この行動に対して、フリージャーナリストの安積明子氏が、
《排除ではなく、街宣車に乗り込もうとした学生をSPが取り押さえ、近くのビルの入り口に連れて行くも、すぐに解放されて、学生はプラカードを掲げて示威活動。柴山大臣がいなくなると姿を消した。そもそもこの暑い中を大きなマスクは目立ち過ぎ。それと植え込みくらい、飛び越えなさい。》
とツイート。これに当該学生が「悪質なデマ」と反論すると、柴山大臣は安積氏のツイートを引用するなどして、ここから一般人を巻き込んだののしり合いのような事態に発展してしまった。
当該学生の「みなさん抗議の電話しましょう」というツイートに、柴山大臣が《業務妨害罪にならないよう気を付けて下さいね》とリプライを返すと、これに怒りの声が殺到。
《手下の傷害罪についてはいかがお考えで》
《一般人を脅迫ですか。恥ずかしくないんですか権力者が》
《それ、脅しって言うんですよ》
など、約300件のツイートがメンション欄から送られた。
しかし、柴山大臣は懲りることなく、「市民が街頭演説で政治家に怒りの声を上げるのは選挙妨害にならない」という意見に対しても、《大集団になるまで警察は黙って見ていろと?》と反論。このツイートにも、
《動員かけて支持者の「大集団」で賞賛の声を上げてても、警察は黙って見てると思いますが》
《自らを権力者ではないと仰っている?》
《小集団であっても演説が困難になるほどのすごいヤジになれば、そのときに対処すべきことでは? そうなってもいない段階で予防的に制限するなら、公選法はいくらでも権力者の思い通りに拡大解釈できることになりませんか? 日本はヤジ全般が禁じられる国ということですか?》
こうしたリプライが送られてしまった。
その後、柴山大臣はこの件について一切沈黙し、自らの政治活動や信条をつぶやくだけになってしまった。
どうやら炎上の消火は失敗したと認めたようだ。