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WWEサバイバーシリーズでロウとスマックダウンが全面対決!中邑はロリンズと対戦!

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©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは、日本時間13日にミズーリ州カンザスシティのスプリントセンターで主力ブランドのロウを開催。同14日にはミズーリ州セントルイスのエンタープライズセンターで主力ブランドのスマックダウンを開いた。

 WWEのスーパースターはロウとスマックダウンに振り分けられている。普段は各ブランド内で抗争やストーリーを展開するものだが、日本時間19日に開催されるPPV『サバイバー・シリーズ』ではロウとスマックダウンのスーパースターが全面対決をすることが決定している。両ブランドの意地をかけた闘いに注目が集まっている。

 まず、先手を打ったのはスマックダウンのディーバ(女子スーパースター)だ。ロウのエンディングでバックステージに、スマックダウン女子王者のベッキー・リンチが登場。ロンダ・ラウジーにディスアーマーを決めて襲撃した。

 さらにアレクサ、ナイア・ジャックスら7人がいるリングにベッキーが1人で登場して挑発すると、背後からアスカ、シャーロット・フレアー、ナオミら女子スマックダウン軍が強襲。不意打ちを食らったロウ女子メンバーが劣勢になるとロンダも救出に現れるが、左腕を負傷したロンダは流血しながら闘うベッキーのパイプ椅子攻撃に撃沈。女子スマックダウン軍がロウ女子メンバーを一掃してリングを占拠すると、チームが一枚岩であることを見せ付けた。

 しかし、この乱闘劇でベッキーがナイアの反撃により、顔面の骨折と脳震盪を起こしていたことが翌日のスマックダウンで判明。『サバイバー・シリーズ』を欠場することになったベッキーは、シャーロットを代役に指名。ロンダ対シャーロットの夢の対決が思わぬ形で実現することとなった。

 “ナカメリカ”ことUS王者の中邑真輔は、インターコンチネンタル王者セス・ロリンズとのドリームマッチが組まれている。ロウでロリンズは「シンスケと俺は今まで世界のどこでもやったことがない初めての対戦だ。でもナカムラのことを今は考えられないんだ」と複雑な表情。ディーン・アンブローズの裏切りにより、シールドが解散危機に陥っている事態を嘆いた。

 その映像をスマートフォンで確認していた中邑は、バックステージでのインタビューに応えると、「昨日のロウでセスは俺のことを考えられないと言っていた。俺はセスことばかり考えているのに傷ついたよ。サバイバー・シリーズではセスの顔の骨を折ってやる」と破壊を予告。ドリームマッチは凄惨なニオイが漂ってきた。

 その他、男女ともに5対5のイリミネーションマッチの開催が決まっているが、チームロウにはまだ不協和音がある。男女ともに結束力があるのはチームスマックダウンの方かもしれない。また『サバイバー・シリーズ』のメインで行われるはずだったユニバーサル王者のブロック・レスナー対WWE王者のAJスタイルズによる元IWGPヘビー級外国人王者対決は、スマックダウンでダニエル・ブライアンが急所攻撃から続けてニープラスで弱ったAJスタイルズに追撃して3カウントを奪い、WWE王座を奪取。ブライアンは試合後、AJの顔を踏みつけるなどヒール転向を印象づけた。この結果、レスナーの相手はブライアンに変更となっている。

 日本で例えるなら団体対抗戦のような様相を見せてきた今年の『サバイバー・シリーズ』。インパクトを残すのはロウか?スマックダウンか?そして両ブランドの選手が闘うことで何が生まれるのか?興味深く見守りたい。

文 / どら増田
写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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