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アイドル 2015年09月05日 12時00分
【帰ってきたアイドル親衛隊】信号待ちで撮影をお願いすると気軽にOKしてくれたオールナイターズ
当時は女子大生ブームだった。そんな時代にスタートした番組が『オールナイトフジ』(フジテレビ系)である。番組には素人の現役女子大生がレギュラー出演し、その女子大生たちをオールナイターズと呼んだ。深夜番組ながら当時は素人の女の子をメインに番組を放送するのは画期的だった。司会には、当時女子大生だった松本伊代やセクシーなお姉さん系タレントとして注目されていた秋本奈緒美と鳥越マリが抜擢された。しかも新作AV紹介のコーナーなどもあって、10代男子にとっては天国のような番組だった。 番組も深夜放送にもかかわらず人気が高く、その中でも人気の高かった山崎美貴・松尾羽純・深谷智子が「おかわりシスターズ」というユニットを結成。山崎ファンだった私は、ビックリしたと同時に嬉しさが込み上げて、真夜中のテレビの前で大きな声で「ウォー!」と叫んでしまった。この3人で『恋はアンコール』というシングルでデビューをすることになるのだが、オールナイターズに会うのは至難の業で、山崎に会うことがなかなかできず、もどかしい思いをする日々が続いた。この頃は他のアイドルの出待ちなどは苦も無くしていたけど、さすがに深夜や早朝の出待ちは厳しくて、生で観ることができない悔しさが大きくなっていた。 厳しい現状だったが、1984年の夏にようやく会う機会に恵まれた。神宮外苑聖徳記念絵画館の前広場で行われたイベント『ふり〜ばる84』である。今で言うフジテレビで夏に行われているお祭りようなイベントである。ここで公開生放送が夕方に行われたのだが、ゲストにおかわりシスターズとおあずけシスターズ(片岡聖子・井上明子)が登場したのである。オールナイターズファンにはたまらないゲストであり、おかわりシスターズが『心はシーズンオフ』、おあずけシスターズは『東京カンカン娘‘84』を歌ってくれた。生で観るオールナイターズに感激をしてしまった。これまでは、夜中にテレビで見るだけだったのに、太陽が上がっている野外で観れたことが新鮮で、ますます彼女たちのトリコになってしまった。 生放送が終わると何とか推しの山崎に会いたいという気持ちが強く、勝手のわからない現場だったが、出待ちをすることにしてみた。とりあえずステージ側にある駐車場に向かって待ってみることにした。15分くらい待ったところで、オールナイターズが駐車場に出てきたのだ。しかし近くに駆け寄ることができず、このまま遠目で見るだけになってしまいそうだったので、車の進行方向の信号手前で待つことにした。多くの出待ちのファンが駐車場にいたが、私みたいに先回りをした人は誰もいなかった。山崎を乗せた車は、私の予想通りの信号で止まり、そこで助手席に座っていた山崎に声を掛けてみると、車の窓をスルスルっと開けてくれた。恐る恐るカメラを構えて撮影をお願いすると、気軽にOKしてくれた。信号が変わる前に撮らなくてはいけないので、慌てず渾身の1枚の撮影だった。さらに一瞬だが握手までしてくれたのだ。約10秒の出来事だったが、なぜか心の中で「勝ったぞ!」と叫んでいた。今に思うと何に勝ったかなんて良くわからないが、それだけ嬉しかった瞬間だったことなのだろう。 素晴らしい時間を過ごさせてもらったが、おかわりシスターズは約1年で解散してしまった。山崎もオールナイターズから卒業してしまい、特別にファンと言える人はいなくなってしまったが、個人的にオールナイターズが大好きだったので、残されたメンバーもしっかりと見ていた。イベントなどがほとんど無かったこともあり、以降は生でオールナイターズを見ることができなかったが、自分が芸人をやっていた21歳の時に『オールナイトフジ』に出演する機会が訪れた。この時の『オールナイトフジ』は、当時とは様変わりしてしまい、当時の雰囲気も無かった。スタジオにいる女の子たちも女子大生ではあったが、呼び名もオールナイターズからシーエックスに変わっていた。それでも自分が大好きだった番組に出れたことは本当に嬉しくて、今でも誇りに思っています。 (ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしの顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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レジャー 2015年09月04日 17時25分
札幌2歳S(GIII、札幌芝1800メートル、5日)藤川京子のクロスカウンター予想!
