会場は着席スタイルながら80名近く満席で立ち見客が出る程。「ものまねタレントをやらせていただいてます、田口佑希です」と登場し、上京当初のエピソードや歌に対する想いをトーク。「今日、ものまねは一切封印してやります!」と意気込みを伝え、オリジナル曲「月日(げっか)〜蒼の化身〜」を熱唱。演奏プレーヤー陣も川越健二(Dr)、 寺内浩(Ba)、 柳沢二三男(Gt)、 金藤稔人(Key)と大御所揃いで会場がリッチな音空間に染まった。
その後「遠野物語 第二章〜手紙〜(あんべ 光俊)」、「最後のニュース(井上陽水)」、「サーチライト(玉置浩二)」とカバー曲を中心に全4曲全力で歌いきった。「ものまね封印」としておきながらも「名探偵コナン」「タッチ」「ワンピース」などのアニメ声ものまねをファンサービスで披露する場面もあり会場には笑い声が絶えなかった。
ライブ後、2年8か月のブランクを経てまた歌おうと思ったきっかけを問われた田口は、「色んな友人達が頑張っている姿をステージで観て、やっぱり歌いたいなという気持ちが自然と湧いてきました」とコメント。ものまね関係で知り合った、主催でありドラマーの川越健二氏に声をかけてもらい復帰を決めたという。
また、今後の目標を問われると、「やっぱり、やりたいことをやらないとストレスが溜まりますね。これからは自分のやりたかった音楽がやりたいです」と歌手活動を積極的に行っていくことを宣言。「まだ公になってるものは無いので、決まったらFacebookで告知します」と今後の予定を語る。
気になる「ものまね封印」発言だが、今後は「今回の様にライブで飛び道具的に時々かませていけたらと思います!」というから、ものまねファンとしてはライブで見ることができそうなので、ひと安心といったところか。今回の復帰で、田口の歌う機会が増えることをファンは待ち望んでいるだろう。