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先週の新馬総括

 【福島】4日目の芝1200mは424kgの小柄な牝馬エフティマイア(父フジキセキ、母カツラドライバー=美浦・矢野進厩舎)が、5馬身差の圧勝劇を演じた。勝ち時計は1分10秒0(良)。
 蛯名騎手は「仕上がりが良かったし、気性も素直で新馬向きと期待していた。器用に立ち回れて、イメージ通りの競馬ができた」と会心の笑みを浮かべた。だが、将来性には慎重な受け答え。「距離が延びて? 気持ちが前向きすぎるので、その辺が解消されないと…。今後の課題ですね」と話していた。
 「勝つときはうまくいくものだよ」。中野隆師の戸惑いを含んだ笑顔が、3日目のダ1000mを勝ち上がったゴールデンリング(牡、父トワイニング、母ギブス=美浦・中野隆厩舎)のラッキーさを物語っていた。
 「前の2頭が飛ばしてくれたから」前崩れの展開を中団から差し切ったレースぶりに、後藤騎手も漁夫の利を否定しない。勝ち時計の1分0秒9(稍)も平凡だ。将来性について師は「配合的にはダート馬だね。距離もどこまでこなせるか」と課題は少なくない。
 【函館】4日目の芝1200mで抜群のロケットスタートから圧勝を飾ったのがアポロフェニックス(牡、父アフリート、母カトリア=美浦・柴崎厩舎)。発馬で1馬身のリードを得てすんなりとハナを奪うと、直線も後続を寄せつけず5馬身差の完勝を収めた。
 津村騎手は「ゲートは速いと聞いていたが、予想以上だったね。物見をするなど子どもっぽさもあるが、気合をつけたら気を抜かずに走った。フットワークが柔らかいし、先が楽しみ」とニッコリ。1分11秒0(良)の時計は平凡だが、発馬センスは光る。
 3日目のダ1000mは3角で先頭に立ったディアヤマト(牡、父テイエムサンデー、母メモリアルスポート=美浦・高橋裕厩舎)が、後続を寄せつけず6馬身差の圧勝を飾った。
 「追い切りでは終い甘い印象を受けたが、実戦向きだね。道中はフワフワしたが、今回のメンバーではスピードが違った」と柴山騎手。ただ、1分1秒0(良)のV時計から相手に恵まれた側面もあり、次走・ラベンダー賞(函館芝1200m 7月21日)が試金石といえそうだ。

 【阪神】2鞍組まれた新馬戦はともにクロフネ産駒が勝利。3日目のダ1200mは前評判が高かったヒシミッション(牡、母シンシンパッション=栗東・河内厩舎)が勝った。
 時計(1分14秒3=重)は平凡だったが、武豊騎手は「返し馬で何度も転びそうになったけど、走ると違った。まだ子どもだけど、距離が延びればもっと力を発揮しそう」と話していた。
 4日目の芝1400mは人気のランチボックスをマークしたユウアールシー(牝、母バレットルッセ=栗東・田中章厩舎)が外から並びかけて競り勝った。
 「馬の後ろでも平気。相手なりに走れるタイプかな」と四位騎手。1分24秒3(稍)の勝ち時計以上の強さを感じた。これからの成長を期待したい。

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