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辰巳琢郎への出馬要請は本当に急だった? 通常の場合は

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辰巳琢郎

 4月7日投開票の大阪府知事、大阪市長ダブル選挙において、自民党が俳優の辰巳琢郎に出馬を打診し話題となった。

 辰巳は地元の大阪市出身で、京都大学卒業のインテリである。抜群の知名度に加え政治的なイメージもそれほどないため、自民党ばかりではなく野党系の共闘候補としても申し分ない。辰巳出馬の記事は10日の日中に出回り始めるも、同日夜に家族会議の末、打診の辞退を公表していた。断る理由として「あまりにも急だった」とも述べている。芸能人など著名候補への出馬打診は、どのタイミングで行われるのだろうか。

 「著名人の出馬報道が本格的に報じられるのは選挙の1か月ほど前からですが、選挙への立候補にはポスター印刷や、周囲への根回しといったものもあるため、最初の打診はかなり早く行われるといわれていますね。プロゴルファーの横峯さくらの父として知られる“さくらパパ”こと横峯良郎氏は、2007年の参議院議員選挙に民主党公認で出馬し当選しています。出馬報道が出るも、否定を続けました。数か月にわたってマスコミに『ウソ』をつき続けていたことになります」(業界関係者)

 だが、こうした例は、「出馬は2万%ない」と言いながらも2008年の大阪府知事選に出馬した橋下徹氏の例もある。タイミングが合うまで「公表できない」理由はあるだろう。しかし、本当に急転直下であった場合もある。

 「2016年7月31日に舛添要一前知事の辞職にともなって行われた東京都知事選に野党系の統一候補として出馬したジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、7月12日に出馬会見を行いますが、『出馬は昨日夕方に決めた』と発言しています。実質的に2週間前です。これはリップサービスではなく、本当に急だったようで、演説では政策に対する無知ぶりを披露してしまいましたね」(前出・同)

 そうなると、著名人への出馬打診は遅くとも数か月程度は必要といえる。やはり1か月前の辰巳への打診は「あまりにも急」だったのは確かかもしれない。

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