『ザ・タウン』の現在の興行収入は、公開1週間でアメリカ国内において4870万ドル(約42.4億円)を売り上げて、すでに3700万ドル(約31.5憶円)の製作費は取り戻していることで、ベンの内心もホッとしているに違いない。
また、この映画で俳優兼監督のベンは、泥棒のダグ・マクレイを演じているが、これまでなかなか演じるチャンスがなかった役柄だったために、とても楽しんだと語った。
「正直その役だけはやりたかったんだ」「これまで演じる機会のなかったタイプの役だからさ。彼はあまり善悪の判断が出来ず、正しいことをするタイプとは程遠いけど、シャイな性格があまり歓迎されない地域社会に変化を起こそうと奮闘するんだ」
また、ベンは1990年代半ばにボストンで起こった連続銀行強盗事件からインスパイアされた今作品を監督することについて、問題は何もなかったと話している。
彼は、アイリッシュ・インディペンデント紙に「僕にとって、本当の監督作業が行なわれているのは編集室の中だよ。じゅうぶんに撮影して、その後に全てを一つにまとめるのさ」「それに、この映画出演者たちの演技だとその作業も難しくないんだ。憎いことに、僕が出来るだけ上手く編集しようとしても、やれることはほとんどないね!」
ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナーらが共演する『ザ・タウン』は、9月から10月にかけて全世界で公開される。日本では、10月の東京国際映画祭で上映決定。