拳銃所持で逮捕の映画監督、もう再起が難しい? ヒット書籍の映画版脚本も手掛ける

社会 2019年04月19日 22時00分

拳銃所持で逮捕の映画監督、もう再起が難しい? ヒット書籍の映画版脚本も手掛ける豊田利晃

 静岡県警三島署などは18日、自宅で拳銃を所持していたとして、映画監督の豊田利晃容疑者を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕したことを、各メディアが報じた。

 報道をまとめると、別の薬物事件の捜査で豊田容疑者の都内の自宅を家宅捜索したところ、室内から回転弾倉式拳銃1丁が発見されたそうで、同県警では入手経路などを詳しく調べているという。

 豊田容疑者は、98年の映画「ポルノスター」で初メガホンを執り、日本映画監督協会新人賞を受賞。小泉今日子主演の「空中庭園」(05年)、人気シリーズの第3弾「クローズEXPLODE」(14年)、「泣き虫しょったんの奇跡」(18年)の監督を務めたほか、「火花」(17年)の脚本を手掛けるなど、それなりの実績と知名度があった。

 もともと、将棋棋士を目指して9歳で関西奨励会に入会したが、同時期に関西奨励会員であった村山聖(九段、1998年逝去)や佐藤康光(九段、永世棋聖資格者)らの才能を見て自らの限界を悟り、17歳の時に自ら退会したという異色の経歴を持つ。

 「『泣き虫−』は自身の過去と原作を重ね、なんとしても映画化しようと資金調達に奔走したが資金は集まらず。2017年に藤井聡太七段の活躍によって起きた将棋ブームに後押しされ、8年越しで映画化が実現。公開初日に舞台あいさつでは感極まっていた」(映画ライター)

 05年には覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けたため、その後、新作映画を撮ることができなかったが、09年公開の「蘇りの血」で再起を果たしていた。

 「評判は悪くないだけに、前回の逮捕時には再起のチャンスを与えられたが、さすがに、今回の逮捕で再起するのは厳しそう。とはいえ、なぜ拳銃を所持していたかが気になるところ」(映画業界関係者)

 「泣き虫−」は、今年2月に派遣型マッサージ店の女性従業員への強制性交罪で起訴された新井浩文被告が出演した作品で、ブルーレイ、DVD版は発売延期が決まっていたが、監督の逮捕で“お蔵入り”する可能性もありそうだ。

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