麻生太郎
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社会 2021年11月14日 10時00分
山本太郎氏、麻生太郎氏への「万死に値する」批判が物議、伏線となった過去のバトルも?
衆議院議員となったれいわ新選組代表の山本太郎氏がヒートアップしている。記者会見で麻生太郎氏を「万死に値する人間」と鋭く批判したのだ。この発言に対し「国会議員の発言としてどうなのか」といった批判の声がある一方「これくらいは普通の慣用句では」といった擁護の声もあり、賛否両論を巻き起こしている。 >>山本太郎氏、東京8区出馬に関し小沢一郎氏関与を否定 本人は元秘書の投稿を意味深リツイート<< 山本氏と麻生氏のバトルは今回が初めてではなく、伏線と言える対決があった。2017年に自由党所属の参議院議員だった山本氏が予算委員会の場で、麻生氏に質問している。 山本氏は麻生氏に議事録の資料を読み上げるよう求めるが、麻生氏は「俺に読めって言うのか」「あなたの時間稼ぎ。自分で読めばいいじゃん」といつものテンションを全開にさせる。 さらに山本氏は「人間が生きる上で二番目に大切なもの、何だと思われますか」と質問。この質問は水道の民営化に関するもので、山本氏は「水」と答えさせたかったのだろうが、麻生氏は「人間で生きていく上に大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る、この気持ちだと思っています」と、のらりくらりとかわした。これに山本氏が「まあ非常に詩的なといいますか、すてきな言葉を聞けたことに感謝いたします」と、麻生氏の“ポエマー”ぶりを批判。山本氏が作る流れにあえて乗らない麻生氏の質問のさばき方にも注目が集まった。 山本氏は2019年の参院選に落選後の『SPA!』(扶桑社)のウェブサイト『日刊SPA!』のインタビューで、自身が約1カ月半住所不定だったとし「麻生太郎さんみたいな大豪邸に住んでいる人とは違う」と名指しで批判している。 山本氏としては、麻生氏の存在をかなり批判的に捉えていると言えるだけに、これからも激しいバトルが繰り広げられそうだ。
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社会 2021年10月30日 07時00分
放送禁止用語も? 北海道の米を揶揄だけじゃない、麻生太郎氏の地方演説での失言
自民党の麻生太郎副総裁が、10月25日に演説に訪れた北海道小樽市で、「温暖化したおかげで北海道のコメはうまくなった」と発言し、物議を醸し出している。 北海道の米と言えば、きらら397が名産品として知られる。それまで、「あまりおいしくない」と言われた北海道米のイメージを覆した。ただ、これは温暖化の結果ではなく、地道な品種改良を重ねた成果であると言える。そのため、ネット上では「北海道のことをバカにしている」「何もわからず適当なことを言うのをやめて欲しい」といった声が聞かれる。 麻生氏は、失言のオンパレードであるが、特に地方ではそうした発言がよく飛び出す。 >>「コロナ収束した」だけじゃない、麻生財務相の呆れたコロナ関連発言はほかにも<< 2007年には、選挙応援に訪れた富山県高岡市の講演で、日本の農作物輸出に関して、「7万8千円と1万6千円はどっちが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」と発言。これは日本米が中国で高値で売られている例を受けて、農作物の輸出を奨励したもの。ただ、「アルツハイマー」に関しては「不適切だった」と発言の撤回と謝罪を行っている。 また、2008年9月には、名古屋市での街頭演説で「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたらこの辺は全部洪水よ」などと発言。この前に起こった豪雨被害を引き合いに出した発言を行った。豪雨の被害地となった両市は厳重に抗議し、麻生氏は謝罪している。 さらに、2017年にも愛媛県の講演で、選挙が秋のお祭りの時期と重なっていることに、「選挙を一生懸命やっている人はお祭りを一生懸命やっている人。俺のとこは7月14日だけど、この時になったら、ほとんどき●がいみたいな人ばっかりだ」と発言。選挙とお祭りの盛り上がりの共通性を表現したかったのだろうが、不適切な言葉であるのは確かだろう。 聴衆へ向けたリップサービスなのか、あるいは単なる気の緩みなのかはわからないが、麻生氏の地方での発言が物議を呼び起こしやすいのは確かなようだ。
