◎ミッキーユニバース
昨年の勝ち馬がイスラボニータだったように、これまでも多くのクラシックウイナーを輩出してきた出世レース。グレードが付かないとはいえ、重賞に格上げの今年も素質馬が集まり要注目。
初戦が着差以上の大楽勝だったサトノフラムが人気を集めそうだが、開幕週の馬場を考慮して、馬券の軸は逃げるであろうミッキーユニバース。前走・札幌2歳Sは、スタートから押してハナを主張したこともあり、走りに力みが生まれ思うように息が入らなかった。直線で差し馬が殺到するような展開でも勝ち馬から0.7秒差7着なら内容的には悪くない。調教で見せる動きの良さや初戦の勝ちっぷりから素質は確か。前が止まらない馬場での単騎逃げなら後続を完封する能力は秘めている。前走とは違う結果を期待する。
大物感漂うサトノフラムとの1点勝負でよさそうだが、未勝利勝ちが好時計だったクラリティスカイも割って入る可能性がある。終い2Fを11秒台半ばのラップで他馬を置き去りにした末脚は脅威。流れが向くようなら怖い存在だ。
ピックアップは上記3頭。以下、当日の気配を見てから考えたいのが、デビュー戦で若さ丸出しながらも結果を残したネオルミエールと、小倉で勝ち上がったグァンチャーレ。
馬連 流し
(2)-(6)(12)
3連複 軸2頭流し
(2)(12)-(6)(10)(11)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。