テレビ局の「乱暴なお願い」に、コミケ主催者が苦言 テレビ番組制作の厳しい事情

社会 2018年08月10日 13時00分

テレビ局の「乱暴なお願い」に、コミケ主催者が苦言 テレビ番組制作の厳しい事情画像はイメージです

 大規模な同人誌即売会である「コミックマーケット」(通称コミケ)を主催するコミックマーケット準備会が、テレビ番組の取材姿勢に苦言を呈し話題となっている。

 コミックマーケット準備会は8月8日付のツイッターで「どこの番組とは申しませんが、明日が設営日というのに、情報番組で使うコミケに関わるクイズの作成に協力してくださいと、言われましても。とってもテレビ局らしい乱暴なお願いですが、すみません、サクっとお断りしました」と書き込んだ。

 これを受け、ネット上では「やはりテレビ局はクズだな。取材協力しなくていいよ」「自分たちが偉いと思ってんのか。誰も観ていないのに……」といった声が見受けられた。

 だが、きちっと筋を通した取材を行うならば問題はないともいえる。なぜ前日になってこうした案件を依頼してくるのだろうか。

 「コミックマーケット準備会では、『情報番組』からの依頼があったと記されていますね。情報番組とは、政治経済などのハードニュースから、芸能やスポーツネタのほかグルメ、流行、エンタメなど何でも取り上げます。速報性も求められるので、とにかく準備時間が足りないのが常です。前日にこうした話がきてもおかしくはないでしょう」(テレビ制作会社ディレクター)

 だが、ツイートの内容を見る限り、ギャランティの発生しない「対価のない協力」であるようにも見える。こうした傲慢な姿勢は直らないのだろうか。

 「以前、ある弁護士が『アッコにおまかせ!』(TBS系)のスタッフから、問い合わせの電話がしつこくかかってくると苦言をブログで表明していましたが、ほとんどの案件に関しては無料での協力をお願いしているのが実情ですね。名目としては、テレビに映るので宣伝になるといったものですが、視聴率が下がり続けている現在、この言葉も通じなくなりつつあるのが現状です」(前出・同)

 さらに、今回のように強引な姿勢を「ネットで告発」されるケースもある。これ以上評判を落とさないために、テレビ局の側も、これまでの番組制作の流れを見直すときが来たのかもしれない。

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