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社会 2021年10月02日 10時00分
就任3日で女性スキャンダル! 1年強で退陣の菅義偉首相も驚き、2か月で終わった政権
菅義偉内閣が1年強で退陣する。1年ほどで退陣した自民党の総理大臣は福田康夫氏や、麻生太郎氏など珍しくはないが、やはり前任の安倍晋三氏が3000日近くを務めていたことを考えれば、短い印象を受ける。 だが、過去の自民党の歴史を見れば、わずか2か月ほどで退陣に追い込まれた内閣が存在する。その1つが1989年6月3日から8月10日までの2か月強しか続かなかった宇野宗佑内閣だ。 >>小沢一郎氏「安倍・菅政権は立憲民主主義を破壊した」憲法軽視の菅政権を猛批判<< 宇野氏は、大規模な贈収賄事件となったリクルート事件の発覚や、消費税導入による支持率低下などを受け退陣した竹下登氏の後任を務めた。この時、竹下氏の有力な候補者と目された人物たちも、リクルート事件に絡んでいたため、宇野氏に「棚ぼた」的に出番が回ってきた。その後の組閣でも、リクルート事件の関係者を遠ざけクリーンなイメージを作り出そうとした。 だが、就任からわずか3日後の『サンデー毎日』(毎日新聞出版)に女性スキャンダルが報じられる。内容は、宇野氏が神楽坂の芸者に対し、三本指を使い自分の愛人にならないかと持ちかけたなるもの。宇野氏としては30万円のつもりだったが、芸者の相場は300万円。そのため、呆れた彼女は週刊誌に告発したとされる。 この時、同誌の編集長を務めていたのがジャーナリストの鳥越俊太郎氏だった。その鳥越氏も2016年の東京都知事選挙の出馬時は、週刊誌にセクハラ疑惑が報じられるのだから、何とも皮肉なものである。 宇野氏のスキャンダルの内容はかなりひどいものだが、当時の時代の空気として、「政治家の愛人」は公然の秘密といった存在であった。しかし、この報道が『ワシントン・ポスト』を始め、海外のメディアに報じられると問題は大きくなる。就任翌月に行われた参議院議員選挙では、社会党委員長だった土井たか子氏が活躍するマドンナブームが起き、自民党は結党以来初の過半数割れを起こす。もし衆議院議員選挙だったならば、政権交代が起こりかねない事態だった。ここには、宇野氏のスキャンダルの影響が大きく関わっていたのは確かだろう。選挙の結果を受け、宇野氏は辞意を表明。在職日数69日での辞任となった。 現行憲法下でカウントすれば、羽田孜氏(64日)、石橋湛山氏(65日)に続くワースト3の記録となっている。政治は空気によって左右されるものであり、スキャンダルは命取りになりかねないと気付かされるケースだろう。
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社会 2021年10月01日 12時00分
河野氏敗北は前日には決まっていた?「麻生さんが、小泉さん石破さんが嫌い」元日テレ青山氏が総裁選の背景を分析
