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レジャー 2016年07月16日 16時47分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(7/17)バーデンバーデンC、他
2回福島競馬6日目(7月17日・日曜日)予想・橋本 千春☆福島11R「バーデンバーデンC」(芝1200メートル)◎12ジャストドゥイング○4ゴーイングパワー▲9ショウナンアチーヴ△2ゴールデンナンバー、13アットウィル テレビユー福島賞を圧勝して勢いに乗る、ジャストドゥイングでもう一丁いける。約8か月間のブランクをものともしなかったのは実力の賜物。福島コースもこれで2戦2勝と、相性度抜群。もちろん、昇級は形だけだ。休養前にオープン特別2勝の実績がそれを証明している。注目のハンデも前走比3キロ減と恵まれ、チャンスは大きく広がった。まだ底が割れておらず、プラスアルファも魅力だ。相手は、ゴーイングパワー。7歳馬だが今が円熟期。天保山Sを快勝し益々快調だ。穴は、ショウナンアチーヴ。重賞(NZT)勝ちの実力は侮れない。課題のゲートを決めれば好勝負に持ち込みそう。☆福島10R「鶴ヶ城特別」(ダ1150メートル)◎13ヨンカー○3リュクサンブール▲4ヒカリブランデー△7ベストリーダー、16マハロマナ 降級すればヨンカーのスピードが一枚上。その前走、端午Sは9着に敗退しているが決して悲観することはない。初のオープンで経験値の差が出たからだ。ハイペースで飛ばし直線なかばまで逃げ粘った内容は評価できる。2連勝はいずれも0秒7差、0秒6差突き放し圧倒的な強さを見せつけている。条件戦ならスピードで押し切ると見た。距離短縮と、乗り替わり(戸崎騎手で2勝)も強調材料。相手は、リュクサンブール。<1411>と、安定感抜群だ。この2頭に迫るのは、ヒカリブランデー。福島のこの条件は2戦2勝と負け知らず。☆函館11R「函館記念」(芝2000メートル)◎4バイガエシ○14トゥインクル▲3レッドレイヴン△6マイネルミラノ、12ネオリアリズム 飛躍の4歳を迎えて(1)(2)(1)着と、本格化著しいバイガエシに期待する。真骨頂は洞爺湖特別。2着を5馬身差突き放し、子ども扱いしたのにはビックリ。重賞は神戸新聞杯4着以来、2度目だが当時より格段に力を付けているのは一目瞭然。競馬は格より調子、これを地で行くのがバイガエシだ。前走比3キロ減のハンデ54キロも強調材料で、勝利のお膳立ては整っている。相手は、トゥインクル。天皇賞(春)は13着と惨敗を喫しているが、GIIIなら巻き返しは十分ある。ダイヤモンドSを圧勝(0秒7差)した底力を見直したい。穴は、レッドレイヴン。前哨戦の巴賞を快勝し勢いに乗っている。☆中京11R「ジュライS」(ダ1800メートル)◎11モルトベーネ○7マスクゾロ▲1ピンポン△2サンマルデューク、3キクノソル 近4戦3勝(いずれも0秒3差)と、地力強化の目覚ましいモルトベーネをイチ押し。オープンは2度目だが、前々走のブリリアントS5着は休み明けの上に初めての2100メートルが響いたもの。0秒5差なら悲観することはない。適鞍(1800メートル3勝)を得て、飛ぶ鳥を落とす勢いの今ならチャンスは十分考えられる。相手筆頭は、マスクゾロ。やはり、桃山Sを圧勝(0秒6差)して、勢いに乗っている。穴は、ピンポン。初めての1800メートルを克服すれば実力的に好勝負。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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アイドル 2016年07月16日 16時40分
【帰ってきたアイドル親衛隊】出て来た瞬間のオーラはハンパ無かったデビル雅美のそばに恐る恐る寄ってみると…
