佐々岡真司
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スポーツ 2021年06月15日 17時00分
広島・佐々岡監督の采配に球界OBが苦言「同点までは投げさせないと」 薮田は続投させるべきだった? 復活の足掛かりになると持論
野球解説者の大矢明彦氏(元横浜監督)、齊藤明雄氏(元横浜)が、14日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。広島・佐々岡真司監督の采配に苦言を呈した。 今回の番組で大矢氏と齊藤氏は、同日に行われ広島が「2-3」で敗れた広島対西武の一戦を解説。その中で、「2-1」と広島1点リードの5回表に佐々岡監督が行った継投策を問題視した。 広島は4回まで先発・薮田和樹が西武打線を1点に抑えていたが、5回に2死一、二塁とピンチを招く。これを受けた佐々岡監督はここで薮田を降ろし2番手・コルニエルを送り込むが、コルニエルは森友哉にタイムリーを浴び裏目に。これで同点に追いつかれた広島は、6回に続投したコルニエルが勝ち越し点を奪われそのまま試合に敗れている。 敗戦を招く形になったこの継投策について、大矢氏はまず「5回が投手(へ)の四球から始まったのが一番大きかったと思う」と発言。薮田は5回1死から西武2番手・佐々木健に四球を与えているが、佐々岡監督はこの四球を見て代え時と判断したのではと推測した。 ただ、大矢氏は続けて「(薮田を)なんとか一本立ちさせたいのなら、少なくとも同点までは投げさせないと、『この次こそ』という気持ちを持って降ろさなきゃいけない。今日の降ろし方だと『何もなくダメだった』で終わってしまうので、非常にもったいない代え方をしたと思う」とコメント。薮田はこの試合が今季初登板・初先発だったが、先発の一角として運用したいのなら我慢して続投させるべきだったと指摘した。 大矢氏の後に話を振られた齊藤氏は「(薮田は)5回にもしやられた(失点した)としても、本人は『いけるところまでいった』と納得する感じになると思う。(でも)中途半端に代えられると、『信用されてないんだな』と(思ってしまう)」と、今回の早期降板は薮田のモチベーションにも関わってくるのではと主張。また、「次の登板でもっと重圧がかかって、四球(や被安打)が増えてくるんじゃないか」と、次回登板で予想される悪影響についても語った。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< 両氏の発言を受け、ネット上には「確かにせめて追いつかれるまでは続投で良かった」、「3、4回は四球で招いたピンチを併殺で切り抜けてたし、5回も何とか粘れる可能性はあったと思う」、「薮田は過去にタイトルも獲得した実力者だから、首脳陣はもう少し信用するべきだったのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そんな薮田を優先するような余裕なんか無いだろ、ただでさえチームは連敗続いてるのに」、「2017年の薮田ならともかく、今の薮田にはそこまで信用するような価値は無い」、「佐々岡監督は四球続きで炎上の気配を感じたから代えただけだろ、後続が打たれたのは結果論」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「プロ入りした2015年から広島でプレーする28歳の薮田は2017年に15勝を挙げ最高勝率(.833)を獲得するも、翌2018年から昨季までは計3勝と不振が続いている投手。今季も二軍で『7登板・1勝3敗・防御率4.60』と苦戦する中で14日に一軍先発の機会が巡ってきましたが、大矢氏、齊藤氏は多少失点に目をつぶってでも続投させた方が復活につながるのでは考えたようです。ただ、薮田の現状やチームが14日試合前時点で7連敗中(2引き分け含む)ということなどを踏まえて、早期降板は間違いではなかったと異を唱えているファンも少なくありません。なお、佐々岡監督は試合後『チーム状況も状況だし、なかなか点が取れていない中で、これはこっちが薮田の勝ちよりチームが勝つための選択をした』と、チームの勝利を最優先に早期降板を決断したと語っています」(野球ライター) 試合後に即二軍降格が決まった薮田は、「無駄な四球と、自分の今の信頼度があそこ(での交代)だと思う」と反省の弁を口にしたことが伝えられている。14日の試合と今後の二軍再調整を糧に、2017年の投球を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月14日 11時00分
