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【放送事故伝説】トップアイドルが暴行される一部始終を、カメラが押さえていた

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松田聖子

 今回の事件は、厳密に言うと「放送事故」ではないが、テレビ局のカメラが混乱の現場を一部始終押さえていた意味で、放送事故として扱いたい。

 1983年、当時大人気だったアイドル歌手・松田聖子がコンサート最中に鉄の棒を持ったファンに殴りかかられ、その様子を日本テレビのカメラがバッチリ押さえていた、という事件があった。

 1983年3月28日18時30分、この日、松田聖子は沖縄県で「松田聖子スプリングコンサート」と題したイベントを行っていた。このコンサートは地元テレビ局も協力しており、20時からは日本テレビ系の音楽番組『ザ・トップテン』で全国中継される予定だった。

 しかし、コンサートも佳境となった19時40分頃、松田聖子が自身のヒット曲『渚のバルコニー』を歌っている最中、ステージにスチール製の棒(金属バットという話もあるがスチール製の棒が正しい)を持った男が乱入。松田聖子の頭を殴ったのだ。

 暴漢がステージに乱入した時、客席からは小さな悲鳴があがり、その声はいつもの歓声とは違うため、松田聖子はちらっと悲鳴のする先に目を向けた。その際に、松田聖子は恐ろしい形相をした男の存在に気づいたのか、「あっ!」という声を出した。松田聖子はその場から逃げようとしたが、男は彼女の腕を掴み、握っていた棒を頭に振りかざし3発、4発と殴りかかった。

 現場にいたスタッフは、全員で暴漢を静止しようと大勢ステージに上がり、客席は騒然。「ギャー!!」という黄色い悲鳴に包まれた。

 男はすぐに取り押さえられたが、当日会場に入っていた6千人の観客が騒ぎ出し、大パニックになって収まらなかったためコンサートは中止された。

 松田聖子は頭などに軽い怪我を負ったが、かすり傷程度で命に別状はなかった。犯人の男は松田聖子の熱狂的ファンの19歳で、松田聖子を襲った理由について、「彼女を殴って自分も有名になりたかった」と語っていた。

 この松田聖子を襲った瞬間の映像は、『ザ・トップテン』の中継のために訪れていた日本テレビのカメラに一部始終収録されており、翌日の新聞には松田聖子が男に殴られる瞬間の衝撃的なスチール写真が掲載されたほか、日本テレビ系のワイドショーで放送され、殴られるシーンのほか、コンサートの責任者が、警備員に対し「警備員なにしてんだオラ!」と檄を飛ばす声のほか、混乱する観客に「みんな座んなさい!」と指示する声が全国で放送されている。

 現在、この映像は日本テレビ内には存在するものの、内容が内容だけに、松田聖子が振り返ることも再放送される機会はなく、知る人ぞ知る貴重映像となっている。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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