父親がプロレスが大好きだったことで、私は子供のころから父親の影響で熱狂的なプロレスファンになっていた。当時は新日本プロレスと全日本プロレスと全日本女子プロレスがテレビ放送をやっていた。男子のプロレスは猪木と馬場の団体と言われて人気だったが、このころの女子プロレスはビューティーペア(ジャッキー佐藤・マキ上田)が盛り上がっていた。しかしビューティーペアの引退後は、ミミ萩原などの正統派レスラーやジャガー横田が女子プロレスを支えていた感じだったが、個人的にはこのころに大きな存在感を出してきたデビル雅美に注目するようになっていた。デビル雅美といえば、パワフルで力強い感じであり、時折見せる不敵な笑みが魅力的だった。 しかしそのころの私は現場へ観に行くことをせずに、ひたすらテレビで観ていただけの在宅ファンにすぎなかった。ようやく腰を上げるキッカケとなったのが、クラッシュギャルズやジャンボ堀・大森ゆかりなどの選手が出てきたころである。1984年1月に後楽園ホールで行われた女子プロレスを観に行くことにした。当時の女子プロレスラーは、レコードデビューしている選手も多くいたので、興行の中で歌うことがお約束だった。この日はデビルが『デビル・命の限り』という曲をリング上で熱唱して、あまりの歌の上手さにビックリした。その曲を聞いて後に、ハードな試合を見せてもらい、ますますデビルの魅力に取りつかれていった。 試合終了後には、会場前で選手の出待ちをしていたのだが、デビルが出て来た瞬間のオーラはハンパ無かった。近寄りがたい雰囲気だったが、恐る恐るそばに寄るとビックリされたが、リング上とは裏腹に優しく微笑んでくれたのが印象的だった。そこでサインも頂き2ショット写真も撮らせてもらった。これまでの印象とガラッと変わり、良い意味で私の見る目が変わっていった。 その後はクラッシュギャルズやダンプ松本率いる極悪同盟などの台頭もあり、メインから退く感じになってしまったが、25歳引退制度のあった全日本女子プロレスを退団後はフリーとして活躍するようになった。 そんなデビルが92年に設立された新団体のJWPの所属になり、同団体に参加することになった。94年頃に縁あって私はJWPでリング設営や売店での販売を手伝っていた。そこでデビルと再会するのだが、当然のように私のことなんて覚えていない。当たり前のことだが、同じ空間にいられることが嬉しかった。ある日、デビルと一緒に売店に立つことがあった。デビルのサイン会があり、そこでの担当が私だったのである。しかしこの時の私は会計を間違えてはいけないとか、お客さんに失礼が無いようにしないといけないとか、集まったファンにデビルとの対面に満足してもらえるように心掛けるだけで精一杯だった。サイン会が終わって最後にデビルが「ありがとね」と言ってくれた一言が今でも忘れられない。 そのJWPを2000年に離れることになったデビルだが、そこからもフリーのレスラーとして08年まで現役を続けていた。現役を30年も続けた偉大な女子プロレスラーである。引退後は女子プロレスや芸能界に関わることも無く、地元の北九州で漬物屋の店長として働いている。女子プロレスとまったく違う人生を歩んでいるデビルだが、いつか私も北九州に行ってデビルに会いに行きたい気持ちもある。きっと一方的になってしまうが、これまでの私の思い出話しを聞いてもらいたい願望もある。 でもあくまでも個人的な意見だが、今の生活も良いと思うが、やはり女子プロレスラーの圧倒的な凄さを今の選手に伝えてもらいたい気持ちもあるので、できるなら混沌としている女子プロレスに喝を入れる意味も含めて、女子プロレスに携わって欲しい。(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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社会 2016年07月16日 16時35分
暑さによるグッタリ感を解消! 夏に本当に食べるべき夏野菜