広島・栗林、プロ初失点でメンタルが崩壊? 敗戦後の意味深コメントに二軍降格を勧める声も
残り3試合は、全て消化試合に…。敵地・京セラドームでのオリックス第3回戦(6月13日)にサヨナラ負けを喫し、広島東洋カープはセ・リーグの最下位に転落した。 「この負け方は、尾を引きそうですね」 多くのプロ野球解説者、取材陣がそう口にしていた。 敗戦投手となったのは、ルーキーながらここまで22試合連続無失点記録を更新してきた栗林良吏投手。試合後、「良い流れを壊してしまって申し訳ない」とうなだれたように、精神的ダメージが残りそうな負け方だったのだ。 「9回表、3点を挙げて同点に追いつきました。今季は9回打ち切り制なので、延長戦はありません。オリックスの最終回の攻撃を抑えて引き分けに持ち込んでいたら…」(球界関係者) 敗戦ムードを一変させた9回表の集中打、その雰囲気をブチ壊しにしてしまったが、栗林を責めることはできない。低迷する広島をここまで支えてきたのも「クローザー・栗林」である。 「雨天中止などがあり、セ・リーグで広島だけが交流戦の日程を全て消化できませんでした。他5チームは休みとなりますが、広島だけはあと3試合をこなさなければなりません」(スポーツ紙記者) >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< 広島は交流戦も最下位だ。埼玉西武と2試合、北海道日本ハムと1試合を行うが、対戦する両チームとも交流戦の優勝争いに絡んでいないため、“消化試合”となる。この「残り3試合」もペナントレースにカウントされるため、無駄にすることはできないが、広島ナインのモチベーションも気になる。 「栗林を休ませてやることができればいいんですが」(前出・関係者) そもそも、クローザーとは、色々な意味で図太くなければ務まらないものなのかもしれない。と言うのも、クローザーとセットアッパーは同じリリーバーであっても、ブルペンでの待機の仕方や調整法が異なるという。 「クローザーとセットアッパー、どっちが楽かと言えば、クローザーですよ。でも、精神面ではセットアッパーの方が楽かな?」 これは、リリーフ経験を持つプロ野球解説者のコメント。肉体的に辛いのはセットアッパーで、精神的に辛いのが9回の最後を任されるクローザーだという。 「セットアッパーは勝敗、点差に関係なく、首脳陣に『行け!』と言われたら投げなければなりません。クローザーは基本的に勝ち試合でしか投げませんから」(プロ野球解説者) 先発投手が走者を背負うと、ブルペンに待機していたセットアッパーの投手たちは肩を作り始める。しかし、首脳陣が「やっぱり投手を交代させない」と言えば、そこで投球練習を終了する。 投球練習をしても無駄に終わることが試合中に何度もあり、実際に登板していなくても、セットアッパーは肉体的な疲労を負うのだ。 「栗林は大学(名城大)、社会人野球(トヨタ自動車)を経由してプロ入りしました。経験豊富ですが、広島では新人です。先輩投手が肩を作っているそばで座っているので、気苦労もあったのでは」(前出・同) 栗林を休ませるとしたら、試合出場登録から外すのがベストだと思われるが、それはできないだろう。リリーバーの経験もある佐々岡真司監督は、どうやってブルペン陣を建て直すのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月18日 11時00分
コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか
