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ラジオNIKKEI賞(GIII、福島芝1800メートル、5日) 素質は皐月賞馬と双璧 アドマイヤメジャーが初タイトル獲得へGO

 秋を目指す新興勢力が顔をそろえた「第58回ラジオNIKKEI賞」(GIII、福島芝1800メートル、5日)。1日、栗東で行われた追い切りでは、先日死亡したアグネスタキオン産駒のアドマイヤメジャーが鋭い動きを披露した。早くから期待されていた素質馬が、ここにきて2連勝。精神面で大きく成長し、本格化を思わせる。今春、皐月賞馬アンライバルドを出した友道厩舎から新スターが誕生するか、注目だ。

 「メジャー昇格」が見えてきた。期待の素質馬アドマイヤメジャーが、いよいよ本格化に近づいてきた。
 「落ち着きが出てきたのが何よりだね。やっと走ることに集中できるようになった」と友道調教師はかみ締めるようにうなずいた。
 2006年の当歳セレクトセールで4200万円の高値がついた。父は先日死亡したばかりのリーディングサイヤー・アグネスタキオン。身のこなし、雰囲気には当時から大物感が漂っていたという。

 友道厩舎からは今年、皐月賞馬アンライバルドが出たが、同期のメジャーにも同等か、それ以上の期待がかけられていたのはいうまでもない。
 ところが、今年1月のデビューから3走は(2)(5)(5)着。春のクラシック戦線には乗れなかった。「もうとにかくテンションが高くて。幼すぎてどうしようもなかった」。坂路へ調教に向かう際も、ラチに突撃するのは日常茶飯事。時には歯をぶつけても平気な顔だったというから驚きだ。
 そんなやんちゃ坊主もひと息入れた後の5月に未勝利を脱出すると続く500万戦も楽勝。「競馬に前向きになってきたというか、楽に、まじめに走れるようになった」。やみ雲に発散していた闘争心がようやく一本になった。ここ2走は勝ち時計も優秀だ。
 その後は放牧に出すプランもあったが、「使った後も落ち着きがある」ということで、3連勝、一気のGIII奪取を狙うことになった。
 「血統的にも期待していた。この後は夏休みだし、仕上げはもちろん抜かりない。秋は菊花賞を目指す」
 アンライバルドとともに、二枚看板でにらむ菊舞台。その前に、まず父タキオンの弔い合戦を勝利で飾る。

 【最終追いVTR】角馬場でじっくり体をほぐした後、CWコースで一杯に追われ、単走で6F77秒5、上がり3F38秒3→12秒9の猛時計を叩き出した。前半からハイペースで飛ばしたため、さすがにラスト1Fは息が上がったが、時計がかかる馬場で破格の時計をマーク。毛ヅヤもピカピカで絶好の仕上がり。

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