和田は70年に初出場し、78年まで9年連続出場。86年に返り咲いてからは紅組のトリを7回務める常連となり、98年には大トリを務め、さらには紅組司会を3度務めるなど紅白の“顔”として存在感を見せつけていた。
和田は今年、女性歌手歴代単独1位となる連続出場31回の快挙がかかっており、NHKは慎重に選考を進めたという。しかし、23日に入り、色濃くなった世代交代の流れを支持する局内の声が強まり、出場見送りを決定。所属事務所に通達し落選が決まったというのだ。
「昨年までの和田といえば、『笑って許して』、『古い日記』、『あの鐘を鳴らすのはあなた』など往年のヒット曲をローテーションで歌っていた。そのため、NHK内部では『同じ歌ばかり歌うのもいかがなものか』という声が。そのため、今年7月に和田は新曲『All Right!!!』を発売し同曲の歌唱に向けてかなり意気込んでいたが、同曲はまったく売れなかった」(音楽関係者)
和田が落選する可能性はすでに一部で報じられていた。しかし、和田サイドは、同じ事務所の鈴木亮平が再来年の大河ドラマ「西郷どん」の主演に決まったことなどから、なんとかねじ込もうとしていたというが、結局、事務所サイドの意向はNHKに反映されなかったようだ。
「今年の朝ドラ『とと姉ちゃん』に主演したのは和田の事務所の後輩の高畑充希。高畑は“夏の紅白”とも言われる『思い出のメロディー』の司会を務め、一時期、紅白本番でも司会の有力候補と言われたが、本人が来年1月に主演舞台を控えていることもあって早々と司会を辞退。高畑が司会ならば、和田はバーターで押し込めたはずだが…」(芸能記者)
和田の落選コメントが注目される。