本作は、同名韓国ドラマのリメイク作品である。主人公の結城大地(三浦)が殺人の罪を着させられ、白血病を患う娘・青柳はな(稲垣来泉)を救うべく逃走を図るストーリーだ。
※以下、ネタバレを含む。
前回の第6話で、結城が入手したデジカメの中に、月島楓(芳根京子)の良き理解者である国会議員、久我早穂子(黒木瞳)が、黒幕の柴崎要(高嶋政伸)と密談する姿が映っており、2人がグルであることが判明していた。
第7話では、柴崎に雇われた殺し屋・灰谷(磯村勇斗)が結城と楓の前に現れ、デジカメを奪うという展開に。しかし、その後、結城は警部補の有馬海忠(三浦貴大)に自分が出頭するという情報を流させて、灰谷をおびき出し、逮捕に成功する。
本編中では、謎多き殺し屋、灰谷に注目する声が集まっている。「灰谷、柴崎のこと睨んでたな…柴崎のこと裏切るつもりかな?」「灰谷のアクションシーン、ほれぼれするほどカッコいい」「灰谷が捕まっちゃったか。尋問で何を答えるのか気になる」という声が挙がっている。
一方で、灰谷役の磯村が、以前出演していたドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で、わがままでクセの強いゲイ、井上航(通称ジルベール)を演じていたことから、灰谷をジルベールと重ねて見てしまう視聴者も多いようだ。
一部の視聴者はネットで「髪の毛のボサっと感とか、ちょっと不健康そうな顔色がやっぱりジルベールに見える(笑)」「恨めしそうに睨んでいる目がそのまんまジルベールだわ。ちょっとした表情にもジルベール感出ちゃうんだよな」「ジルベールはツンデレでめんどくさい奴だけど、灰谷もデジカメ奪ったり、殺そうとしたり、おんなじぐらいめんどくさいな〜。実は結城にかまってほしいだけだったりして…」との声をあげている。
「ジルベールと灰谷を結び付けてしまう人が多いのは、それだけ『きのう何食べた?』の人気が高く、ジルベールのインパクトが強烈に残っていたことが理由でしょう。ジルベールといえば、わがままで小悪魔的なキャラクターとして、ファンからは人気が高いキャラクターです。無造作な髪型と、ダサいファッションがトレードマークで、毒のある発言で主人公たちを困らせるという、クセの強いキャラクターでした」(ドラマライター)
「一方、灰谷は謎多きクールな殺し屋。ジルベールとは正反対のキャラクターですが、無造作な髪型や、ふとした表情に“ジルベール感”があるといい、灰谷の周りを困らせるという役どころにも、ジルベールとのつながりを感じてしまう人も多いようです。ジルベールは作中で核心をついた発言をするなど、物語のキーパーソン的存在ですが、その点も灰谷と共通しています。視聴者からは、『デジカメ奪った後、柴崎のデスクを見てたから、もしかしてデータをどこかに移したんじゃ?』『柴崎を裏切りそうな気がする』という声が集まり、同ドラマの公式twitterにも『逆襲に参加してほしい』などのコメントが寄せられています。今後、物語の中で重要なカギを握る存在であることは間違いないでしょう」(同)
予告編では灰谷が街中を歩く姿が映っており、視聴者からは「釈放されたの?どうして?何があったの?」混乱する声も。謎は深まるばかりである。果たして、灰谷の目的とは、いったい何なのだろうか。今後の展開に注目したい。