9月30日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、元日本テレビの政治部記者で、9月からフリーの政治ジャーナリストに転身した青山和弘氏がゲスト出演した。 青山氏は同29日に投開票が行われ、岸田文雄氏が当選した自民党総裁選の裏側について、河野太郎氏の敗北は「前日にはこれは勝つことはないなという感じになっていましたね」と語った。 >>坂上忍「政治家ゲストはすげえ時間取るんで迷惑」発言で物議 河野太郎氏には「ポンって返してくれる」と評価<< 総裁選は、第一回目の投票が岸田氏が256票、河野氏が255票と拮抗していたが、決選投票ではこぞって岸田氏に票が流れた。この動きについて、青山氏は「河野さんは世論の人気があるが、結局勝てない」という「勝ち馬に乗る」流れがあったと解説。そして、「(河野さんは票を)締め付ける力が弱かった。割とふわふわした選挙に弱い若手の票が計算されていた」と背景を語った。 さらに青山氏は、河野氏は麻生太郎氏率いる麻生派の所属議員だが、河野氏の支援に回った石破茂氏、小泉進次郎氏と麻生氏の間にも距離があったと指摘。「麻生さんが小泉さん、石破さんが嫌いなので、あまりこの2人を使うのはやめようとずっと言ってるんですけど、やはり党員票を積み増すには“小石河(連合)”と言われた3人でワッショイとやった方がいいという人たちと意見が合わなくて、足並みが揃わなかった」とも語り、「人気者が集まれば人気が足されることじゃない。議員票という意味ではマイナスになった」と敗因を分析していた。 また、岸田氏の選対本部長を務めた甘利明氏は麻生派議員でもあった。甘利氏の幹事長への起用が伝えられていることには「極めてわかりやすい論功行賞人事」とも語り、「派閥のグリップ(締め付け)が効かなくなった」と選挙戦全体を総括していた。 これには、ネット上で「自民党政治、ドロドロしていてマジで怖いな」「テレビで見てた青山さんが他局のラジオで喋ってるの新鮮」といった声が聞かれた。
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社会 2021年09月11日 10時00分
「コロナ収束した」だけじゃない、麻生財務相の呆れたコロナ関連発言はほかにも
麻生太郎副総理兼財務大臣が9月7日の記者会見で、菅義偉首相の自民党不出馬の理由を問われ、「コロナはまがりなりにも収束したという思いがあったのだと思う」とコメントし、物議を醸し出している。これを受け、ネット上では「この感染者数で、収束とは言えないだろ」「せめて国民全員がワクチン打ってから言って欲しい」といった声が聞かれた。 麻生氏と言えば、世間の感覚とのズレがある発言をたびたび行ってきた。コロナ関連でもそれは多く飛び出している。 >>麻生大臣は射撃選手だった! 意外にもオリンピック出場経験ある政治家たち<< 2020年5月には、コロナに関して「6月に何となく収まるのかな」と発言。これは、約100年前に流行したスペイン風邪が7月に収まっていることを例に出したものだが、結果を見れば、夏には全く収まらなかった。一部の識者の間では、コロナは夏に落ち着くのではといった見方があったのは事実だとしても、何の根拠もない放言でしかなかったと言えるだろう。 同年6月には、日本のコロナ死者が外国に比べて少ない理由として、「国民の民度のレベルが違う」と発言した。麻生氏の発言の意図としては、ロックダウンなどの強い措置を取らない「お願い」レベルであっても、日本人が自粛に従った国民性を評価するものだったが、「そういう話ではないのでは」「ここでざわざわ日本アゲする必要ないと思う」と批判を集めてしまった。 2021年3月には、報道陣に逆質問する形で、「マスクはいつまでやることになっているの?」と訊ねた。気温が上がるに従い、マスクの中が蒸れることで、皮膚のかぶれを訴える人が一部でいる話から派生しての逆質問であったが、「さすがに適当すぎる」といった声が相次いだ。 麻生氏の売りは毒舌や放言ではあるが、世界的にも多くの死者を出し、未だ収束する気配のない新型コロナウイルスに関しては、言葉を選ぶべきかもしれない。
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社会 2021年07月22日 12時20分
麻生大臣は射撃選手だった! 意外にもオリンピック出場経験ある政治家たち
