清川は今回女優やミュージシャンを題材に同個展を開催。輝きを放つ女性を対象に、ポートレートに刺繍を散りばめた写真を多数展示している。そのモデルの一人となった桐谷について、清川は「このスタイルの良さ。どう生かせばいいかなって」と作品を作る上で迷ったというが、「美しい容姿や大胆さの内側にきちんと繊細さもある」と桐谷の内面に着眼して作品を制作。
これに桐谷は「表には出ない内面の部分を読み取って採集してもらいました。キラキラして本当に綺麗です」と満足げ。実際に刺繍をしているところを見に行ったとも話し、「こんなに細かな作業をして作っているんだって驚きました」としみじみ。「たった1回お会いしただけ。なのに内側まで見透かされている。作品を見て新鮮な感じがしました。自分はそんな感じなんだってドキッとさせられました」と感想を述べていた。
(取材・文:名鹿祥史)