札幌11R、札幌2歳Sは◎アラバスターが素質の高さを重賞で発揮します。 新馬戦は、まだ若馬という感じの走りでしたが楽に好位につけると、前に馬を置かずとも掛かることなく追走。4角手前では難なく先頭に立ち、直線では追われて外の馬が並びかけようとした瞬間、グイッと加速。そのまま後続を突き放して正攻法の競馬で快勝。最後も余裕がありました。鋭い目つきからもわかるように闘争心も抜群で、力強いフットワークは洋芝の適性も高く、荒れた馬場にも対応できそう。スムーズにこなした緒戦を見てもセンスの高さが窺え、重賞でも通用しそうです。1度使って上積みが見込めるし、前走以上の末脚に期待します。(3)アラバスター(5)ラヴアンドポップ(1)リアルキング(10)プロフェット(13)スパーキングジョイ(11)アドマイヤエイカン(8)アフターダーク馬単 (3)(5) (3)(1) (3)(10)3連単 (3)-(5)(1)(10)(13)(11)(8)アラバスター 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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芸能 2015年09月04日 17時00分
EXILE・ATSUSHIの名前も 出所者の社会復帰を支援する「餃子店」のお味
「平成26年版犯罪白書」によれば、現在日本には6万2971人の受刑者がいるという。彼らが出所した際に困るのが、就職先と住居。ネットカフェに寝泊まりし、仕事が見つからないまま刑務所時代に貯めた作業報奨金を使い果たした揚げ句、再び犯罪に手を染める例も少なくない。そんな彼らにとっての心強い店『新宿駆け込み餃子』が今年4月、東京・新宿の歌舞伎町にオープンし、あの有名人も駆けつけるほどの話題を呼んでいる。 《出所者の再犯防止と社会復帰の支援を行う再チャレンジ機構の活動理念に賛同し、出所者に新たな就労機会や研修の場を提供することで、希望の道を開きます》 こうホームページで謳う通り、同店は社会生活が困難になった若者や矯正施設出所者等に復帰の機会を拡大することを目的とした『一般社団法人 再チャレンジ支援機構』に賛同する形で、その受け皿を担う飲食店なのだ。 歌舞伎町のど真ん中にある店内は、祭り囃子のような賑やかな音楽が鳴り響き、ハッピを着た店員たちが威勢よく切り盛りしている。店名にもなっている“餃子”は、水、焼き、揚げ…といくつか種類があり、出てくるまでに10分ほどかかるが、待っている間に食べられるよう、おでんや馬刺なども提供。また、餃子を食べたときに飛び出る肉汁を受け止められるよう大きなスプーンが付いてくる気遣いも心温まる。 そんな『駆け込み餃子』店内の壁には、おびただしい数の木札が掲げられている。 これは、同店のコンセプトに賛同した客が購入した“納め札”だという。見ると、「菅原文太」や「EXILE ATSUSHI」などの有名芸能人に、文化人、政治家の名も並んでいた。 若者に絶大な人気を誇るATSUSHIの場合、『生体システム実践研究会』なる団体に傾倒しているとされ、今年3月には週刊誌で「スタッフの食事にも謎の水が入ったスプレーを吹きかける」、「研究所で月に数回行われる勉強会にも、熱心に参加している」、「販売しているCDも、件の生体エネルギーを通した『質の高い電気』で作成」などのハマリっぷりが報じられ、その奇行が注目されている。 ひょっとして、自身の信じる物が誰にも理解されない気持ちから、同じような生き辛さを抱える出所者たちに寄り添っているのか?
