小説
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芸能ニュース 2023年08月26日 12時20分
小説家としても活躍の松井玲奈、主演映画『緑のざわめき』の監督は同世代「すごくうれしいこと」
福岡と佐賀を舞台に、3人の異母姉妹が織りなす物語を描いた映画『緑のざわめき』(夏都愛未監督)が9月1日から公開される。同作で主人公の小山田響子を演じ、俳優業のかたわら小説家としても活躍する松井玲奈に、本作や多岐にわたる活動について聞いた。 >>全ての画像を見る<<本作の夏都監督は同い年ですが、作り手として同世代から刺激を受けることはありますか?「今回、私は役者で参加して、監督と役者で同じフィールドにいるわけではないので、すごく刺激になったというわけではないですが、単純に同年代の方が現場に増えていると感じています。それはすごくうれしいことですね」本作が完成して、感じたことを教えてください。「撮影中は響子として、その場で起きていることがどういうことで、この場面で何を伝えたいか考えていることが多かったんですけど、でき上がったものを見て、やっと監督が何を表現して伝えたかったかが、明確に受け手として理解できました」以前、脚本を手がけられていますが、ご自身で撮ってみたい願望は?「ないですね。演じる方がいいなって。適材適所で、私に監督は無理だと思います。夏都監督はすごくクリエイティブな方で、自分の撮りたいものや意志がはっきりしているので、すごく楽しく撮影できました」小説も執筆されています。演じることと文章を書くことは似ていますか?「うーん(考え込む)。全然違いますね。人が書いたものを入れて口から出して演じるのと、自分の頭の中にあるものを文字に起こすのは、ベクトルが違うと感じています 」執筆中は、どのようなことを意識しているのでしょうか。「執筆中は、集中しています。でも、アドレナリンが出ているとか、集中して周りが見えないということもなくて、書きながら『この先どう進んでいくかな』ということを常に考えています。私は、将棋は詳しくないですけど、よく棋士の方って、何手も先が見えていると言うじゃないですか。一手打ちながら、いろいろなパターンが頭に浮かんでいるイメージに近いのかなと。文章を書きながら、次の展開がどう動いていくか頭の片隅にある感覚です」『やわ男とカタ子』(テレビ東京)や『ギフテッド』(東海テレビ)など出演作が続々と放映されています。今後、取り組みたい役や作家として展望があれば教えてください。「最近は映像に関しては、ありがたいことにいろいろ出させていただいているので、このまま頑張っていきたいという気持ちです。執筆活動は新作を発表できていないので、今年中に新しいものを書いて、短いものでも出せたらいいなと思っています」新作小説の構想やアイデアはありますか?「あるんですけど、秘密です(笑)」7月27日に誕生日を迎えられました。どんな1年にしたいですか?「ポジティブになりたいというのはあります。ベースがネガティブなんですけど、ネガティブからポジティブに変換する作業を毎回しているんです。それがなくても、最初からポジティブに考えられるようになりたいです」ヘアメイク:藤原玲子スタイリスト:鼻先さや(DRAGONFRUIT)『緑のざわめき』出演:松井玲奈 岡崎紗絵 倉島颯良草川直弥(ONE N' ONLY) 川添野愛 松林うらら 林裕太カトウシンスケ 黒沢あすか監督・脚本:夏都愛未プロデューサー:杉山晴香 / 江守徹撮影:村松良 照明:加藤大輝 音楽:渡辺雄司配給:S・D・P 製作:「緑のざわめき」製作委員会2023年/日本/カラー/4:3/Stereo/115分 ©Saga Saga Film Partners文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業公式サイト:midorinozawameki.com9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開(取材・文:石河コウヘイ)
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芸能ニュース 2023年08月19日 08時00分
NEWS加藤シゲアキ「問題作でもある」秋田・土崎空襲テーマの最新小説完成! ビジュアル、ポスター公開