広島東洋カープもコロナショックに見舞われた。菊池涼介内野手が高熱を発し、PCR検査を受けたところ、陽性が確認された。これを受けて、佐々岡真司監督を始め、一軍コーチ、選手、スタッフなど74人にもPCR検査が実施され、小園海斗内野手、正随優弥外野手も陽性と判定された。 「その発表があった5月17日、一部選手がマツダスタジアムで練習をする予定になっていました。防護服を着た複数の清掃員がやってきて、一塁ベンチや球場内通路などの消毒作業を行っていました」(地元メディア) 異様な光景だったという。 同18日からの東京ドームでの巨人との2連戦、その後も首位阪神との3連戦が控えている。攻守ともに戦力ダウンの非常事態である。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< しかし、その影響は12球団全体にも及びそうだ。感染防止対策、日程変更などはもちろんだが、それだけではない。 「東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー構成も、やり直しです。稲葉篤紀監督は『二塁・菊池』を前提に他の内野手の選出を考えていました」(球界関係者) “名手”菊池はここまで全39試合に出場し、リーグトップの打率3割4分2厘を残している。3-4月度の月間MVPにも選出されており、攻守に渡ってチームを牽引してきた。野球日本代表・侍ジャパンにおいてもリーダー的存在であり、金メダル獲得の至上命令を課せられた稲葉代表監督にとって、欠かすことのできない選手でもあった。 「東京五輪は7、8月なので、その頃には試合にも復帰しているかもしれません。でも、万全であるかどうかは…」(前出・同) また、ショートのレギュラーを掴みつつあった小園の欠場について、こんな指摘も聞かれた。 「小園は昨秋のフェニックスリーグで成長が認められ、その時点で広島首脳陣は今日のブレイクを予感していました。でも、佐々岡監督は『物足りない』と厳しい言い方をし、一軍には合流させず、キャンプ、オープン戦も二軍で送らせました。その屈辱をバネに、昇格後はバットでも結果を出してきました。これからという時なのに、運がないというか」(プロ野球解説者) 一軍昇格は4月22日。その後は遊撃手として先発出場を続け、まだ規定打席には到達していないが、3割6分の高打率である。 今季の広島は打線が繋がらず、苦しんでいる。二遊間を守る菊池、小園の離脱は攻撃面にも大きな痛手となるだろう。 「佐々岡監督はマジメと言うか、考え込んでしまうタイプ。これまでも打順編成で考え込み、決まったと思えばまた考え込み、そんなことを繰り返してきました。菊池、小園のいない打順編成でまた苦労しそう」(前出・スポーツ紙記者) 広島球団も感染防止策を徹底させてきた。他球団でもPCR検査での陽性判定者を出している。選手、関係者もナーバスになっているだけに、精神面でのケアも考えなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月13日 15時30分
広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは
12日に行われた広島対ヤクルトの一戦。「0-0」と両チーム引き分けに終わったこの試合で、広島・佐々岡真司監督が見せた采配がネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-0」と両チーム無得点で迎えた2回表に飛び出た采配。この回広島は坂倉将吾、正隨優弥の連続ヒットで無死一、二塁と先制点のチャンスを作ると、ここで打席には試合前時点で「.333・0本・4打点・15安打」と好調の小園海斗が入る。次打者が「.200・0本・1打点・2安打」の投手・森下暢仁だったため、小園には普通に打たせて先制点を狙うのがセオリーの場面だった。 ところが、佐々岡監督は小園に送りバントをさせ、後続の森下に1死二、三塁の好機を託すという奇策を講じる。しかし、森下は捕邪飛で走者をかえすことができず、続く菊池涼介も右飛に倒れ結局この回は無得点で終わってしまった。 >>広島・鈴木に「何回やれば気が済むのか」ファン呆れ 2日連続の暴走に批判、実はセオリー通りのプレーだった?