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米開幕戦“反対”で共闘できない阪神・巨人

 プロ野球セ・リーグの首位を争う巨人と阪神は、来季予定されている史上初の『アメリカ開幕戦』を巡り、どうやら複雑な関係にあるようだ。両球団のホンネは「アメリカで試合をしたくない」だが、中止を進言するためのスクラムを組めないでいるという。

 在阪球団のスカウトが「本格的な絞り込みはこれから」と前置きしつつ、その理由を語った。
 「GTともにドラ1候補は森友哉捕手(17=大阪桐蔭)のようですね。“打てる捕手”はそれだけでも稀少ですが、巨人は阿部の後継者として、阪神はエース候補・藤浪の恋女房を獲得し、向こう10年のチーム展望をかけているようです」

 伝統球団同士の“グラウンド外の一騎打ち”が、足並みが揃わない原因ということか。しかし、両球団の抱える難題は、先にも述べたように米開幕戦回避の共闘であるはず。
 「米国で開幕戦を行う構想が報じられて以来、両球団とも『営業的メリットがないのなら中止すべき』の声が出ています。つまり、巨人、阪神とも渡米する意義を感じていないわけです」(ベテラン記者)

 巨人の前身『大日本東京野球倶楽部』の創設80周年に合わせて企画されたのが、今回の構想。その名前が冠にあるため巨人(読売)が計画したように伝えられているが、実際は違う。元駐米大使でもある加藤良三コミッショナーの肝入りで進められた計画なのだ。
 「加藤コミッショナーはWBC代表監督選出でリーダーシップを発揮できず、統一球導入でも現場を混乱させるなど、やや“イタイ”ところがある。両球団とも、加藤氏のメンツをつぶさない妙案を探ってはいますが、共闘とまではいかない雰囲気なのです」(同)

 これでは他球団からの“同情”も得られない?

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