NEWS・加藤シゲアキの最新小説『なれのはて』(講談社)が、10月25日に発売される。 >>全ての画像を見る<< 加藤は、NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で作家デビュー。2021年には、『オルタネート』(新潮社)で第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞した。 加藤“第二章”のスタートとなる『なれのはて』は、1万字のプロットから始まり、構成をじっくり練り上げ、約3年をかけて完成した長編小説。舞台は、東京、秋田、新潟。そして時代も令和から、戦前戦後の昭和、そして大正までを描いている。 物語のきっかけになるのは、終戦前夜に起きた日本最後の空襲といわれる、秋田・土崎空襲。これは秋田にルーツのある加藤が、温め続けてきたテーマ。やるせない人間の業(ごう)と向きあいつつ、一方で力強く生き抜こうとする人びとの姿を1枚の絵のミステリを通じて描かれている。いまの“加藤シゲアキのすべて”を、エンターテインメント小説として昇華させた書き下ろし巨編だ。発売に先駆け、同作の公式ホームページにて加藤のビジュアルと、世界観を表現したポスタービジュアル5種類が発表されている。 同作について加藤は、「前作『オルタネート』の執筆時から考えていた本作が、構想からおよそ3年の歳月を経てついに完成しました。『なれのはて』は自著のなかで最も壮大なテーマに挑んだエンタメ作品であり、また問題作でもあると考えています」とコメント。さらに「舞台を2019年の東京と、私の母の地元である秋田にしたのは、私自身がこの物語に深く没入するためでしたが、その過程で日本最後の空襲のひとつといわれる土崎空襲を知り、自分がこの小説を書く宿命を感じました。作家活動が十年を超えた今だからこそ、全身全霊で書き上げることができました。一枚の絵の謎から広がる世界を、どうぞご堪能いただけると幸いです」と明かした。 9月22日発売の『小説現代』(講談社)では、「加藤シゲアキの現在地(仮)」を大特集。発売より一足先に『なれのはて』が読める「全文公開」やロングインタビュー、そして舞台の地・秋田でのグラビアなど作品をより楽しめる特集に。さらに、発表に合わせて加藤のインスタグラムアカウントが開設。書籍発売までの足跡やその他様々な話題が発信予定となっている。『なれのはて』定価:2145円(税込)https://narenohate.kodansha.co.jp加藤シゲアキのインスタグラムhttps://www.instagram.com/shigeaki_kato___j/?hl=ja
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芸能ニュース 2023年08月09日 12時00分
紗倉まな、恋愛小説が「思ったよりホラー」? 次回作は「女性が肉体を改造する話書いてみたい」
紗倉まなが8日、都内で恋愛小説集「ごっこ」(講談社)の刊行記念トークショーを開催した。 >>全ての画像を見る<< イベント前に行われた囲み取材に登場した紗倉は、本書について「私が他の原稿で行き詰まっていた時に、担当者から恋愛小説を書いてみたらどうですかと言われて着手したもの。1年くらいかけて書きました」と紹介。本書を読んだファンからの声も紹介し、「純粋な恋愛を書いたつもりだったんですが、読んだ人からは、思ったよりホラーって言われたりして、今まで書いた作品ではいただかなかったような感想をたくさんいただきました」と話す。 紗倉は「私が職業柄、男性の方に応援してもらうことが多いんですけど、この作品は女性の方に読んでほしいという気持ちで書いたんです。たぶん男性の方が読むと、女性って怖いって思われる部分もあるかもしれません」と笑顔を見せる。「私がこういう状況に晒されたら、こういう卑屈な思いを抱えるだろうなというのを書いたんです」と作品の登場人物たちの心情に自分が投影されていることも明かす。 今後について聞かれると、「体のことについて書くことに興味があるんです。女性が肉体を改造する話とかを書いてみたいです。化粧をするように整形をする人を筆力次第ですが、書いてみたい」と次回作に意気込み。「本作の映像化の話が今後あるか?」との質問も飛び出したが、「そんな欲を出すと醜すぎるので……」と謙遜しつつ、「でも、『ごっこ』は映像的に見える部分がたくさんあるねって、いろんな人にお声がけいただいたんです。 私自身は別の形でも、この『ごっこ』を見てみたいなという思いはあります。どう転ぶかはわかりませんが」と話した。 イベントには漫画家のいつまちゃんも出演したが、紗倉はいつまちゃんのオファーを自らお願いしたと明かし、「もともとすごく大ファン。今、興奮のあまり、緊張です。私も今回、恋愛小説を書きましたが、いつまちゃんの作品もいろんな恋愛事情、性愛事情を抱えた人がたくさん登場するんです。どうしたらあんな幅広い性癖の人たちを描けるんだろうって、そういう話を聞いてみたい」と述べ、「普段の作品の作り方の背景も聞いてみたい」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2023年06月26日 19時15分
