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深夜でも高視聴率のW杯、放映権はどう決まる?

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 6月24日深夜に放送されたワールドカップ、日本対セネガル戦が、30.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区平均)の高視聴率を記録した。試合はセネガルに先制点を許すも、日本が粘りを見せ、2-2の引き分けとなり、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 テレビ不況の現在にあって深夜帯にも関わらず、これだけの視聴率を獲得できるのは驚異といえる。スポーツ中継は人気コンテンツといえるが、放送局はどのように決まっているのだろうか。

 「今大会ではグループリーグ第1試合のコロンビア戦がNHK、第2試合のセネガル戦が日本テレビとNHKBS1、第3試合のポーランド戦はフジテレビが担当します。ワールドカップの中継は2002年の日韓大会から、NHKと民放各局が参加するジャパン・コンソーシアムがFIFAから放映権を購入し中継を行っています。中継局はその都度、協議のうえ決められています。ちなみに使用する映像は世界共通のもので、各局が独自にカメラを設置することはできません」(スポーツライター) なぜこうした制度ができたのか。そこには莫大な放映権料をめぐる問題がある。

 「現在、ワールドカップの放映権料は高騰を続けており、個別のテレビ局では対応ができない金額になっています。現在の日本における放映権料はおよそ600億円ほどと見られており、NHKが約7割、民放が残りの3割を負担しています。NHKが独占的に全試合をアプリで配信しているのはそのためなのです。ただ、多くのスポンサーをつけ、高視聴率を獲得してもテレビ局的には赤字ともいわれていますから、将来的には地上波で試合が見られなくなる可能性もあるといわれています」(前出・同)

 ワールドカップをめぐっては、別の「攻防」も存在するようだ。

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