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社会 2015年09月04日 16時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 いまこそ墜落原因の決着を
日本航空123便ジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落してから30年の節目を迎え、多くのメディアが事故を振り返る特集を行った。8月1日に放送されたNHKスペシャルもその一つだ。『日航ジャンボ機事故空白の16時間〜“墜落の夜”30年目の真実〜』と題された番組では、事故発生から生存者の救出までに16時間もかかった背景を、関係者へのインタビューを中心に丁寧に検証していた。 当時、ジャンボ機の墜落地点が公式に明らかになったのは、翌朝になってからだった。しかし、長野県の女性が墜落9分後に正確な墜落場所を警察に通報していた。また、墜落58分後に航空自衛隊の救援ヘリが、現場に向かって飛び立ち、炎上する現場を確認している。さらに、自衛隊機とほぼ同時刻に、米軍の救難ヘリも現場に到着している。 極めて早い時間に現場が特定されていたにもかかわらず、夜明けまで墜落現場を特定できなかったのは、多くの情報が錯綜する中で、御座山(おぐらさん)という具体的な地名を指摘する情報に引きずられてしまったミスだと、番組の中でNHKは指摘した。 しかし、そんなことがあり得るのだろうか。いくら当時GPSがなかったとはいえ、自衛隊と米軍のヘリが現場上空でホバリングしているのだ。その位置が特定できなかったということには、違和感がある。 実は、'94年9月25日のテレビ朝日『ニュース・ステーション』が「米軍幻の救出劇」という特集を放送している。その中で、米軍輸送機で現場に急行し、米軍の救援ヘリを誘導したマイケル・アントヌッチ隊員が、次のような証言をしているのだ。救援ヘリの隊員がロープで現場に降りかかったところで、横田基地から強い帰還命令が出たため、引き返さざるを得なかった。横田基地に戻ると上官から本件を口外しないようにクギをさされたという。多くの命を救える可能性を持っていた米軍ヘリに何故、帰還命令が出たのか。 日本航空123便は、後部の圧力隔壁にボーイング社の修理ミスで亀裂が生じ、破損したことで機体内部から空気が噴出し、垂直尾翼が吹き飛んだということに公式にはなっている。しかし、この事故原因には、当初から疑問が呈されていた。もしそうなら、機内の荷物も吹き飛び、失神する人が続出するはずだというのだ。 しかし、そうしたことは起きていない。 公式の事故原因を否定する人たちの中で、広く支持されている見立ては、自衛隊の護衛艦からミサイルが誤射され、それが垂直尾翼を破壊したというものだ。そう仮定すると、説明できることが多いのも事実だ。 しかし、この見立ては、陰謀説として政府が相手にもしなかった。証拠がないからだ。破壊された垂直尾翼は、相模湾の深い海に沈んでいるのだ。 ところが今年7月29日、テレビ朝日系のANNのチームが、静岡県東伊豆町の沖合2.5キロ、水深160メートルの海底で、123便の残骸である可能性のある物体を発見し、撮影に成功した。他のメディアは無視を決め込んでいるが、事故原因の特定につながる大きなニュースだ。 もし政府が陰謀説を否定するなら、いますぐこの海底に自衛隊を差し向け、残骸を回収して事故原因を再確認すべきだろう。
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芸能 2015年09月04日 15時56分
注目の若手女優・三吉彩花 日テレ「エンジェル・ハート」で待望の連ドラ初ヒロインが決定!