25万部突破! NEWS加藤シゲアキ『オルタネート』文庫版発売、重松清氏の解説も 『小説新潮』では今村翔吾氏と対談
NEWS・加藤シゲアキの著書『オルタネート』(新潮社)文庫版が、26日に発売された。 >>全ての画像を見る<< 加藤は、NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で作家デビュー。以降、『閃光スクランブル』(同)や『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(新潮社)など、ヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』(朝日新聞出版)を刊行した。 2020年11月には、長編小説『オルタネート』を刊行。同作は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった東京のとある高校を舞台に、新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡いだ新時代の青春小説。累計発行部数25万部(6月26日現在)を突破し、吉川英治文学新人賞をはじめ、第164回直木賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、2021年本屋大賞ノミネート、第8回高校生直木賞受賞など、文壇からの高い評価と読者からの熱烈な支持を獲得し、反響を呼んでいた。 26日には、待望の文庫版が発売。文庫化にあたり、加藤自身による書下ろしの「あとがき」をはじめ、小説家・重松清氏による「作家・加藤シゲアキ論」ともいうべき読み応えたっぷりの文庫解説が収録されている。 同作について加藤は、「本作は、普段あまり本を読まない高校生にも小説の楽しさを知ってほしいと思って書きました。しかし蓋を開けてみれば高校生だけでなく、私より年上の方からもたくさんの反響をいただきました。『オルタネート』は、本当に私を遠くまで連れていってくれた。そしてテーマ同様、私を大きく育ててくれました。胸を張って、言わせてもらいます。本作は私、加藤シゲアキの代表作です」とコメントを寄せている。 文庫版を記念して、発売中の月刊誌『小説新潮』(新潮社)7月号に親交のある直木賞作家・今村翔吾氏との対談を掲載。同世代ならではの熱いトークに注目だ。さらに、27日発売の新潮社PR誌『波』(同)7月号の表紙にも登場し、作家としての新たな覚悟に満ちた著者インタビューに加え、『オルタネート』を愛読する菓子研究家の福田里香氏&小説家の珠川こおり氏によるダブル書評も掲載されている。『オルタネート』本体定価; 990円(税込)https://www.shinchosha.co.jp/alternate/
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芸能ニュース 2023年02月21日 17時00分
紗倉まな「20代はうまくいかないこと多かった」作家として3年ぶりに小説発売、30代の心境語る
紗倉まなが20日、3年ぶりとなる小説「ごっこ」(2月22日発売、講談社)の刊行記念記者会見を開催した。 >>全ての画像を見る<< 月刊文芸誌「群像」に掲載された3篇の短編「ごっこ」「見知らぬ人」「はこのなか」を収めた同書について、紗倉は「これまでの作品より躍動感のある話が書けたんじゃないかなって思います。これまでと違う切り口や文体になっています」と紹介する。 「前回(「春死なん」)は高齢者の性がテーマ。読む人も限定されたと思うのですが、今回は恋愛なので、幅広い世代の方や女性の方にも読んでいただけたら嬉しいです。恋愛という軸で書くのも初めてだったんで、その辺りも楽しみにしていけたら」と笑顔を見せる。また、同書に収められた短編を書いている頃は、ちょうど作家として行き詰まっていた時期でもあったと言い、「『群像』の担当編集の方から息抜きに恋愛小説を書いてみるのはどうですかって声を掛けてもらって……。