まもなく梅雨も明けて、夏本番となります。ますます暑くなり、体にも様々な症状が起こり始めるでしょう。 いつも以上に体調には気を使わなければなりませんが、そのためにはまず食生活を見直すべき。よく、夏には夏野菜を食べたほうがいいと言われますが、いったいどういう理由からなのでしょうか。 今回は、看護師の大木アンヌさんに、夏野菜が体に良い理由や、本当に食べるべき夏野菜についてお話をお聞きしました。■「利尿作用」で体の熱を逃がす 「旬の野菜には、季節それぞれに必要な栄養素がたくさん含まれています。夏に夏野菜を食べたほうがいいと言われる大きな理由は、カリウムを多く含んでいるからです。カリウムには利尿作用があり、体内にこもった熱を排出して、上昇した体温を下げる働きがあるのです。カリウムには他にも血圧を下げる効果なども見込めます。トマトやキュウリに多く含まれ、さらに水分も豊富なので積極的に食べるといいですね」■お酒のおつまみで「疲労回復」 「夏はどうしても疲れがたまりやすい季節です。そんな疲労を解消してくれる栄養素がビタミンB1。多く含む夏野菜が、枝豆です。お酒のおつまみに最適なので、この時期は食べる機会も増えますね。トマトに含まれるクエン酸にも疲労回復効果があるので、一緒に冷やしトマトなどもいかがでしょうか」■ネバネバ食材で「スタミナアップ」 「疲れやすいと、気が散って集中力も低下します。仕事に差し障りが出ないよう、スタミナをつける必要があります。そこでお勧めするのが、オクラです。ネバネバ食材は、精がつく食べものの定番です。成分のひとつであるムチンには、胃の粘膜を保護して機能を改善する効果があり、暑さに強い体づくりに役立ちます」■香りで「食欲増進」 「暑さで飲みものばかり口にしていると、食べものをあまり欲しなくなります。そんな食欲の低下を防いでくれるのが、みょうがです。みょうがの独特の香りには、αピネンという成分が含まれていて、食欲増進や消化促進などの効果が見込めます。そうめんなどを食べる際、薬味としてたっぷり使うといいですね」 イベントの多い夏ですから、グッタリしていてはもったいない。いっぱい食べていっぱい遊んで、良い夏の思い出を作ってください。【取材協力】大木アンヌルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。
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レジャー 2016年07月16日 16時30分
ドキドキスポット大全(18)〜立ち飲み屋の楽しみ方〜
三上明夫(27歳・仮名) 週末の夜はよく立ち飲み屋で飲んでます。昔の自分は“座れる居酒屋がいくらでもあるのに、なんでわざわざ疲れる立ち飲みに行かなきゃいけないんだ”なんて思っていたんです。でも1度試しに来店してみてわかりました。立ち飲み屋は通常の居酒屋と違って、客同士の距離感が近く、気軽に話しかけやすい空間なんですね。さらに客側も会話をしたいと思っている人が多いから、女性とも仲良くなれるんです。 僕がよく行く店では、注文する度にお金を払うというシステムです。なので例えば500円のお酒を頼んだ場合、1000円札を出すことで、予め会話していた近くの女性に、「じゃあもう1杯は彼女に」とさりげなく奢ることができます。そうするとそれが相手の気持ちを惹きつけるキッカケにもなります。 仕事帰りだと、腰を降ろしてゆっくりとお酒を飲みたいと思う人が多いかもしれませんが、多少の疲れならば、がんばって立ち飲み屋に行く価値はあると思いますね。(取材/構成・篠田エレナ)写真・Sam Howzit
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芸能 2016年07月16日 16時24分
所属事務所を“だまし討ち”してしまった能年玲奈改め「のん」
