漫才日本一決定戦『M-1グランプリ 2008』で敗者復活戦から本戦出場をはたして、覇者のNON STYLEを超える売れっ子漫才師になったオードリー。人気座談会番組では、若林の希望である芥川小説家の平野啓一郎、芸人兼ミュージシャンのマキタスポーツに、本音をぶつけた。29歳までの9年間、テレビに出たことがなかった、相方の春日俊彰以外に友だちがいなかったことなどを話すと、マキタも、「10代のころは人と世間を呪っていた」と呼応。やがて、年収の話題になった。すると、若林は、「2008年の暮れがM-1で、2009年の夏に銀行の残高見て、びっくりして、ファミマのATMで両ひざ付いたことがあります。こんなもらっていいの? って」と、高額所得者になった瞬間を明かした。ちなみに、祝いとばかりに一番最初にしたことは、「すぐ、ソフトクリーム食べました」だった。
●第2位「乱入しないでくれを俺のフィルターに通すと、乱入しろ」(江頭2:50/テレビ東京系列『現状打破TV』3月16日)
テレビ業界の鬼才・テリー伊藤が総合演出を務めた、崖っぷちタレントを集めて現状打破させる単発番組。トップバッターは昨年、事務所騒動で騒がせ、紅白落選の憂き目に遭った小林幸子の現状打破ライブだ。熱唱後、客席から乱入したのは、事前に綿密な打ち合わせをした江頭2:50。開始前、テリーから、「幸ちゃんの大事なライブだから、乱入しないでくれ」と何度も忠告されると、江頭は、「乱入しないでくれを俺のフィルターに通すと、乱入しろ」と、らしいアンサー。結局、幸子が歌い終わったあと、お約束どおりにステージに上がり、黒パンツから花を一輪取り出して、「愛してます」と告白。続いて、取り出した宣材写真にキスして、丸めて食べた。デビュー50周年の小林にとって、いい船出になった…か!?
●第3位「サラサラしょんべん出ますね」(チュートリアル・徳井義実/日本テレビ系列『しゃべくり007 春の男祭り2時間スペシャル』3月18日)
くりぃむしちゅー、ネプチューン、チュートリアルによるトーク番組のSPは、IKKO、国分太一(TOKIO)に、まさかの長渕剛がゲスト。レギュラーMCが長渕に悩みを相談したり、長渕のハードトレーニングにMC陣が挑戦したりと、めったにテレビに出ないスターの魅力をあますことなく伝えた。そして、ミスをしたライブスタッフに、「落ち込め、もっと。以上!」と怒号を飛ばすDVDのワンシーンが流されると、くりぃむ・上田晋也は、「この現場にいたら、俺だったら失禁するね」とコメント。こわばった表情のチュート・徳井も、「サラサラしょんべん出ますね」と続け、長渕の最恐さに怯えた。(伊藤由華)