オリンピック出場経験のある政治家と言えば、まず思い浮かぶのは橋本聖子参議院議員だろう。失言問題で辞任した森喜朗氏に代わって東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長に就任した。 橋本氏は、スピードスケートと自転車競技の選手であり、1992年のアルベールビル冬季オリンピックでは、女子スピードスケート競技(1500メートル)で銅メダルを獲得。夏季大会でも自転車競技に出場し、冬季4回、夏季3回の7度のオリンピック出場を果たしている。これは日本女子最多記録だ。さらに橋本氏は、1995年の参議院議員選挙で初当選しているが、この時点で現役引退はしておらず、国会議員とプロスポーツ選手を兼任していた。 >>『めざまし8』谷原章介、五輪中止要望の声を「雑音」と発言で批判 「安全を求める声を…」抗議の声も<< このほか、現職の参議院議員では元ビーチバレー日本代表として、2度のオリンピック出場経験のある朝日健太郎氏がおり、過去にはYAWARAちゃんこと谷亮子も同議員を務めたのはよく知られている。 だが、このほかにもオリンピック出場経験を持つ意外な政治家たちがいる。 まず筆頭に挙げられるのが、元総理大臣の麻生太郎副総理兼財務大臣だろう。麻生氏は、1976年にカナダのモントリオールで行われた夏季オリンピックに、クレー射撃(スキート)の日本代表として出場。ただし、成績は41位と振るわなかった。この3年後に衆議院議員選挙に初当選し、政治家としてのキャリアをスタートさせる。 馳浩衆議院議員もオリンピック経験者だ。馳氏と言えば、プロレスラーのイメージが強いが、1984年のロサンゼルスオリンピックに、ライトヘビー級のレスリング代表として出場。ただ、結果は予選敗退となっている。議員となった後はスポーツ経験者として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問会議・顧問を務める。 さらに、前回の1964年に行われた東京オリンピックに出場したのが、元サッカー選手の釜本邦茂氏だ。19歳で日本代表入りを果たし、東京オリンピックに出場。次の1968年のメキシコオリンピックでは、7得点を挙げる得点王に輝いた。この大会でサッカー日本代表は銅メダルを獲得している。その後は知名度を活かし、サッカー指導者などとして活躍。1995年の参議院議員選挙に出馬し当選、1期を務めた。この時に声をかけたのが早稲田大学の先輩である森氏だった。同期当選組には前出の橋本氏、馳氏がいる。 図らずも1995年の選挙でオリンピック出場経験のある議員が3人誕生し、いずれも森氏と関わりがあるのは興味深いところだ。
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社会 2021年07月11日 07時00分
麻生太郎氏の漫画好きアピール、あの大物アニメ監督から批判され炎上した過去も
さいとう・たかをによる人気漫画作品『ゴルゴ13』(リイド社)の単行本が201巻となり、「こち亀」こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を抜いて、世界一の記録を更新した。これを受け、漫画好きで知られる麻生太郎副総理兼財務大臣のコメントが話題となっている。「ゴルゴ13」に関する質問をNHKの記者から向けられ、「NHKからの質問で今までで一番レベルが高い」とユーモアで返したのだ。 麻生氏はかねてより漫画好きをアピールしており、「オタクの聖地」と呼ばれる秋葉原での演説を行ったことも。しかし、パフォーマンスの要素も大いに含まれていたと見る声も多い。実際に、大物アニメ監督である宮崎駿氏は麻生氏を批判している。 >>「義務教育は小学校で十分」麻生大臣の失言は過去にも 東大OBに「人の税金を使って大学へ行った」発言も<< 宮崎氏は、2008年11月に日本外国特派員協会で行われた記者会見で、当時総理だった麻生氏の漫画好きぶりについて訊かれ、「恥ずかしいと思う。それはこっそりやればいいことです」とバッサリと切り捨てている。宮崎氏の発言の真意は、漫画好きを政治的なアピール材料に使う麻生氏を批判したと言えるだろう。 さらに、この発言の前に宮崎氏は、子どもたちを取り巻く環境がアニメ、ゲーム、携帯(電話)、マンガなどバーチャルなものに取り込まれていると批判していた。 