女優でモデルの三吉彩花(19)が、10月期に日本テレビで放送される連続ドラマ「エンジェル・ハート」(日曜午後10時30分〜)で、初のヒロインを務めることが分かった。 原作は累計5000万部超の販売実績を誇る人気漫画「シティーハンター」の世界観をもとに、新たなパラレルワールド作品として描かれた「エンジェル・ハート」(北条司・作)。05年には日テレでアニメ化されたが、今回初の実写ドラマとなる。 街中の悪を始末する主人公・冴羽リョウ役は上川隆也が演じ、ヒロインの香瑩(シャンイン=三吉)は自殺を図るも、交通事故に遭った冴羽のパートナーの心臓を移植されて生き延びるという設定。「人間愛」や「家族愛」、そして現代社会で忘れられがちな人間同士の真の心の触れ合いをテーマに描かれた作品。 三吉は小学3年生の時に芸能界入りし、モデルとして活動開始。小学生向けのファッション雑誌「ニコプチ」(新潮社)専属モデルを経て、10年8月から「Seventeen」(集英社)の専属モデルを務めている。10年5月から12年3月まで、アイドルグループ「さくら学院」にも所属した。現在は資生堂の「一新、TSUBAKI」のCMに出演中。 07年から女優としても活動を始め、13年5月公開の映画「旅立ちの島唄〜十五の春〜」では初めて主演を務め、同映画と「グッモーエビアン」での演技が評価され、「第35回ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞を受賞。これまで、「熱海の捜査官」(テレビ朝日)、「高校生レストラン」(日本テレビ)、「理想の息子」(日本テレビ)、「結婚しない」(フジテレビ)、「ロストデイズ」(フジテレビ)、「GTO」第2シリーズ(フジテレビ)などの連ドラにレギュラー出演してきたが、今回待望の初ヒロイン抜てきとなった。 映画でこそ主演はあったが、ようやく巡ってきた連ドラでの大役となる三吉。このチャンスをモノにして、さらに大きく飛躍してほしいものだ。(坂本太郎)
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芸能 2015年09月04日 15時25分
人気女子アナのヤバすぎる“ベッド写真”が流出!
某テレビ局でキャスターをつとめる女子アナの“ベッド写真”を、発売中の「フライデー」(講談社)が掲載している。 あまりにも過激すぎるため、誌面では女子アナの目線にモザイクを入れるなど、素性については特定されず。 しかし、数少ないヒントによると、日本を代表するテレビ局のキャスターをつとめる女子アナで、ハッキリとした顔立ちにモデル並みのスタイル。ルックスは抜群で、学生時代に芸能活動を行い、大学ではミスキャンパスにも輝いていたという。 ただ、大学時代の男性関係は華やかで、巨人のスター選手やNHKの敏腕ディレクターと交際。上昇志向が人一倍強く、「マイナスになるから」といったん男性関係を整理したというのだが…。 今回流出した“ベッド写真”のお相手は1年ほど前に仕事を通じて出会った、既婚者で飲食関係をしている年下の男性。にもかかわらず、タイプだったのか、自らアプローチしたようで、カメラに向かって2人でほほ笑む写真、キス写真、そしてあられもない“ベッド写真”がどこから流出したのか、掲載されてしまったのだ。 「今後、ネット上などで女子アナが誰なのか特定が急がれるだろう。ただし、本人が認めない限りは“グレーゾーン”のままなので、仕事に影響はないのでは。とはいうものの、女子アナ本人から流出することはないので、あまり不本意ではない形で別れることになってしまった男性が、いわゆる“リベンジポルノ”の形で流出させたのではないかと危惧される」(女子アナウォッチャー) 清純派で天然キャラが人気だというだけに、特定された場合のダメージはたとえ本人が認めなくても深刻な事態になりそうだ。
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トレンド 2015年09月04日 15時18分
「コミュファ光」の動画でおばあちゃんがキレる!?