<< 佐々岡監督の采配を受け、ネット上には「何で3割打者の小園より投手森下の打撃を信頼したのか理解不能」、「その辺の素人でもやらないような最低最悪の愚策、打つ機会を奪われた小園も相当不満溜めてるだろう」、「これで得点機逃したのが今日勝てなかった最大の原因だな」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「結果的には不発だったが、走者を三塁に進めた方が得点の期待値が高いって考えたんだろ」、「走者二塁よりは三塁の方が采配の幅も広がるしなあ」、「投手が打席だと相手バッテリーの警戒緩むっていうし、佐々岡監督はその辺りを踏まえて小園にバントをさせたのではないか」と采配の意図を推測するコメントも複数見受けられた。 「野手よりも打力が劣る投手が打席に入ると相手バッテリーは警戒心を緩めるのが一般的とされ、報復を受ける危険性のある死球を避けるため内角攻めなどもほとんど行わないとされています。比較的甘い球が来やすい状況であるため、走者が三塁にいれば内野ゴロやスクイズといった形で1点を奪える可能性は高まります。そのため、佐々岡監督は警戒されている小園が二塁走者をかえす確率よりも、無警戒の森下が三塁走者をかえす確率の方が高いと判断したのかもしれません。今回は失敗に終わったため多くのファンが憤っていますが、森下が打っていれば評価は真逆になっていたかもしれません」(野球ライター) 得点という結果にはつながらなかった佐々岡監督の采配。その是非はファンの間でも意見が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月09日 19時30分
広島・松山に「その辺の素人と同レベル」ファン激怒 守備ミス3連発の末に負傷交代、佐々岡監督に“スタメン剥奪”を求める声も
8日に行われた広島対ヤクルトの一戦。「11-7」でヤクルトが勝利したこの試合で、広島・松山竜平が見せたプレーがネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 「5番・左翼」でスタメン出場した松山は、打撃では「3打数1安打・2打点」をマーク。ただ、同戦では打撃ではなく、序盤から中盤にかけて相次いだ3つの守備ミスが問題視されている。 松山に最初のミスが飛び出たのは、「4-0」と広島4点リードの1回裏無死一、二塁。この場面で打席のヤクルト・山田哲人は凡打性のフライを打ち上げたが、松山は目測を誤ったのか一歩目の踏み出しが遅れ、結果自身の目の前に落ちるポテンヒットを許してしまった。 その後広島は2点を奪われなおも1死一、三塁とピンチが続くが、ここで太田賢吾のレフトフライを捕球した松山は、本塁送球は間に合わないと考えたのか二塁へ緩い球を返球。ただ、一塁走者・村上宗隆はこれを見逃さず二塁へタッチアップすると、後続の西浦直亨のレフト前ヒットで本塁に生還。松山の緩慢返球は失点につながる結果となった。 また、松山は「5-9」と広島4点ビハインドの5回裏1死三塁の場面でも、山崎晃大朗が放った平凡なレフトライナーの目測を誤り、慌ててジャンプし捕球を試みるも後逸するというミスを犯す。さらに、松山はこの“バンザイプレー”の直後に右ひざ付近を押さえながらその場にうずくまり、トレーナーに付き添われベンチ裏に下がるとそのまま交代となった。 >>元広島・高橋氏の暴露話に「だから古巣に帰れないんだろ」呆れ声 選手の指導を放り出したまさかの理由とは<< 同戦でのミス3連発を受け、ネット上には「3つのミスは全部酷すぎる、その辺の素人と同レベル」、「何回もミスやらかした挙句負傷退場は酷すぎる、迷惑かけた投手陣全員に謝れ」、「全部記録に残らないエラーだから、投手としてはたまったもんじゃないな」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「この試合を最後に佐々岡監督は松山を代打要員にするべき、その方が本人にとってもチームにとってもいい」、「今後は代打に専念させた方がいい、相手打者が松山を狙い撃ちしてくることも考えられるわけだし」、「スタメン起用するにしても、DHが使える交流戦限定にしてほしい」といった、チームを率いる佐々岡真司監督への要望コメントも複数見受けられた。 「2008年のプロ入りから広島でプレーする松山は主に一塁と外野を守っていますが、近年は守備難が目立っている選手。外野として8試合に先発している今季も、UZR(同じ守備位置の平均的な選手に比べどれだけ失点を防いだかを表す指標)はセ・リーグ外野手ではワースト4位となる『-2.1』と振るっていません。