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『半沢直樹』で原作使用料が爆騰 テレビ各局がこぞって狙う池井戸潤ドラマ

 テレビ界で熾烈な争奪戦が繰り広げられているのが、人気作家、池井戸潤氏が執筆した数々の小説だ。昨年、放映されたドラマ『半沢直樹』(TBS)の原作者として注目されて以来、ドラマ界では高視聴率が約束されるお宝コンテンツとして囲い込みが始まったのだ。
 「池井戸先生の原作は、映画やドラマなどでかなりの本数が映像化されているんです。既に映像化に承諾した小説もあり、残っているのは『金融探偵』(徳間書店)、『かばん屋の相続』(文芸春秋)、『ようこそ、わが家へ』(小学館)など数作だけという厳しい現状。まさに早い者勝ちのような雰囲気ですよ」(事情通)

 当然、気になるのは原作使用料だ。ドラマ化の場合、上限は約1000万円だと言われてきた。新人作家などは100万円以下。通常は200〜400万円が妥当な金額だという。
 「ちなみに昨年、大ヒットした『半沢直樹』の使用料は、意外にもたったの約200万円〜で落ち着いたそうです。『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』の2作品をブレンドし、ドラマでいいとこ取りをした形だからです」(関係者)

 ところが、この4月に放映される2本のドラマ原作使用料は訳が違う。まず、TBSは『半沢直樹』のスタッフを再結集し、唐沢寿明を主演にドラマ化する小説『ルーズヴェルト・ゲーム』の場合。
 「大台の1000万円以上になったともっぱらの評判です。当然、詳しい額は明らかにされていませんが、制作費は一本あたりギャラ込みで6000万円超えになるのでは」(制作関係者)

 そしてもうひとつが、日テレが仕掛ける杏主演のドラマ『花咲舞が黙っていない』。池井戸作品の中で唯一の女性主人公とあって、池井戸ファンの間でもイチ押しの作品だという。
 「こちらは約700万円で落ち着いたという話です。『不祥事』『銀行総務特命』(講談社)を原作にした作品であると同時に、プロデューサーが昨年の『半沢直樹』を見てすぐに接触したことでこの額に落ち着いたとのこと。今だったら軽く1000万円は超えるでしょう。それでも、ケチで知られる日テレがこの『花咲舞が黙っていない』だけは一本あたり約4000万円も掛けて制作する。意気込みが伝わってきますよ」(業界事情通)

 池井戸氏の元には原作料の他にも、DVDやブルーレイ化された場合、印税が振り込まれる。
 「局との個別契約ですが、販売額の最低でも1%以上、多くて3%を上限に、販売枚数から弾き出された額が入ってくる」(関係者)

 今後も池井戸氏を巡る各局のせめぎ合いと原作のお宝化は続きそうだ。

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