まず、植木氏は、会話をしながら食事をするグループと会話をしないで食事をするグループでは、後者のグループのほうがポジティブな気持ちになりやすいという研究結果を紹介。「無理に話すことは休息にならない。食事をしている時に、無理にしゃべらないで、後でお茶やコーヒーを飲んでる時に話すのが一番いい」と食事中の会話が必ずしもリラックス効果につながらないと説明した。
続けて植木氏は「食事で休息感を得られているのは、『一人のグループ』という考え方がある」と一人で食事をすることのメリットを強調した。
「飲み会とか食事会に行って、家に帰って食べ直すことってないですか?」と司会の明石家さんまらに同意を求めた植木氏。「コミュニケーションしたストレスで全然休めていない。食事会でカロリーを摂った後に、一人でご飯を食べて、リラックスを取り戻す」と、飲み会や食事が心の安静につながらないことが家で再び食事する原因であると説明した。
視聴者はインターネット上で「確かに、1人のほうが無心でいられる」「気乗りしない飲み会の後に何か食べたくなるのはそういことだったのか」「一人飯の方がリラックスできるって分かるわ」などと反応。おおむね植木氏の主張に納得していたようだ。
一人でご飯を食べている姿が見られたくないとの理由で、トイレの個室で食事する“便所飯”が一時期話題になった。友だちとワイワイ食事をしている人たちよりも、便所飯をしている人のほうがストレスは案外少ないのかもしれない。