他の原稿が行き詰まっている時だったので助かりました」と回顧した。 「ごっこ」というタイトルは、友達ごっこ、恋人ごっこのような、型にはめ込むのが難しい、もどかしさのある人間関係を表したものだと言い、「友達だったり夫婦だったり、恋人だったり……。そんな風な男女の関係性はたくさんあるけど、そのどれにも結びつかない、何と落とし込んでいいかわからない関係も魅力的だと思っていたんです。何と説明していいかわからない、そのもどかしい感じを描きたいなって思って書きました」と説明する。 小説のアイデアは趣味のドライブ中に思いつくことが多いとも紹介。「私は運転をするのが好き。『ごっこ』の中の運転のシーンも、運転の最中にこういうシチュエーションがあったらって思いついて書いたんです。変に考えようとすると大変なので、気を抜いていると言うか、ぼんやりしている時に何を思いつくかを大事にしようって」と作家としてのこだわりも明かした。 紗倉は、作家活動そのものについても「他の作家の方がいろんなテーマを書いて原稿化しているのがすごいなって思うんです。私はAV女優として出てきて、こういう機会を与えてもらって、書くことが好きなのは前から変わっていない。作家という肩書きではなく、自分が今書けるものが書ければいいなと思って取り組んでいます」とコメント。 今年30代を迎えることについても、改めて自身の考えを紹介。「周りの方々から『どんどん生きやすくなってくるよ』と言ってもらえることが多くなりました。『30代は自分をうまくコントロールできるようになるよ』って。私も20代は色々うまくいかないと思うことが多かったので、30代は自分をうまく扱えるようになりたいなって思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月17日 16時45分
印税350万円ゲット! バイク川崎バイク、小説が3万部超えで貯金額まで暴露される
『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』 (ヨシモトブックス)重版記念トークイベントが16日に開催。著者のバイク川崎バイク(BKB)、ミュージシャンで小説家のクリープハイプ・尾崎世界観、MCとしてBKBとも親交が深いという後輩芸人・ニューヨークの屋敷裕政が登場した。 >>しずる村上も「嫉妬する内容」 バイク川崎バイク、小説デビュー作が重版決定!「星新一の次はBKBというくらいに…」<< オンラインで開催された同イベントは、先日、ラジオ共演をきっかけに仲が深まった尾崎にBKBが直接打診をする形で実現。オンライン上でトークをすることになった。声を掛けたのはBKBからで、ラジオの告知用に写真を撮る数分の間に連絡先を聞いたという。尾崎はBKBの印象について、「最初からフレンドリーで、初めて食事に行った時の振る舞いで“いい人だな”って思いました。優しかったですね。“僕の好きなタイプの人だ”って」と述懐。BKBの印象が悪ければ、トークイベントはなかったかもしれないとまで語った。 トークをする中で、同小説が3万部を突破したとの報告があると、屋敷が「3万部っすよ!? (BKBの)貯金は750万円ですからね」といきなり暴露。BKBが慌てて「あんまり言わん方がええよ!」とツッコミを入れるも、屋敷の暴走は止まらず、「400万円だった貯金が750万円になりましたから」とさらに打ち明ける。BKBは「印税の額がバレるから!」と制止したものの、芸人魂に火が付いたのか「750万ですからナナハン(750cc)ですかね。バイクだけにブンブン!」とボケて尾崎を笑わせる。そんな尾崎から、次の目標貯金額を尋ねられると「パパサン(883cc)ですかね」とバイクに絡めたコメントでらしさ爆発。しかし、すぐさま「こんな話やめましょう!」と自ら終わらせていた。 記者への囲み取材でも、印税について質問が投げ掛けられたBKB。350万円の使い道については「50万円は屋敷とか(仲の良い)さらば青春の光の森田とか、打ち上げとかに使いたいですね」と先輩らしい一面を見せる。続けて、「あとの300万円は……独身なんで、いつか出会う人に使いたいですね。なので、貯金ですかね」と現実的な一面をのぞかせていた。
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芸能ニュース 2020年09月22日 14時00分
大塚愛、小説家デビューも先行きに暗雲 女性歌手と小説は両立できず?
