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前作は酷評の嵐? 4年ぶりの新作映画で“リベンジ”を果たした三谷幸喜監督

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三谷幸喜監督

 俳優の中井貴一、ディーン・フジオカが18日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画「記憶にございません!」(三谷幸喜監督、公開中)の大ヒット記念舞台あいさつを行ったことを各スポーツ紙が報じた。

 記憶喪失になった総理大臣(中井)が巻き起こす騒動を描いたオリジナルコメディー。各紙によると、13日に公開されてから6日間で動員80万人、興行収入10億円を突破するヒット作となったという。

 「今作にかける三谷監督の意気込みはハンパじゃなかった。自ら積極的にプロモーション活動をし、公開前日には“フジテレビジャック”で終日出ずっぱり。フジは今年、出資した映画が当たりまくっているので、何とか今作も当てたいと後押しし、公開週から2週にわたって過去の三谷監督作品をテレビで放送した」(芸能記者)

 もともと、人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」シリーズ(フジテレビ系)で一躍その名を世に知らしめた三谷監督。97年公開の「ラヂオの時間」で初の映画監督を務め、以後、06年に公開され興行収入60億円を突破した「THE 有頂天ホテル」など7作の監督作品を世に送り出したが、今作のヒットで見事に“リベンジ”を果たせたというのだ。

 「15年公開の『ギャラクシー街道』は当時、SMAPのメンバーだった香取慎吾を主演に起用。綾瀬はるか、小栗旬ら主役級のキャストが脇を固め、三谷監督初のSF作品ということで注目を集めたものの、ネット上では酷評の嵐。興行収入も13億円ほどにとどまっていた。三谷監督はオリジナル作品しか撮らないので、今作は渾身のデキだったのでは」(映画業界関係者)

 すっかり息を吹き返した三谷監督だが、さらに奇想天外な次回作に期待したい。

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