中部テレコミュニケーション株式会社は、自社で提供する光インターネットサービス「コミュファ光」をPRするための新動画を発表した。 この動画では、「コミュファ光」のインターネット接続における快適さを知らせるためにストーリーが組みたてられ、個性的なおばあちゃんが暴れる演出では、イライラと爽快感といった両極端な感情をコミカルに描いている。「おばあちゃんがキレる?」というイメージしにくいストーリーだが、一度見たらそのインパクトに圧倒され、クセになるような動画となっている。 「コミュファ光」とは、中部テレコミュニケーション株式会社が提供している光インターネットサービスで、サービスの問い合わせや困りごとについて、いつでもつながる「コミュファ コンタクトセンター」は、電話に20秒以内に応答できるよう取り組んでおり、インターネットやパソコンはもちろん、周辺機器やソフトウェアの基本的な使い方・操作方法についてもサポートされるなどの特徴がある。【参考動画】https://youtu.be/c7qkVCzmEVI
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芸能 2015年09月04日 14時00分
どぶろっく・江口 元AKB48前田敦子の名言パクる「胸毛は嫌いになっても…」
3日、佐賀県×ゼクシィ縁結び共同事業「佐賀 ご当地結びプロジェクト」記者発表会が行われ、タレントの橋本マナミと佐賀県出身のお笑いコンビ・どぶろっくが登場した。 人生で一度も佐賀県を訪れたことがないという橋本に対し、どぶろっくの江口直人は「(佐賀県を)案内したい」と提案。橋本が笑顔で「ぜひ」と承諾すると、江口は「うちの実家に来てください」とすぐさま求婚した。 そんな江口のトレードマークはなんといっても胸毛。この日もシャツのボタンを外し、「僕の有明のり」と胸毛をアピール。しかし、橋本から嫌がられてしまうと、「胸毛は嫌いになっても、有明のりは嫌いにならないでください」と元AKB48・前田敦子の名言をパクり、笑いを誘った。
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スポーツ 2015年09月04日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈人類60億分の1の最強を決める〉
かつて日本において、世界最高水準の闘いが繰り広げられていた。 “人類60億分の1の最強を決める!” そんな売り文句にも、格闘技ファンは疑問を差し挟むことなく、ただ心を躍らせた。2004年の大みそかに開催された『PRIDE男祭り』のメーンイベントは、エメリヤーエンコ・ヒョードルとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの一戦だった。 「当時、すでにアメリカでは『UFC』が人気を誇っていたが、PRIDEは決して引けを取らないどころか、ヘビー級においてはそのレベルで上回っていました」(格闘技ライター) その事実は'07年のPRIDE崩壊後、すぐにノゲイラやミルコ・クロコップなどPRIDEのトップ選手が、UFCのリングで活躍してみせたことでも裏付けられている。また、ヒョードルも別大会で、元UFC王者のティム・シルビアやアンドレイ・アルロフスキーに圧勝している。 身長191センチの巨漢でありながら寝技を使いこなすノゲイラは、“柔術マジシャン”としてのイメージが強い。しかし、実際にはボクシング技術にも長けたコンプリート・ファイターである。逆に強烈な打撃の印象が強いヒョードルは、そのバックボーンが柔道とサンボで、そちらの実績でも世界レベルにあった。 '02年、向かうところ敵なしだったボブ・サップに腕ひしぎ十字固めを極め、見事な一本勝ちを収めたノゲイラ。一方、永田裕志や小川直也ら人気プロレスラーを相手に、何もさせず完封勝ちしたヒョードル。実力、実績、印象度、いずれ劣らぬ両者の対戦は、まさに世界一決定戦の名にふさわしいものとなった。 2人の初対決は'03年3月、ノゲイラの持つPRIDEヘビー級王座にヒョードルが挑戦した試合で、ヒョードルがスタンド、グラウンドともにノゲイラを打撃で圧倒。3対0の判定で勝利を収めている。 翌'04年、PRIDEグランプリ決勝戦が再戦の舞台となったが、このときは偶然のバッティングによりヒョードルが眉の上から出血し、ノーコンテスト。