(1)タンサンドール
冬場で番組の関係もあり、2走前からダートに矛先を変えてきたが、手応えの割に伸びあぐねた前走5着を見ると、力を要す馬場は決して向いているとはいえない。その点で今回は前日の降雨(雪?)で脚にフィットとした馬場で競馬を迎えることができる。同じく道悪だった前々走がタイム差なしの2着。ダ1800メートル1分54秒4の持ち時計はメンバー最速で巻き返しのチャンスだ。
《複勝》(1)に3000円
【中山8R(4歳上500万下、ダ1200メートル)】
(15)ディプロムソング
8か月の休養を挟み、(4)(2)着と着実に良化。アグレッシブな気性もプラスの意味で大人になり、前に馬を置いてもピタリと折り合いがつくようになったのは心強い。前走がまだ幾分、余裕のある体つきだっただけに、さらなる上積みも見込めそうだ。
【単勝】(15)に全額
【AJCC】
(3)ディサイファ
少々ジリっぽい印象はあるが、展開、馬場状態、コースを問わず、安定した走りを見せるのが当馬の特長。年を増すごとに地力をつけ、昨年はいずれも重賞で<2212>。掲示板を外したのは天皇賞・秋だけだった。道悪は鬼の部類で、前日の悪天候も大きな味方になる。
(9)ライズトゥフェイム
中山はメンバー最多の5勝を誇示。末脚が身上のタイプだが、巧みなコーナーワークと一瞬の切れ味が当地との相性の良さにつながっている。スローで流れた前走・中山金杯はいくら何でも位置取りが後ろすぎ。それでも上がり3F32秒6の決め手を発揮し、0秒4差と格好はつけた。鞍上・石川も同じ轍は踏まないだろう。
(11)スーパームーン
明け7歳馬も無理使いされておらず、馬体はまだ若々しい。前走・ディセンバーS(2着)は早めに動いた分、クビ差の惜敗となったが、勝ったトーセンレーヴは続く有馬記念で差のない6着。それを物差しにすると、このメンバーなら互角以上の走りが期待できる。
≪ワイド≫(3)(9)(11)のBOXへ均等に
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
【プロフィール】
元スポーツ紙記者、中央競馬担当。記者時代は北海道シリーズを得意とし、函館記念4年連続万馬券的中の偉業も。現在も厩舎関係者と親交があり、フリーとして執筆活動を行っている。