そのため、宮崎氏の発言は麻生氏批判ばかりではなく、オタク全体へのバッシングと取ったネットユーザーも多く、「好きなものをアピールして何が悪いのか」と炎上してしまった。今からすれば考えにくいことだが、当時はそれだけ麻生氏を好意的に見る声が多かったと言えるだろう。 麻生氏はその後も国会でクールジャパンをテーマに演説を行うなど、サブカルチャーへの造詣の深さを見せている。ただ、一部ネット上では、麻生氏はその後に起こったオタクバッシングへの反論がなく、性表現規制へも積極的な姿勢を見せていたと指摘されている。やはり麻生氏にとっては、漫画は政治的アピール材料の一つというのが実際のところなのかもしれない。少なくとも、「オタクの味方」でなかったのは確かだろう。
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社会 2021年07月03日 07時00分
「自分で蒔いた種」発言だけじゃない、麻生大臣と小池知事の因縁 「理解不能」と切り捨てたことも
麻生太郎副総理兼財務大臣の小池百合子東京都知事に対する発言が、物議を醸している。麻生氏は、東京都議会議員選挙の自民党系候補の応援演説の場で、過労で静養中の小池氏について「自分で蒔いた種でしょうが」と発言した。 この発言は、小池氏自らが代表を務める都民ファーストの会について、「代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」と批判する中で生じたもの。都知事の仕事と並行し、党の代表も務めていた小池氏が過労でダウンしてしまったのは「自業自得では」と麻生氏は言いたかったのだろう。 >>舛添要一氏、静養中の小池都知事に「最終目標は総理の座」「利用できる者は利用」と猛批判<< 麻生氏は、これまでにも小池氏批判発言を続けてきた。 2017年に小池氏が「希望の党」を立ち上げ、国政再進出の企てを報じられた時には「極めて理解不能」と切り捨てた。また、同党が一部報道で景気回復まで消費税凍結を打ち出したことに「東京で(景気回復を)実感できないという小池氏の感性はおかしい」とチクリと釘を刺した。さらに、小池氏が最終的に出馬を見送ったことにも「結局小池さんは選挙に出ない。何を考えているのか」と疑問を示している。 実はこの「希望の党」に関して、麻生氏には苦い経験がある。自民党の麻生派に所属していた福田峰之衆議院議員(肩書は当時)が内閣府副大臣を辞任し、「希望の党」への合流を突如表明したのだ。この時、麻生氏には何の相談もなかったという。福田氏はその後の選挙では落選しているが、この流れを見るに麻生氏が、小池氏に良い感情を抱いていないのは確かかもしれない。 麻生氏の発言の特徴は、常に小池氏の人格を含めて批判するものだ。小池氏自身がポピュリスト的なタイプの政治家のため、政策と人柄は切り離せない存在ではあろう。ただ、今回の発言は、応援演説で出たリップサービス的な内容であったとしても、非難を受けても仕方ないのではないだろうか。
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社会 2021年05月29日 10時00分
「義務教育は小学校で十分」麻生大臣の失言は過去にも 東大OBに「人の税金を使って大学へ行った」発言も
自民党の麻生太郎副総理・財務大臣の発言が物議を醸し出している。昨年9月に私立N高校の特別授業に出演した際の発言が、ネットで拡散され話題となった。その内容は「きちんとした教育はもう小学校までで十分じゃないかと。中学まで義務にする必要あんのかと」というものだった。さらに数学をやり玉に挙げ、因数分解や微分積分のほか、「サイン、コサイン、タンジェントなんて言われて、何のことかまったく残ってないと思うね、一回も使ったことがないと思う」とバッサリだった。 これには、ネット上で「確かに数学まったく使わないわ」といった声がある一方で、「この観点だとほかにも学ぶ必要のないものが無数にあるし、ほとんどの勉強が無意味になってしまうのでは」といった反対意見もある。 