歌手の大塚愛が小説家デビューし、話題になっている。 大塚は8月21日に発行された『小説現代』(講談社)2020年9月号に、短編ホラー小説『開けちゃいけないんだよ』を寄稿。祖母の家で起きる奇妙な出来事を題材としたホラー小説となっており、意外な人物の小説家デビューに大きな反響が集まってる。 >>大塚愛、元夫SUの金欠で電気代未払い報道 離婚後の出演が増えた事情が明らかに?<< 歌手で小説家と言えば、町田康、辻仁成など、第一線で活躍している人物もいるが、大塚の作家デビューには厳しい声が集まっているという。 「実は、歌手で小説家として大成するパターンはあまり多くありません。芥川賞作家の川上未映子はかつて歌手でしたが、歌手としては鳴かず飛ばずで作家としてブレイクしたという珍しいパターン。また、辻の元妻の中山美穂もファンタジー小説『アタシと私』(幻冬舎)を発表しましたが、小説ファンからは、『面白くなくて読むのに苦労した』『これから話が深くなるのかなと思ったけどそうならないまま終わった』といった酷評が集まる事態に。さらに、ロックバンド・SEKAI NO OWARIのメンバーであるSaoriは17年に藤崎彩織名義で小説『ふたご』(文藝春秋)を発表し、直木賞候補ともなりましたが、2作目はいまだ発表されていません」(芸能ライター) 大塚のデビュー作は恋愛小説ではなく、ホラー小説だとして注目が集まったが――。 「大塚も自身の曲の作詞こそ務めていますが、小説はまったくの別物。小説家デビューが報じられた際のインタビューでは、本を読むのはあまり得意ではないとしつつ、学生時代には読書感想文が得意だったと告白するなど、文学に精通している人物ではないことも明らかです。長年発行部数に伸び悩む文学誌が売り上げを伸ばすため、話題性のある歌手やタレントに寄稿を頼むのは珍しくないパターンですが、1作目は話題になっても、実力が試される2作目以降を発表するのは困難。次作を出せるかどうかが試されるところでしょう」(同) 小説家“デビュー”が大々的に報じられた大塚。本当の意味で小説家となることはできるのだろうか。
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芸能ニュース 2020年08月24日 18時30分
しずる村上も「嫉妬する内容」 バイク川崎バイク、小説デビュー作が重版決定!「星新一の次はBKBというくらいに…」
お笑い芸人のバイク川崎バイク(BKB)が21日、デビュー小説「BKBショートショート小説集 電話をしてるふり」(ヨシモトブックス)の発売記念イベントをオンライン開催した。 新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間中、ネットに公開したショートショート50編を収録した本書は、これまでのBKBのイメージを覆すような、繊細な作品からユーモアに溢れたものまで様々な作品が収められている。すでに重版も決まっており、BKBは「発売して一週間くらいで重版は思った以上」とその反響の大きさに舌を巻く。 >>全ての写真を見る<< ショートショートの代名詞的存在の星新一や、同じくお笑い芸人から作家デビューし、芥川賞を受賞した又吉直樹らとの対比を問われると、「そもそもジャンルが芥川賞を取る内容ではない。憧れはありますけど、(又吉にライバル意識を持つとかは)おこがましい。でも、芸人のショートショートだとBKBだと言われたい。星新一の次はBKBというくらいになりたい」とコメント。「長編は書いたことないし、自信がない。中だるみのない話を書きたくなくてショートショートを選んだ。自分が読んでしんどいって思われるのは嫌なので。今はショートショートを極めていきたい」と意気込みも。 BKBの同期で友人である、しずるの村上純も会見に同席。「コントや物語を書く自分にとっては嫉妬する内容。(BKBは)もともとコントを書き、人前でそれを表現したい人。(小説ではコントとは一味違った)丸裸なバイク川崎バイクがそこに出る。そこが文章を書くバイク川崎バイクの魅力になると思う」とエールを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年08月14日 07時00分