所属事務所との契約トラブルで芸能活動を休止状態だった女優の能年玲奈が「のん」に改名したと「フライデー」のインタビューに応じた。この「のん」の投じた一手はレプロだけでなく、芸能プロ全体を敵に回しかねないものだった。 所属事務所との契約問題も、6月末をもって契約が切れたということが「のん」側の認識のため、「週刊文春」「フライデー」と2誌のインタビューに応じたが、これにレプロ側は「現在までその解決に至っておりません」と反論。今年6月までの約1年半を契約不履行とみなし、未消化分の契約延長を申し入れていたという。レプロ側は改名したことを含めて法的措置も検討しているという。 ある芸能プロ関係者は「今回の能年はちょっとヤバいかもしれません。というのは、6月の契約が切れるギリギリのところまで、双方の弁護士がやり取りをし、能年側が、話し合いを持ちましょうかという回答をしていたそうなんです、だからこそ、レプロもその話し合いを持ってから、何らかの対応を考えるという算段だったようですが、その話し合いを持つ前に、能年がインタビューに出てしまった。能年サイドがどう考えているのかにせよ、“だまし討ち”みたいな格好になったんです」 レプロ側にしてみたら、待っていたのにという裏切られた感はたっぷり。「法的措置」と言い出すのも無理はない。「これまでは業界内でも能年同情論というのはないわけではなかったですが、さすがに今回の話で、ちょっと能年のやり方はどうなの、っていう空気になっている。いま、能年が独立したタイミングで他のタレントもちょくちょく応援コメントを出したりしてますが、そんな空気もなくなってしまうかもしれません」と同関係者。 ただでさえ厳しい状況だったのだが、そこに加えて、自らが首を絞めた形になったのかもしれない。
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スポーツ 2016年07月16日 16時00分
青木功の温情措置でもリオ五輪を蹴った松山英樹を襲う“制裁”
“青木改革”の温情をもってしても、リオデジャネイロ五輪候補・松山英樹(24)の気持ちは変わらなかった。 リオ五輪で112年ぶりに復活したゴルフ競技に、日本は男女ともに世界ランキング上位2名を送り込むつもりでいた。男子の最有力候補は日本人トップの16位(6月27日現在)にランクされる松山。出場に難色を示すその松山に対し、国内男子ゴルフツアー機構(JGTO)の会長に先日就任したばかりの青木功氏(73)が、まずこんな“折衷案”を提示した。 「海外を拠点に活動する選手で複数年シード権を持つ選手は、国内ツアーに5試合以上出場する規則になっている。松山は一昨年、2試合しか国内ツアーに出られず、80万円の制裁金を課せられたのですが、青木会長はこの“出場義務試合数”を解除したのです」(同) 罰金の全額返却を知った松山も大喜びだったが、それでもリオ五輪出場に難色を示す気持ちは変えなかった。 「青木会長がルール変更に動いたのは、松山の気持ちを変えるためと言っていい。変更に反対する人たちを説得するために相当苦労していましたよ」(同) そこまで奔走した“世界の青木”に恥をかかせたとなれば、松山がこのまま無事で済むとは思えないという。 「人気有力選手が国内ツアーに出ずに海外ツアーに専念したい気持ちは分かるが、日本のゴルフ界を盛り上げるためにも、日の丸を背負う気概があっていいのではないか。松山はジカ熱や現地の治安を理由に出場しないことを決めたが、日本ゴルフ界への恩をアダで返すようなもの。ルール変更に反対だったスタッフもいることから、“松山潰し”の動きが出る可能性さえある」(JGTO関係者)
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その他 2016年07月16日 16時00分
【不朽の名作】石田純一が最後の最後に首都東京を救った作品「帝都物語」
7月11日、俳優の石田純一が東京都知事選の出馬を断念したことがニュースになったが、そんな石田が出演し、東京を救った作品『帝都物語』(1988年公開)を今回は扱う。とはいっても、石田は終盤までは、敵の脅威から逃げるばかりで、最後にようやく活躍するのだが…。 テレビ番組などでもおなじみの博物学者・荒俣宏の同名小説が原作の本作は、平将門の怨霊により帝都(東京)破壊を目論む魔人・加藤保憲とその野望を阻止すべく立ち向う、平将門の末裔である辰宮家との攻防を描いたシリーズの一作目となっている。石田は怨霊を鎮める能力を持つ主人公格の辰宮洋一郎役として出演した。