(第3話ストーリー)
報酬を顧みず、国選弁護人を引き受ける弁護士・佐原卓吉(田村正和)は、感情を表には出さないが、正義感の強い熱血漢。かつて依頼人に妻を殺された過去をもつ。ある日マンションの一室が爆発し、単身赴任中のサラリーマン古川達郎(林泰文)の遺体が発見される。被告人として若い男・岡本泰之(和田正人D-BOYS最年長)が逮捕され、佐原が弁護を担当する事になるが、事件の時刻に岡本に会ったと証言する女・吉崎文香(原沙知絵)が現れ…。
結局は2重3重にかばい合って、犯人は○○でした。というようなよくある法廷ドラマ。田村さんだけに米ドラマ「ザ・プラクティス」みたいなスゴイのを期待しちゃったけど、火曜サスペンスと大して変わらないつくりでがっかりしたわ。それにしてもナレーションの 遠藤憲一が何から何まで説明してくれて分かりやすかったけど、「渡る世間」じゃないんだから、自分で推理する暇が無かったわ。チャッピー、エンケンの声聞くとNHK朝ドラ「てっぱん」とか、「医龍」の銀髪医師とか、湯けむりスナイパーとかいろいろ思い出しちゃうのよね。
たとえ被告が罪を認めても真実でなければ絶対に許さない佐原弁護士。感情は抑え気味だけど、正義に対して熱い思いを秘めている、こんな立派な弁護士さん、どこかにきっといるんでしょう。かつてのイケメンぶりを封印して、年月を経たブランデーのように枯れた演技が光る田村サマ。最近の出演作ってドラマ『そうか、もう君はいないのか』とか、『忠臣蔵』とか暗いのばっかり。明るいのは仲間さんとやってる「麦とホップ」のCMぐらい? もうニューヨークで恋したり、いきなり押しかけてきた3人娘の父親になったり、鼻に手を当ててコミカルに推理する刑事とかやってくれないのかしら。ファンとしては、とってもさみしいわ。(チャッピー)