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視聴率低迷の『ストロベリーナイト』、重要ポイントが抜け落ち「置いてけぼり」視聴者は不満爆発?

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二階堂ふみ

 木曜ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第10話が13日に放送され、平均視聴率が6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。第9話と同じ視聴率を記録した。

 第10話では、池袋で暴力団組長が殺された事件を軸とするストーリー。姫川玲子(二階堂ふみ)が生活安全課の江田(久保田創)とともに組織関係者以外への聞き込みを始めるが、街のチンピラや半グレたちは事件について口を閉ざし、姫川は違和感を覚える。そんな中、容疑者として“ブルーマーダー”と呼ばれる人物が浮上し――という展開が描かれた。

 しかし、この日の展開に視聴者からは不満の声が聞かれたのだという。

 「実は10話冒頭で、菊田(亀梨和也)が結婚したことが判明。姫川班解体から少なくとも1年後が描かれていますが、意外なスピード婚となりました。竹内結子主演の前作『ストロベリーナイト』では描かれませんでしたが、実は菊田が結婚するというのは原作通りの展開。原作を知らない視聴者からは『結婚したの!?ガッカリ』『急に結婚はさすがに視聴者置いてけぼり』という非難の声が聞かれたものの、逆に原作ファンからは『ここは原作通りなんだ』『結婚するのかなと思ってたけどまさか本当にするとは…』という驚きの声が寄せられました」(ドラマライター)

 原作ファンが驚いたのにはある理由があるという。

 「原作や、前作の『ストロベリーナイト』では姫川と菊田のつかず離れずの微妙な関係性が描かれ、物語をより盛り上げるポイントとなっていたのですが、『サーガ』では菊田が姫川班に配属されわずか半年で解体ということもあり、菊田が姫川にひかれるシーンはほぼ描かれず。今話では係長・今泉(山口馬木也)が菊田に『俺は、てっきりお前と姫川が(結ばれる)って思ってたんだけどな』と言うシーンがありましたが、ただの上司と部下以上の関係が描かれなかった『サーガ』の視聴者にはいまいちピンとこなかったよう。『菊田の想いがちゃんと描かれなかったからああ、おめでとうとしか思えない』『係長にこんなこと言わせるくらいだったら2人の関係性をもっと書けばいいのに』という不満が噴出していまいました」(同)

 刑事モノに恋愛要素は嫌がられがちではあるものの、本作にとっては重要な意味を持つ2人の関係。来週はいよいよ最終回を迎えるが、ここから前作を超える展開は起こり得るのだろうか――。

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