ただ、一方で打力には確かなものがあり、今季も得点圏打率『.417』と勝負強さを見せています。そのため、佐々岡監督は松山を今後スタメンではなく、代打の切り札や交流戦でのDH要員として起用していくべきではないかと考えているファンは少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では下半身のコンディション不良で、9日・巨人戦以降の起用は状態を見ながらの判断になると伝えられている松山。今回の守備ミス連発を受け、佐々岡監督が起用法を改めることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月26日 19時30分
巨人・原監督、三浦監督に胃薬常備を推奨? 過酷さがにじむ助言に反響、セ監督対談でリアルな苦労話を語り合う
25日放送の「プロ野球 監督座談会」(NHK BS1)に、巨人・原辰徳監督がVTR出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 番組ではセ監督陣、パ監督陣がそれぞれリモートで顔を合わせ、今季の抱負や警戒している他球団などをテーマにトーク。昨季までチームをリーグ2連覇に導いている原監督は、「皆さんそんなに警戒しないで大丈夫です」と余裕も漂わせていた。 >>巨人・原監督「職場放棄だ!」毒舌が話題も昨年よりはマシ? 故障選手をやり玉に、現役時代の苦悩も影響か<< その中で、今季から指揮を執るDeNA・三浦大輔監督が他5監督に「胃薬は必要でしょうか? やっぱりストレスとか大変だと思いますので」と質問。これに原監督が反応し、「手放せなくはないけれども、あるに越したことはないんじゃないでしょうか」と回答。監督業では胃が痛む機会がしばしばあるという理由で三浦監督に常備を勧めた。 すると、続けて口を開いた広島・佐々岡真司監督は「僕は遠征バッグに1箱、(本拠地)マツダスタジアムの監督室に1箱置いてあります」と胃薬を常備していると回答。さらに、ヤクルト・高津臣吾監督からは「胃薬はそんなにあれ(服用していない)ですけど、寝られない日はよくありましたね」という体験談も飛び出し、三浦監督は神妙な面持ちで聞き入っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「原監督の発言から次々と過酷な体験談が出てきて驚いた」、「DeNAはOP戦11位だったから、三浦監督はシーズンに向けて不安が尽きないのかな」、「指揮官は胃薬、睡眠薬が必須ってよく聞くけどやっぱり本当なんだな」、「連敗中とかは想像できないほどのストレスがかかるんだろうか」、「ストレスで薬に頼ったり激ヤセしたりっていうのはたまにニュースにもなってるし、全員とにかく無事にシーズンを乗り切ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「シーズンを戦う中でかかる重圧やストレスの大きさからか、胃薬や睡眠導入剤を服用しながら職責を果たしている監督は少なくありません。近年でも特に過酷さがうかがえたのはソフトバンク・秋山幸二前監督(2009-2014)で、監督最終年の2014年終盤は酒を飲んだ上で睡眠導入剤を服用しないと眠れない日々が続いたことが伝えられています。また、広島・緒方孝市前監督(2015-2019)は退任後に記した著書の中で、監督時代はストレスを発散するためにタバコを1日60本吸い、コーヒーを1日20杯飲んでいたということを明かしています」(野球ライター) 番組放送翌日の26日から今季がスタートしたプロ野球。各球団の指揮を執る監督たちが、体調を崩すことなくシーズンを完走することを願っているファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月26日 17時00分
今季のセ・リーグは広島が優勝? 意外なキーマンが数年来の悩みを解決か、前田氏の主張に納得の声「確かに一番大事な選手かも」
