中でも関西の芸能界では、正当な批判を主張する芸能人も多い。やしきたかじんなどは比較的冷静な口調だが、政府や東京電力の管理ミスを指摘しているし、若手タレントの中でも正々堂々と批判的論説を発している者もいる。
中でもほっしゃんの男気を絶賛する声が、関西を中心に続々挙がっている。あの巨大スポンサーである東京電力や政権与党に対し、真面目に正面から気持ちがこもった批判を行っているのだ。その発言を彼のツイッターから拾ってみよう。
「『東京電力って、凄いスポンサーやから、あんまり言わない方がいいよ」って、前から、 とある人にずっと言われてるけど、ほんなら東京電力がスポンサーの番組なんかに逆にコッチから出たれへん! って言う勇気は、俺の立場からは無いから、呟くわ(笑)」
「『ただちに健康被害を及ぼすレベルでは無い』ニュースで耳にする度に虫唾が走るわ! 日本語が持つ深い奥行きと、いい意味のあいまいさを悪用した最低の言い回し。こんなアホな言い方を平気で続けてるこの国の政府は、“ただちに災害復興を主導できるレベルには無い”」
「政府の“公式な発表”とか“公式な見解”の“公式”って、別に“正解”って意味を含んでるとは思って無いから、そんなのを丸呑みして後悔せんように、“私式”の考え方で“自分式”の行動とってる人を、誰が非難できるねん」
逆に吉本新喜劇の座長で毒舌を売り物にしており、企業や政治経済に関してもはっきりした持論で斬ってきたある芸人は、原発問題に関して明確な批判を行っていない。
「ほっしゃんは、ああ見えて意外に男っぽいんですよ。相手がどんな大物でも大企業でも間違えているところははっきり批判する。ですから、後輩からも慕われているんです。その正義感のせいで売れるのが遅れたというマイナス面もあります。
長いものに巻かれて生きるか。自分の考えに従って主張するか。
あなたは、どちらの生き方を選びますか。