同企画はTOKIOのリーダー・城島茂が「初物を食べると寿命が75日のびる」という俗説をもとに、自身の健康と長寿を願うため、マグロの初物を手に入れるという企画。
昨年までは、本企画は大手寿司チェーン店の「すしざんまい」の協力を得たが、失敗が続いたため「すしざんまい」と競争相手であるマグロの仲卸業の社長のサポートを受けることになった。
登場した社長はテレビでのパフォーマンスを重視する「すしざんまい」とは違う職人肌の人物で、競り落としたマグロはすぐに有名な寿司屋に直接売られ、調理されるという。
そこで城島らは初物マグロを扱う高級寿司屋へ向かったのだが、この店が手に入れた初物のマグロは「お客さんの自宅に出張で握りに行くもの」で、城島の願いは受け入れられなかった。
しかし諦めきれない城島は寿司屋に向かい「どうしても初物のマグロが欲しい」と直談判。さらには「捨てる部位はないか」「そのお宅にお邪魔できないか」などと提案したが、答えは「NO」で、城島は泣く泣く今年の初物を見逃すことになった。
この城島の行動に対しネットでは番組側に非難が集まった。「高級店で駄々をこねるのはみっともない」という声のほか「企画だから仕方ないけど無料でなんでももらおうとする魂胆が嫌い」「きちんと正規のルートで買えばいいのに」という声が相次いだ。
『鉄腕DASH』で「食べ物を無料でもらう」という企画には「0円食堂」もあるが、これは「廃棄が決まった食料を分けてもらう」というコンセプトで、「初モノ奪取」とはテイストが違う。そのため、マグロを欲しがる城島の姿が情けないとし、「ただ単にいやしいだけ」と批判されることになったのだ。
2018年にTOKIOから山口達也が脱退し、『鉄腕DASH』の企画力は大幅にダウンしたとされる。山口が抜けた後、日本テレビの桝太一アナウンサーや関ジャニ∞の横山裕など後輩ジャニーズの力も借りて、同番組の視聴率は引き続き良好で、業界内の評価は高い。定番の企画は評判がいいだけに、単発企画もさらにクオリティを上げたいところだ。