25日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、元広島で野球解説者の前田智徳氏がVTR出演。広島の優勝のキーマンにドラフト1位ルーキー・24歳の栗林良吏を挙げた。 番組では元中日で野球解説者の川上憲伸氏と前田氏が、開幕が翌日に迫った今季のプロ野球をセ・パそれぞれ展望。セは昨季まで巨人がリーグ2連覇を果たしているが、川上氏は阪神、前田氏は広島が今季優勝すると予想した。 その中で、前田氏は広島の今季を左右するキーマンとして、佐々岡真司監督が抑えでの起用を明言している栗林を挙げる。栗林はオープン戦で「4登板・0勝0敗1セーブ・防御率0.00」と結果を残したが、前田氏は「いいストレートと落ちるボール(を持っている)。クローザーとしての条件はそろっている」、「昨年はクローザーで落としたゲームが多くて(苦しんだが)、佐々岡監督も早い段階で(抑えとして)計算していたんじゃないかと思うぐらいの(投球を見せている)」と、OP戦の時点で抑えとしてふさわしい活躍を見せてくれていると評価した。 一方、前田氏は「(貢献度合いは)連投がどこまでできるのか(にも左右される)」ともコメント。栗林はOP戦では1回も連投起用されていないが、前田氏はどれだけ連投が利くのかも個人、チームの成績を左右するポイントになるとの見方を示している。 >>広島・九里の“347球”に「よくやった」 スタミナ強化だけじゃない? 野村氏が語ったブルペン投げ込みのメリットとは<< 今回の放送を受け、ネット上には「大瀬良(大地)や鈴木(誠也)ではなく栗林を挙げたのは意外」、「抑え不在のチーム事情を考えたら確かに一番大事な選手かもしれない」、「昨季は救援防御率がリーグワースト(4.64)だったから、自分も栗林の活躍次第で順位が大きく変わるって思ってる」、「本人が『何連投になっても抑えられるように』って言ってるニュースもあるし、多少の連投でも頑張ってくれそう」といった反応が多数寄せられている。 「広島は巨人の2連覇以前に3連覇(2016-2018)を達成していますが、この当時は中崎翔太、今村猛といったリリーフを抑えに固定できていました。しかし、2019年から昨季までは両名が不振に陥っており、スコット、塹江敦哉、菊池保則といった新守護神候補たちも定着には至らず。昨季中盤にようやくフランスアが抑えに定着しましたが、そのフランスアは9日に右ひざの手術を受け長期離脱が濃厚となっています。こうした台所事情を考えると、栗林はルーキーの立場でありながら、いきなりチームの命運を左右する非常に重要な役割を担うことになったといえます」(野球ライター) チームでは2003年の永川勝浩(現広島一軍投手コーチ)以来、18年ぶりにルーキーで開幕守護神を任された栗林。近年広島が苦しんできた抑え事情を解決する救世主になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月17日 17時00分
DeNA・三浦監督、戦略明かし「失敗する予感しかしない」反発の声 昨季も3チームが掲げた機動力強化のデメリットとは
16日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK総合)に、DeNA・三浦大輔監督がVTR出演。番組内での発言が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 今回番組では三浦監督が1998年以来遠ざかっているリーグ優勝への思いや、春季キャンプで取り組んでいることについて語るVTRを放送。三浦監督は選手の調子を見極めるため、自ら打撃投手を買って出ていることなどを語った。 問題となったのは、機動力野球の強化に取り組んでいるという点。三浦監督は「打率でなくて得点をしないと勝てない」、「得点力というところを上げられればもっと勝つ確率が高くなる」という思いで、タブレット端末を用いた動作解析などを交えて盗塁・走塁面の強化に努めていると発言。 また、「(選手にも)とにかくどんどん(次の塁を狙うことに)トライしてくれっていう話はしてます」と選手への意識づけも積極的に行っているといい、番組内ではドラ2ルーキー・牧秀悟が外野邪飛の間にタッチアップで一塁から二塁へ進塁する様子も取り上げられていた。 >>DeNA・三浦監督、就任会見での発言が早くも実現? 