ちなみに本作はHDVS(高品位ビデオシステム)として日本映画で初めてハイビジョンが本格導入された作品としても有名だ。 本作の印象だが、明らかに尺不足が目立つ。作中では明治末から昭和初期という、20年以上の時間経過があり、ダイジェストのような部分が非常に多い。それもそのはず、原作の文庫版だと10冊分になる長編を1本にしてしまっているのだから。冒頭からいきなり「加藤が来たぞー!」と言われても、原作未読だと唐突すぎてなんのことやらわからない。同作の翌年には原作の「戦争編」以降を映像化した『帝都大戦』が公開されているが、予算的事情を考えなければ、関東大震災の部分で一旦区切り、3部構成にした方が良かっただろう。 また、尺の都合に加え、さらに視聴者を混乱させる部分がある。同作は、物語の都合上、中盤以降は辰宮恵子と保憲の直接対決、将門復活を阻止する洋一郎の行動、保憲が利用している龍脈を破壊する地下鉄掘削現場チームと鬼との対決という、3つのストーリーラインが用意されているのだ。複数のストーリーラインを同時進行した成功例として、有名な作品に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』があるが、同作では、過去2作品によるキャラの魅力や因縁の積み重ねがあるので、苦もなく話の流れを追える。しかし、この作品ではそれがないのでかなりごちゃごちゃしている。加えて、話の流れ的には入れなければいけないのだが、渋沢栄一(勝新太郎)などが、東京の都市計画ついて論議する場面も、また別の展開として用意されており、話を追うのに、かなり苦労するのだ。 しかし、そういったダメな部分を持ちつつも、この作品はなぜか魅力的だ。その大きな理由のひとつが、保憲役の嶋田久作の存在感だ。とにかくハマリ役で、魔人と渾名されるイメージそのままのザ・悪役といった感じだ。嶋田は元々舞台作品で保憲を演じており、映画化の際も、実相寺昭雄監督の目に留まりそのまま出演した経緯がある。また、同作も文庫化に合わせて、保憲の容姿は嶋田に描き直されており、さらに後のOVA(オリジナルビデオアニメーション)版にも同役の声優として登場するなど、キャライメージがそのまま役者のイメージになってしまっているような存在だ。とにかく、一度見たら忘れない顔だ。これで派手なアクションとかをしてくれると、さらに迫力が増すのだが、同作は陰陽師同士がぶつかり合う、陰陽バトル的側面があるのにも関わらず、アクションシーンは地味な部分が多く残念だ。 作中に登場する式神の動きなどにも注目だ。同作では式神の動きにコマ撮りを採用するなど、かなり手間がかかっている。いまでは安っぽく見えてしまうかもしれないが、CGやアニマトロニクスのなかった時代は、クリーチャーに動きを与えるのには、なくてはならない技術だった。そのコマ撮りに、当時最新だったSFXなどを組み合わせて作っており、この時代らしい味わいがある。 他にも、意図したかどうかは定かではないが、ネタ方面でも見所があるので、この作品はかなり楽しめる。終盤の地下鉄掘削現場での学天則と龍脈に巣くった鬼との対決だ。 学天則は実在した東洋初のロボットなのだが、何を思ったのか、これにドリルとダイナマイトをつけて、鬼と立ち向かわせるのだ。仏像のような顔に、ドリルというアンバランスな出で立ちがとにかくおかしくて笑える。さらに、遠隔操作ができなくなり、学天則が動けなくなると、開発者の西村真琴(西村晃)は、「こんなこともあろうかと」と、『宇宙戦艦ヤマト』の真田志郎や『ウルトラマン』のイデ隊員のノリで学天則に自爆装置があると明かすのだ。ちなみに、西村晃は実父・西村真琴を演じたことになり、このセリフを言った時どう思ったのかを想像するとまた笑いがこみ上げて来る。もちろん、実在した学天則には自爆装置がついていたという資料はない。この自爆装置の火薬量が、またかなりのもので、「絶対爆風で巻き込まれているだろ!」とツッコミたくなるような演出になっている。 ストーリー面での尺不足や、場面転換のめまぐるしさはともかく、同作は、視覚的には非常に楽しませる部分が多い作品だ。現在の技術でリメイクすれば、もしかしたらかなり良くなる作品ではないだろうか? その場合、保憲役を誰にするかで、大きく変わってくるかもしれないが、やっぱり嶋田にもう一度演じてもらうくらいしかないかな…。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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ミステリー 2016年07月16日 15時53分