AKB峯岸みなみもSNSで拡散!「マジで涙止まりませんでした」ネットで絶賛、バイク川崎バイクが小説を発表
バイク川崎バイク(BKB)の小説が話題だ。BKBといえば、サングラスにバンダナ姿で、文章の頭文字を「BKB」に変換したり「バイクだけにブンブン」など、キャッチーなネタで人気を博しているイメージがあるが、実は単独ライブでは、伏線回収や物語性のあるコントを発表しており、その完成度の高さからファンも多いという。 >>麒麟・川島、バービーへの“恋心”を目撃される? 話題のインスタ写真大喜利が書籍化、相方・田村の各誌要素にも注目!<< そんな彼が、8月12日にショートショート小説集『電話をしてるふり』(ワニブックス)を発売する。新型コロナウイルスの影響で空いた時間をショート小説執筆に充て、作品投稿サイト「note」に投稿。表題となった作品『電話をしてるふり』はSNSで「泣ける」と話題となり、10万PVを突破。今回、異例のスピードで出版に至った。 繊細なタッチで描かれた物語50編(書き下ろし含む)が収録されている本作について、BKBに話を聞いた。 ーー自粛期間に「note」に書いた小説が書籍化。かなりのスピードでの発売となりました。まずは自分の作品が本になった喜びをお伝えいただけますか。 そのつもり(出版するつもり)では書いていなかったんで……。近所に(メイプル超合金の)カズレーザーが住んでいるので仲が良く、前からよく小説に関して相談していたんですけど「とりあえず100個続けたら何かになるんじゃないですか?」って言われて「頑張るわ!」って話していたら、そしたら30個目くらいで「本出します?」って言われて。“早っ!”みたいな。ーー出版が決まる前の小説執筆は、手探りの状態で、見えないゴールに向かっていた状態。不安もあったと思いますがいかがですか? 大きな手応えも(27本目にアップした)『電話をしてるふり』まではなかったですね。それまで「毎日楽しみです」って読んでくれている人はいたんですけど、たまに“何のために書いているんやろ? でも、時間もあるからええか”くらいのテンションではありました。ーー『電話を~』で大ヒットにつながったわけですが、書いていくうちに反応を見て、見せ方やテクニックみたいなものを変えていったんですか? 確かにこの話だけ、涙腺をたたくテクニックを出せたんですかね。自分で読んで涙が出たんで、“じゃあ他人が読んだら?”って思ったというか。あとコメントを見ると「マジで涙止まりませんでした」ってコメントがババッときたんで、(SNSで)告知するときも「泣きそうになりました」って書いたら、それがフックになって、皆さん“読んでみようかな”ってなったんですかね。それこそ、峯岸みなみさんとかが反応してくれて、あれよあれよと広がった感じで。ーー広がった要因として『note』で、無料公開したのも大きいんですかね。 そうですね。勇気いりましたけどね。あの時期は目先の(お金)……っていうたらあれですけど、有料にすることも考えたんですけど、BKBのこと興味なかった人とか、小説が好きな人とか、広い視野で読んでもらいたいと思ったんで、だったら無料にせんと、マジで読んでくれないんで。僕も知らん人の有料記事なんて、ましてや「ブンブン」言うている人の小説なんて読まないですから。2、3分で読めるとも書いていましたし、“無料ですぐ読めるんやったら”ってことがハマったんやと思います。ーー毎回、朝の8時19分(バイク)にアップされていましたが、辛いことはありませんでしたか? トレンディエンジェルのたかしが近所に住んでいるんで相談したら「バイクの時間にアップするのがいいんちゃいます?」って言われて。なるほどなと。