◎ドモナラズ
○オースミスパーク
▲オペラブラーボ
△アドマイヤオーラ
△タガノサイクロン
この時期のオープン特別らしく、なんとなくゆるキャラ系の愛すべきメンバー構成になりそうだと内心楽しみにしていたのに、アドマイヤオーラの参戦で一気に様相が変わった。15か月ぶりのG2を好走した元クラシック候補だけに、“勝ちにきた”と考えるのが妥当だろう。ただ、そんなにうまく事が運ぶものだろうか。調教技術の進歩により、いわゆる2走ボケは減ってきているものの不可思議な敗戦が多いのも長期休明け。疑ってかかるのも一考。遊びで、ドモナラズから流してみたい。オープン昇級後、4戦全てが2桁着順…強調材料は皆無だが、これまでも大敗続きの中、突然の激走を見せてきた「どうにもならない腕白者」。いつ走るかわからない。だから買ってみる。
【馬連】流し (11)軸 (3)(6)(7)(8)
【3連単】2頭軸マルチ (6)(11)軸 (3)(7)(8)
◆宝塚記念 G1(阪神10R)
◎アーネストリー
○ドリームジャーニー
▲ロジユニヴァース
△ジャガーメイル
△ブエナビスタ
女傑が一太刀で牡馬たちを斬り捨てるシーンも悪くないが、ブエナ、ブエナの報道には些か食傷気味…個人的には新しいスターホースの誕生を望む。期待は、アーネストリー。前走の金鯱賞は、番手でキッチリ折り合い、逃げ込みをはかる前の馬を楽に捉えての完勝。ゴール前、手綱を緩める余裕すらあった。昨年暮れの中日新聞杯に続いて中距離の重賞を連勝し、いよいよ本格化の兆しだ。初めてのG1挑戦となり、これまでとは格の違う相手とのレース。しかも定量戦…分が悪いのは百も承知だが、前記、重賞連勝の内容に光るものが感じられる。G1の壁を越えてくれそうな伸びしろに期待する。“期待”だけでは説得力に乏しいので、後押しする材料を補足しておく。昔からではあるが、金鯱→宝塚のローテは好相性。今回のアーネストリーのような“格下”“チャレンジャー”的な馬たちのケースだけを抽出してみても好走例は幾つもある。2000年のメイショウドトウ(2着)、一昨年のエイシンデピュティ(優勝)、そして昨年のサクラメガワンダー(2着)。連続連対中のここ2年の好成績からベストローテと言っても過言ではなくデータ的にもチャンスは十分。また、先行馬が好成績を残している点も心強い。馬券の相手だが、定量のG1で穴→穴の決着は考え難いので逆らわずに人気サイドへ。牡馬上位の見地から予想したが、敬意を払ってブエナまで流しておきたい。
【馬連】流し (2)軸 (8)(9)(10)(18)
【3連単】2頭軸マルチ (2)(18)軸 (8)(9)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。