梶谷が抜けた「1番・中堅」にも新星出現か<< 今回の放送を受け、ネット上には「去年の盗塁数はリーグワーストだったから何とか改善してほしい」、「一番走ってた梶谷(隆幸/14個)も巨人にいっちゃったし、走れる選手の育成は急務だな」、「菅野(智之/巨人)、大野(雄大/中日)あたりが相手だと一発や連打は見込めないだろうし、足で1点をもぎ取る野球を仕掛けるのは理に適ってる」といった反応が多数寄せられている。 一方、「機動力の強化はどうにも失敗する予感しかしない」、「機動力野球を掲げた去年の新監督たちの末路を知らないのか?」、「機動力強化に気を取られすぎて、投手力が疎かになる可能性も少なくない」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「球界では新たに就任した監督が機動力強化を目標に掲げることは少なくなく、実際に昨年も広島・佐々岡真司監督、ヤクルト・高津臣吾監督、楽天・三木肇監督と3名の新監督が機動力強化を打ち出しました。ただ、この中でチームをAクラスに導いた監督は1人もいなかった上、広島については前年よりも盗塁数が減少(81個→64個)。また、機動力強化に傾倒した弊害なのか、広島(3.68→4.06)、楽天(3.74→4.19)は前年からチーム防御率が悪化してもいます。三浦監督は昨年のDeNAが12球団ワーストのチーム盗塁数(31個)に終わった点を喫緊の課題として考えているのだと思われますが、昨年の新監督たちと同じ結果となることを危惧するファンも少なくないようです」(野球ライター) 一部ファンから心配が寄せられている三浦監督の機動力強化。果たして、来る今季はどのような結果をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月04日 19時50分
広島・九里に「正気の沙汰じゃない」心配の声 “3試合分”のブルペン投球、過去には2000球以上を投げ込んだことも?
これまで広島(2014-)でプレーし、「160登板・37勝31敗6ホールド・防御率3.76」といった成績を残している広島のプロ8年目・29歳の九里亜蓮。4日に行ったブルペンでの投げ込みが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 春季キャンプ4日目のこの日、九里は佐々岡真司監督が見守る中ブルペンで347球もの投げ込みを敢行。報道によると、この球数は今春キャンプでは巨人・桜井俊貴が1日に記録した201球を大幅に超える、12球団投手最多の球数になったという。 また、広島の春季キャンプでは過去に現役時代の佐々岡監督が330球(2001年)、黒田博樹氏(現野球解説者)が343球(2002年)を投げたことがあるというが、九里は同日の投げ込みで両OBの記録も更新。投げ終わるまでには約2時間を要したというが、疲れを感じさせない充実した表情で引き揚げたという。 >>元広島・高橋氏の暴露話に「だから古巣に帰れないんだろ」呆れ声 選手の指導を放り出したまさかの理由とは<< 今回の一件を受け、ネット上には「3試合分の球を一日で投げるなんて正気の沙汰じゃない」、「これだけの球を投げた九里はもちろんだが、その球を受けた捕手の疲労も凄そうだな」、「明らかに投げすぎな気がする、故障とかしなければいいけど」といった反応が多数寄せられている。 一方、「九里のブルペンでの投げ込みは別に今に始まった話じゃない」、「明日は休養日ってことも織り込んでるだろうしちゃんとケアはするでしょ」、「時代に逆行していることは否定できないが、九里はこれで今まで故障したことが無いからなあ…」と“問題ナシ”とするコメントも複数見受けられた。 「今回350球近くを投げ込み話題となった九里ですが、以前から春季・秋季キャンプでは当たり前のように100球、200球を連日投げ込み調整を行っている投手。2014年の秋季キャンプでは、18日間で計2026球を投げ込んだこともあります。また、昨年の開幕延期期間にはただ投げ込むのではなく、低酸素マスクを着け50メートルダッシュを繰り返した後に110球を投げ話題となりました。球数が球数なので肩・ひじの故障を心配するファンは多いですが、九里はプロ入りからこれまで故障離脱したことがないため、本人には一番合っている調整方法なのかもしれません」(野球ライター) “投手の肩・ひじは消耗品”という考えが浸透している現在は、1回のブルペン入りで80~100球を投げる投手がほとんど。