200人が目撃したオーストラリアのUFO事件「ウェストール事件」
少し明るい空、樹木の上に巨大なUFOが浮かんでいる。円盤状で、縁に電球が並んで付いており、底部には大きなライトのような物があり発光しているらしい事が、白黒の写真からも見て取れる。 この写真は1966年にオーストラリアで起きたウェストール事件のものとされている写真だ。 1966年4月6日の午前11時頃、オーストラリアのメルボルンにあるウェストールにて、3機のUFOが飛来し、牧草地に着陸するという事件が起きた。この着陸地点のそばにはハイスクールと小学校があり、日中だったこともあって、多くの生徒や教職員に目撃される事となった。その数は総勢200人、UFO目撃証言の中でもかなり多くの人々が一斉に目撃した事例の一つとなっている。 目撃者の証言によれば、その3機の円盤は金属製で、音もなく降下して地表近くをホバリングしていたという。物体の底にはライトが点いていて、牧草の生えている地面を照らしていたという証言が残っている。その後暫くしてUFOは再び浮上し、どこかへ飛び去ってしまったという。 この事件は地元で大きく報道されたが、警察や軍を名乗る人物が目撃者らの元に現れ、撮影機材やフィルムを没収したりしてしまったため、オリジナルのデータは存在していないと言われている。 では、今回の写真はこの事件の際に目撃されたUFOを捉えた、貴重な一枚なのだろうか? 残念ながら、当時の目撃者によるスケッチを見てみると、円盤状とはいえ平べったい三角形ないしは帽子型に近い形状をしており、ライトの数も違うなど写真のUFOとあまり似ていない事が解る。また、3機現れたはずのUFOが1機しか写っていない、よく背景を見てみると街灯が点いているなど、夜景になっている事がわかる等の点から、別のUFO写真が紛れ込んだものと見られている。 現代になって、この事件はテレビ局によって検証が行われることになった。その検証によると、当時の記憶を残している人が多いが噂として誇張が起きている部分も否定できない、未だ不明な点も多い玉虫色の結果となっている。このUFO事件は目撃者の多くが存命であることもあって、今後も調査は継続される見通しだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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芸能 2016年07月16日 15時40分
早見優、8月24日にミニアルバム発売「うれしい気持ちでいっぱいです」
歌手でタレントの早見優が15日、都内で行われたタレント藤井隆のファンクラブ発足記念イベントで21年ぶりにCD発売することを発表した。 80年代アイドルとして一世を風靡した早見が8月24日にミニアルバム「Delicacy of Love」をリリースする。同アルバルは藤井が全面プロデュース、アルバムリード曲「溶けるようにkiss me」は藤井が作曲し早見が作詞した。他にも最大のヒット曲「夏色のナンシー」など6曲が収録されている。 イベントでは早見は新曲の他「誘惑光線・クラッ!」「恋のブギウギトレイン」など3曲を披露した。早見は「やっと発表できます。今日までナイショにしなきゃいけなかったので。夢のようで、明日死んじゃうんじゃないかって思うほどうれしい気持ちでいっぱいです」とアイドル時代そのままの笑顔を見せた。
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社会 2016年07月16日 14時00分