麻生氏はもともと失言、暴言、放言の多い、お騒がせ政治家として知られるが、今回のように教育に関する問題発言も多い。 2018年には、地元福岡県の福岡市長選挙の応援演説に立った際に、東京大学卒業の北橋健治北九州市長を「人の税金を使って大学へ行った」と批判した。この時、麻生氏が応援する自民党系候補が私立大学卒業であるため、対比する形でリップサービスを披露したのだろう。しかし、教育の無償化を進めていた当時の安倍晋三内閣の政策を否定するようなものだと非難を集めてしまった。 2021年には、研究や人材を育成する約10兆円規模の「大学ファンド」の設立をめざす場合、文部科学省が主導で行った場合は「儲けられるわけがない」と、文科省批判とも取れる発言を行っている。 >>志らく「菅さんは秋でお終い?」田崎史郎氏にド直球質問 麻生政権末期を例に回答<< 麻生氏は大学まで学習院で過ごした超セレブな人物ゆえ、誰もが平等に持つ「教育を受ける機会」といった、公共的な要素を持つ教育への興味関心は薄いのかもしれない。 さらに、麻生氏は自己の価値観を絶対基準にして何かを語ってしまう傾向もある。2020年には、コロナで日本の死者数が少ないのは「国民の民度のレベルが違うから」などと発言し問題に。2013年には、憲法改正議論に関連してナチスの例を出し、「その手口に学んでは」と発言し発言を撤回。これらの発言がサラリと出てしまう理由は、お坊ちゃん育ちの「教育環境」に求められるかもしれない。
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社会 2021年03月23日 13時00分
麻生大臣の「いつまでマスク?」に専門家「2年後だけど、生きてたら…」と強烈皮肉にスタジオ慌てる
23日放送の『グッとラック!』(TBS系)に出演した感染症専門家の発言が話題を呼んでいる。 昨日、1都3県の緊急事態宣言が解除された。これに伴い、飲食店などへの時短要請は午後8時から9時に1時間延長。繁華街ではお酒を楽しむ人でごった返している場所もあるという。 今回、解除後の東京の感染状況を予測したのが、日本医科大学特任教授の北村義浩氏。この日が番組最後の出演となった同氏は、日別による感染者数の推移のグラフに、自らマジックペンで上昇カーブを図示。 さらに「もう書いちゃおう!」と言うと、到達値が3000人しかなかったグラフの枠を突き抜け、パネルの一番上まで上昇の曲線を描いたのだ。同氏によれば「(1日)8000人まで行く」と見解を述べていたが、まさかの“暴挙”にスタジオも騒然。共演者も「最後だからって……」と苦笑いしていた。 >>志らく、麻生大臣の発言に「死ねって聞こえる」メッセージ性がないと苦言も疑問の声<< さらに今回、同氏に「いつになればマスクなしの生活に戻れる?」という質問が。麻生太郎財務相も19日の閣議後記者会見で「いつまでやんだね? マスクは」と記者に逆質問をしていたが、北村氏も「麻生さんもおっしゃっておられた質問」と前置きしつつ、「2023年の春にはお薬(治療薬)ができると思うので、お薬ができればマスクが外せると思う」と言及。「ですから、麻生さんに対する答えは『2年後になったら』」と回答。 これに対し、MCの立川志らくが「それじゃ麻生さん、暴れちゃいますよね」と指摘すると、北村氏は「まだ生きてたら……」とブラックジョーク。これにロンドンブーツ1号2号・田村淳も「元気です」、若林有子アナウンサーも「元気ですから」と慌てて注意していた。この発言に「ホント最低な番組」と腹を立てるネットユーザーもいたが、「素晴らしい発言」「先生よく言ったww 何故かスカッとしたわw グッとラック、もう最後なもんだからやけくそだな」と快哉の声も多かった。 今回の麻生大臣の逆質問については「彼がいつも言うジョーク、冗談だからまともに取り合うな」という意見もある。これに対して北村氏もジョークで返したということだろう。
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