ただ、すぐに後悔しましたけど。ーー(笑)。今後、挑戦してみたい仕事や夢はありますか? これが原作となって映像化してくれたらうれしいですけどね。ーー例えば『電話をしてるふり』はナンパをされる女性が主人公です。どんな女優さんに演じてほしいですか? 黒木華さんですね。南海キャンディーズのしずちゃんさんを通じて、2回くらいお話しする機会があり、ノリで「小説書いているんですけど、ドラマ化になったら(出演)いいですか?」って言っていて。「ぜひ!」っておっしゃってくれたんで。まぁ、気をつかってくれたんでしょうけど、本気出したらやってくれるんちゃいますかね(笑)。ーー先ほど峯岸さんの話も出ましたが、周囲の芸人さんやタレントさんから何か反応はありましたか? 峯岸さんとは昔一緒に仕事をしたので連絡先も知っていて「(ショート小説を)全部読んで、どれが好きか言いますね」ってメッセージきたんですけど、そこからまだ何も連絡ないですね。忘れているやんけっていう(笑)。でも、あの人、演劇とか本とかめっちゃ好きなんで、そういう人が評価してくれるのはうれしいですね。あと、Twitterでほとんど絡まへん、野性爆弾のくっきー!さんとかが「マジでええやんけ」って言ってくださって。あんな天才から言うてくれてうれしかったです。ーーさらば青春の光の森田哲矢さんやニューヨークの屋敷裕政さんと仲が良いそうですが、実際に作品を見てもらったりしたこともあったんですか? こういうのって絶対読んでもらった方がいいって分かっているんで、屋敷とか森田にも読んでもらいました。森田なんかは「『電話~』は普通やったっすね。けど逆にこの(本作にも収録されている)『タイミング』は面白かったですけどね」とか、人によって感想は違いました。だからショート小説っていいなって思います。どれかはハマるやろっていう(笑)。 あと、たかしは本当に本を読まないんで「俺が分かるやつ(小説)は全員が分かりますよ」って話もしていましたね。ーー今回、コロナ禍の中で執筆活動にいそしまれていましたが、自粛期間中に芸人として、考え方が変わったことはありましたか? みんな言っていることでしょうけど、劇場を軸にしていた人がいかに戦えなくなったかっていうのがあって。お客さんがいて、笑ってくれるっていう恵まれた環境で、ネタができない状況下で“何ができるんか”っていうのは、僕を含めてめっちゃ考えたと思います。それこそ、この期間にYouTubeやる芸人が山ほど増えましたし、noteのユーザーもめちゃくちゃ増えたらしいですし、発信欲がとどまらへん中で、自分に向いているやり方をどう探すかというか。 僕が面白い小ネタとか思いつけば、動画に手を出して、小説を書いていなかったと思うんですけど、それが思いつかなかったんでやらんかった(笑)。ある程度芸歴を重ねて、何が面白くて、何が受けてって何となく分かっちゃったんで、“いま俺が動画上げてもそんな興味ないやろな”っていうのもあって、今回は(BKBが小説を書くという)ギャップで攻めようと思った感じですね。ーー最後に、本作のおすすめポイントを教えてください。 活字が苦手な人でも分かりやすい文体を意識していて、難しくないですし、しかもそれが50編入っているので、お得感があるのかなと。ちょっとした仕掛けも施していますので、全部読んでいただいた後に、良い読後感を味わえるお約束はできるのかなと思います。途中でBKBだけちらつかんようにだけ注意していただけたら(笑)。取材・文:浜瀬将樹『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』著者:バイク川崎バイク発行:ヨシモトブックス発売:ワニブックス定価:1,320円(税込み)ISBN-10: 484709946XISBN-13: 978-4847099465版型:単行本頁数:256頁
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