防衛レポート 日本の軍需産業「ガラパゴス化」見えない未来(1)
共産党の藤野保史政策委員長が「人を殺すための予算」発言で党役職を辞任した。新聞・テレビは、対峙する与党だけでなく共闘する民進党からの猛烈批判も連日報道した。ここで思い出すのは、安倍晋三政権が2014年4月に閣議決定した『防衛装備移転三原則』に基づいて同盟国である豪州のマルコム・ターンブル首相を日本に招き、総額4兆円超の潜水艦をセールスした際の、同じく新聞・テレビの報道姿勢だ。 「人殺しの道具を売らせてはならない!」 ターンブル首相訪日の間中、野党がこぞってこう叫んでいたことは、なぜかほとんど報じられなかった。 閣議決定から2年−−。 この防衛装備移転三原則の柱の一つは、防衛装備の海外移転を一定の条件の下で“正式”に認めたことだ。閣議決定の前後、「日本が開発・製造する武器の外国への販売が増える」とのイメージが広まった。さらに安保関連法が成立し、自衛隊の活動範囲が拡大することを見越し、軍需産業が国家戦略として広がっていくという思惑が露骨に見えた。経団連も「武器など防衛装備品の輸出を推進すべき」との提言を政府に行い“軍事大国”入りを歓迎したほどである。 ところが…。あれほど果敢にセールスしたはずの豪州向け『そうりゅう型』潜水艦輸出が頓挫してしまった。今年のゴールデンウイーク直前、ターンブル首相が「次期潜水艦の共同開発はフランス企業と行う」と発表したのだ。 豪政府はケビン・ラッド元首相時代から中国の軍備増強や南シナ海における海洋進出の脅威に備えるため、老朽化した潜水艦の退役と新たな建造、倍増等の防衛計画を打ち出し、昨年9月に就任したターンブル首相もこれを継承。日独仏に潜水艦建造入札を要請していた。受注額は設計建造、メンテナンスなども含め、前述の通り総額4兆円超のビッグビジネス。安倍首相は昨年2度もターンブル首相と会談し、岸田文雄外相もジュリー・ビショップ豪州外相との会談でさかんにPR。さらに三菱重工のトップも豪州入りし、豪州全国紙にそうりゅう型潜水艦の写真入り広告を大々的に掲載した。4月には潜水艦『はくりゅう』がシドニー湾に入りデモンストレーションを行うなど、官民軍一体の売り込みに懸命だった。 こうまで熱心だったのは巨額の受注もさることながら、日本の軍需産業が今後、本格的に世界の武器輸出ビジネスに参入する上で不可欠な“国産兵器”の知名度アップの成否を占う重要な試金石になるからだ。 日本は武器輸出三原則により、事実上、武器の輸出を禁じてきた。三原則とは、共産圏や紛争当事国あるいはその恐れがある国、国連決議による武器輸出禁止国に対する輸出を禁じるというもの。ただし、直接法律で規定されたものではない。1967年4月、当時の佐藤栄作首相が衆議院決算委員会で行った答弁に基づき、これによって日本は、いわゆる「死の商人」に歯止めをかけることになった。 反面、産業のガラパゴス化を招いたのも事実。何しろ日本の武器市場は極めて限定的だった。業界の発展、技術革新、熟練工などの人材育成、国際競争力などが著しく低下し、先細りが懸念されていたというわけだ。 「日本の武器メーカーは防衛省、海上保安庁、警察庁が顧客。国策なので作れば必ず売れます。ただし、大口の防衛省でさえ予算は限られている。内訳を見ると、自衛官の人件費と食糧費が約44%を占めており、残りの予算も研究開発、施設整備、訓練活動等に割り当てられるので、武器弾薬など正面装備の予算は約16%にすぎません」(軍事ジャーナリスト) 日本の防衛産業市場は1兆8000億円とも2兆円ともいわれる。だがこれは、あくまでも食糧や被服なども加えた数字で、武器弾薬に限定したものではない。このように狭い市場の中で日本の武器メーカーは“共食い”しているのが実情。従って競争原理は作用せず、受注の独占化、企業の寡占化、随意契約の常態化、装備品の高額化、天下りに見る政官業の癒着、談合などいびつな構図を作り出す。
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