昨年の『バイプレイヤーズ』は、文字通り名脇役として売れっ子の大杉漣、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進の6人が実名で主演するという、民放キー局にはないユニークで斬新なドラマとして、業界関係者の間でも話題となった。
「“業界視聴率30%超え”とまで言われ、『東京ドラマアウォード2017』の連続ドラマ部門優秀賞も受賞。そのためテレ東は続編を検討、前回同様6人のスケジュール調整は難航したのですが、寺島を除く5人は大丈夫だったんです。しかし、寺島だけが“前回でやり尽くした”と、乗り気ではなかった。以前、続編について聞かれた寺島は“やっぱり(『バイプレイヤーズ』でゲスト出演した)役所広司さん主演で『七人の侍』のリメークでしょ”とも発言していましたからね」(テレ東関係者)
黒澤明監督の映画『七人の侍』は、日本でこれまで何度かリメークの話があったが実現には至っていない。
「もともと『バイプレイヤーズ』は、『七人の侍』のリメーク版を制作するというオファーから始まっている。だから寺島は固執しているんです」(映画関係者)
寺島が抜けた5人が主演の続篇は、テレ東の朝ドラのロケのはずが、無人島に漂着したという設定だ。
「他にも本田望結、吉田羊、岡田将生、小日向文世、そして役所広司といった主演クラスが登場する。高視聴率が期待されています。あとは、寺島の影響がどう出るかです」(前出・テレ東関係者)
今回も型破りのテレ東ドラマは成功するのか?