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オークス(JpnI、芝2400メートル、24日)打倒ブエナ!! レッドディザイアが赤い気炎

 逆転へ準備は整った。牝馬クラシックの第2弾「第70回オークス」(JpnI、芝2400メートル、24日)。ブエナビスタの2冠達成に注目が集まるなか、桜花賞で肉薄したレッドディザイアが虎視たんたんと末脚を研ぎ澄ませている。もともと陣営がオークス向きと見込んでいたミドルディスタンスホースの血が、府中の杜で爆発するか。騎手時代、松永幹調教師がイソノルーブルで初めてGIを勝ったのがこのオークス。縁起のいい舞台で、赤い情熱はメラメラと燃え上がっている。

 ブエナビスタの圧倒的な2冠達成に注目が集まるなか、レッドディザイアを知り尽くす四位騎手は逆転へ並々ならぬ意欲を見せた。

 「普通の状態なら負けない」と大見栄を切って桜花賞を勝ったブエナの松田博調教師に対抗したわけではないだろうが、13日の1週前追い切りを終えた後、四位はこう言ってのけた。

 「桜花賞のころと変わらない。変わらないでいいんだ」。

 その1週前はほれぼれするようなフットワークだった。栗東坂路。古馬1000万のダノンシャトルと併せて、楽々と5馬身先着してみせた。800メートルから53秒3、ラスト1F12秒0と文句なしの走り。前夜の雨で馬場は力のいる状態だったが、そんなものはお構いなしだった。

 「ある程度やってくれという指示だったんだけど、本当に動きは良かった。あとは無事にいってくれれば問題ない」

 桜花賞はブエナより一歩先に動いて2分の1馬身差の2着。女王の豪脚にはかなわなかったが、ギリギリまで追い詰めた内容に、四位は逆転への手応えをはっきりつかんだ。成長も上積みもいらない。東京の2400メートルなら十分負かせると確信したのだ。

 「レース間隔もあいていたし、キャリア3戦目であそこまでやれるんだから。ブエナは強いけど逆転の余地はある。何より瞬発力が半端じゃない。坂路であれだけ動ける馬はいないからね」

 もともと陣営はオークス向きと見込んで日程を組んできた。2月のエルフィンSから、あえてぶっつけで桜花賞に挑んだのも、使い込むと良くなかった母グレイトサンライズの短所を留意したもの。すべてはオークスがピークになるように…そして勝ちにいくためだ。

 トレーナーとして4年目。絶好のチャンスを迎えた松永幹調教師も「オークスの舞台でこの状態なら楽しみ」と采配に自信を深めている。思えば1991年、24歳の松永幹騎手が初めてGIを制したのがイソノルーブルのオークスだった。あのときも圧倒的1番人気の桜花賞馬シスタートウショウを負かした。あれから18年、調教師として初のGIもオークスとなるのか。因縁と夢を背負って、ディザイアが府中の杜に立つ。

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