プロ入り後、間もない若手や不振が続く中堅・ベテランが200球近くを投げ込み首脳陣にアピールする例もなくはないが、同程度の球数を恒常的に投げ込んでいる九里は球界でも非常に珍しい存在といえるだろう。 九里は2日にもブルペンで120球を投げているが、同日に「特別なマウンドに立てるようにレベルアップしないと。妥協せずにやりたい」と語ったことが伝えられている。早くも467球に達した今春キャンプでの投げ込みは、故障明けのエース・大瀬良大地から開幕投手を奪うという気合いの表れでもあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月25日 11時00分
広島“スター候補”のキャンプ二軍は佐々岡監督の独断? 昨秋のプレーに感じた物足りなさが低評価の原因か
「強い広島」が戻って来るために必要なものは、やはり、“ド根性”のようだ。 広島東洋カープが春季キャンプの一軍メンバーを発表したのは、1月19日だった。その内訳を見て、「ナゼ?」と思ったファンも少なくないだろう。プロ3年目、期待の若手である小園海斗内野手が落選し、二軍スタートとなった。しかも、昨秋ドラフト会議で6位指名を受けた新人の矢野雅哉内野手(亜大)は一軍メンバー入りを果たしている。将来のカープを背負って立つはずだった小園に何があったのか? プロ野球生活の転機を迎えていた。 「メンバー発表の前日、監督、コーチ陣が選手の一、二軍の振り分けについて話し合いました。小園の二軍スタートは、佐々岡真司監督の一存で決まったようです」(球界関係者) 試合前の練習、あるいはキャンプなどで見たことのあるファンなら分かってもらえると思うが、彼の守備は“魅力的”だ。守備範囲が広く、動きも俊敏で、グラブ捌きにしてもボールが吸い寄せられていくようである。 3年目の今季、「本格的にショートのレギュラーを」という声もあり、佐々岡監督も大きな期待を寄せていたはずだ。 「佐々岡監督は昨秋のフェニックスリーグを視察しています。そこで小園を見て、物足りなさを感じたようです」(前出・同) その「物足りなさ」という言葉に、佐々岡監督が理想とするチーム像がある。 >>広島・長野「どうやって打ったらいいのか…」阪神・青柳への苦手意識を明かす巨人・坂本も苦戦?攻略の糸口を掴めないワケは<< 佐々岡監督がプロ野球生活をスタートさせた1990年は、「第一期黄金時代」の雰囲気を継承させていたという。監督もその当時の主砲だった山本浩二氏で、練習量もハンパではなかった。 そんな環境で佐々岡監督は「プロとは?」を学んだのだ。 「昭和の猛練習を再開させたら、選手が壊れてしまいます。佐々岡監督は当時の猛練習による相乗効果も体験しました。選手が必死に打球を追い、泥だらけになって、その様子を見ている他選手が声を出し合うという…」(ベテラン記者) 小園の華麗な守備が、“昭和の猛練習”とは対照的に見えたそうだ。小園にはチームの士気を高めるプレーヤーになってほしいとし、あえて二軍スタートにしたのが真相だ。一部では何かミスをし、首脳陣に嫌われたのではないとも囁かれていたが、そうではなかった。 もっとも、守備センスの高い小園に「泥臭くやれ」と言っても、タイプが異なる。華麗な選手として育てるべきだと思うのだが…。 「ドラフト1位から3位指名までの3投手も一軍スタートとなりました。3人とも一軍で使っていく予定。それだけでも、広島は昨季までと雰囲気が違ってきますよ」(前出・同) 佐々岡監督と現役時代をともにしたプロ野球解説者たちによると、「考え込むタイプでもある」という。自身がこうすべきと思っても、周囲が反論したら、それを聞き、また考えてから結論を出すそうだ。 そういう指揮官の性格を聞かされると、小園の二軍スタートは並大抵の決断ではなかったようだ。小園は鈴木誠也に次ぐスター候補だ。泥臭い広島野球に適応できるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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