そうした経緯もあって、まさに'04年の大みそかは完全決着戦であった。 試合開始のゴングから早々、ノゲイラが片足タックルでヒョードルを捕える。しかし、ヒョードルはこれを押し潰すように倒してグラウンドへ移行すると、ノゲイラがガードポジションをとるのもお構いなしに、振りかぶってのパウンドを全力で浴びせる。 両者の一挙手一投足に観客は酔いしれ、会場のさいたまスーパーアリーナは大歓声に揺れた。 ノゲイラもやられるばかりではない。パウンドを狙うヒョードルの態勢を下から崩しつつ、隙あらば関節技を繰り出していく。 アームロックにオモプラッタ、三角締め。いずれも極まったかに見える切れ味ながら、ヒョードルは強靭な体幹の力でこれらを切り返し、さらにパウンドの雨を降らせる。 「3ラウンドを通してみれば、終始ガードポジションのノゲイラに、ヒョードルが上から殴りかかるという構図ではありましたが、両者とも膠着する瞬間が一切なかった。そのあたりが並みの選手と違うところで、どちらかが隙を見せれば瞬時に試合が終わってしまう。そんな緊張感に満ちていました」(スポーツ紙記者) それは客席にも伝わり、時間切れになるまで歓声がやむことはなかった。 結果は3対0の判定でヒョードルの勝利。パウンドでノゲイラが出血したことから、この判定も仕方はないが、両者の実力が高いレベルで拮抗していることは明らかだった。 この試合が行われたのは、わずか10年ほど前だが、今や隔世の感がある。世界最高峰の舞台であったPRIDEが、それから2年ほどして崩壊に至るとは、当時の関係者や観客は思いもよらなかっただろう。 「PRIDE終焉の理由は、週刊誌に出たヤクザ絡みのスキャンダルと思われていますが、実際は異なります。UFCが巨大な資金で選手を押さえたため、興行的に立ち行かなくなり、経営権ごと売り渡したというのが真相です」(前出・格闘技ライター) 日本での総合格闘技において、対戦カードとしても人気面でも、このヒョードルvsノゲイラがピークだったのだ。
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芸能 2015年09月04日 12時21分
転んでもただでは起きぬウッチャン 2番組打ち切りも、フジで新番組スタート
内村光良(ウッチャンナンチャン)が司会を務める番組が、相次いで打ち切りとなる。 すでに発表されていた日本テレビ「笑神様は突然に…」(金曜午後7時〜)に続き、テレビ東京「そうだ旅(どっか)に行こう。」(火曜午後6時57分〜)も9月いっぱいで終了することが明らかになった。 一気に2つのレギュラー番組がなくなる内村だが、そこはさすがに“売れっ子”。転んでもただでは起きぬようだ。フジテレビでは内村がMCとなる新番組「優しい人なら解けるクイズ!!(仮)」(火曜午後7時57分〜)を10月から放送開始することを発表した。同番組は「人の気持ちが分かる優しい心」だけあれば解ける“優しい”クイズ番組と銘打たれている。 結果的に10月から1本減る計算になるが、それでも内村のレギュラー番組は日本テレビが「スクール革命」(日曜午前11時45分〜)、「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7時58分〜)、「真実解明バラエティー!トリックハンター」(水曜午後7時〜)の3本。フジが「痛快TVスカッとジャパン」(月曜午後8時〜)と新番組の2本。そして、NHK総合の「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」(木曜午後10時〜)があり、計6本。WEB TV番組で、TOKYO MXでも放送されている「内村さまぁ〜ず」(月曜午後11時30分〜)を加えると7本になる。 「笑神様は突然に…」が打ち切られるため、金曜のレギュラーはなくなるが、それでも内村が金・土曜を除く週5日、どこかの局のプライム帯の番組に出演するという“引っ張りだこ状態”は変わらない。 2番組の打ち切りで、心配された内村だが、その需要はまだまだ健在。レギュラーが1本減ったくらいは、どうってことはないようだ。(坂本太郎)
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