歌舞伎の演目としてもなじみ深い、人間の再生を描いた伝説「小栗判官」をモチーフにした作品で、草刈はヒロインのテルテ姫役で出演。映画出演は父で俳優の草刈正雄と共演した「0093女王陛下の草刈正雄」に続き2作目で、ヒロインに抜擢された。
テルテ姫は主人公のオグリに思いを寄せ、無償の愛を注ぐというピュアな存在。「テルテは一途な女の子。そこは自分と似ていて演じやすかった」と、16歳の透明感あふれる笑顔で撮影を振り返った。
今年から雑誌「Seventeen」の専属モデルを務めるなど、活躍の場を広げている草刈。最近では明石家さんまの娘のIMALUや、石橋貴明の娘の穂のから勢いのある2世タレントが話題だが、豊田監督が「汚れていない感じだった」とヒロインに決めた理由を挙げているように、透き通る独特な存在感が魅力の草刈。女優としての今後にも期待される。