし、ましてや“伝助”サイズともなれば、ハリごと飲み込んでしまうので、放置しておけば掛かるはずですが…。

★長時間放置で仕留めたり〜

「焦らずとも、そのうちに掛かるでしょう!」
 そんなヌル〜い考えで気長に構えます。幸い、メバルの好ポイントを見つけたため、しばし、そちらに熱中してしまいました。

 メバル釣りが楽しい
 ↓
 アナゴ竿を忘れる
 ↓
 放置時間が長くなる

 本命の釣りが好調になると、サブの釣りにもそれが波及して好循環が生まれることはよくあります。この日もひとしきりメバル釣りを楽しんでから、アナゴ狙いの竿を手にしたところ、何やら生体反応がありました。

 そのまま竿を煽ると適度な重量感が伝わり、巻き上げ中にも「クンクンッ!」という抵抗が続きました。すんなりと上がってきたのは、本命のマアナゴ。親指より少し太めの150グラム前後といったところでしょうか。

“伝助”には遠く及ばないものの一般的には食べ頃サイズ。均整の取れた魚体と腹回りのやや金色がかった体色は何とも旨そうです。

 結局、マアナゴはこの1尾に終わったものの、エサが取られる機会は何度もありました。

 竿の後ろに張り付いて注視していれば、もう数尾は釣れたのかもしれませんが、晩酌の肴にはこれで十分。メバル釣りも楽しめましたし、厳寒のこの時期に、それなりに夢中に楽しめてお土産ができたのですから、ヨシとしましょう。

 明石の肴で楽しむ晩酌に想いを馳せつつ途中の銭湯で冷えた身体を温め、幸せな気分で帰路に就きました。

★白焼き&冷酒で幸せを叫ぶ夜

 アナゴやウナギと言うと、「捌くのが難しそう…」、というイメージから敬遠される傾向がありますが、家庭で食べるならアジなどと同様に背開きにする感覚で捌くと簡単です。

 ワタクシもそれほど上手に捌けませんので、背から適当に開くだけでヨシとします。

 これを火にかけて白焼きにしますが、時折立つ「パチパチ!」という音、室内に漂う香ばしいニオイに食欲がそそられます。

 焼き上がりの熱々をパクリとやると、フワッとした食感、白焼きならではの香ばしさ、そして、アナゴ特有の甘味が強く感じられます。泥臭さなどはまったくありません。これに合わせる酒は…日本酒でしょうなぁ。

 取り出したるは、帰り道で購入した『沢の鶴 純米山田錦』。コクがあってやや辛口な口当たりがまたアナゴの甘味を際立たせます。嗚呼、シアワセ〜

 狙いの魚を釣り、銭湯で温まり、最後に幸せな晩酌。強いて1つ欲を言えば“伝助”が釣りたかったですなぁ…。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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