「アキバでは専門の店も出ていますが、日本橋でもメイドリフレ店などのオプションの中に“お散歩”というのがある。30分5000円ほどで界隈を2人で散歩するのですが、出先で個室に入り売春の温床となっていた。今はこれが、本当に“お散歩”だけというパターンになりつつある。女の子も安心し、このアルバイトに殺到しているようなのです」(風俗ライター)
しかし、半ば風俗化した店に来る客が“お散歩”だけで満足するとは思えない。やはりそれには、先があったのだ。ミナミの風俗店関係者が語る。
「今の“お散歩”は、女の子が言葉巧みにミナミや阿倍野に誘導し、そこからガールズバーや出張系の風俗店にリレーして、紹介料をもらっている。つまり案内所みたいな役です。女の子を出している店の方も、それやったら風営法でやられるリスクが少ないしね」
また日本橋では、“お散歩”する女の子もしかり、まだ残るリフレ店で働く女の子にも変化が起きているという。
「最近は摘発等が厳しいせいか、東京から流れてくる子も増えている。今までは夏休みや冬休みを利用してバイトする子がほとんどでしたが、そのまま居ついてしまう子も多いようです。見慣れない顔の子が怪しい大阪弁を使ってオッサンと歩いているから、すぐわかります(笑)」(客引き)
そんな彼女たちのターゲットになるのは、「カネ回りの良さそうなサラリーマン」。その一方で最近は、寂しい思いをしている学生やオタクなど、本来のリフレやメイドファンのために個室で日頃の悩みを聞いてくれる“メイドカウンセリング”なる店も現れたという。
“聖地”のせめぎ合いは続きそうだ。