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新リーグ発足で石川佳純を襲う契約金5000万円のプレッシャー

 石川佳純(24)のハートに何より響いたのは、カネだった?

 来年秋、日本にプロアマ混合の卓球新リーグ「Tリーグ」が創設される。約半年のシーズン中、男女各数チームがシングル、ダブルスなどで対抗戦を行い、順位を争う方式だ。
 その発表会見に臨んだ松下浩二理事は、世界のトップレベルの選手の参加を明言したが、報道陣を驚かせたのは「世界10位以内の中国選手を呼ぼうと思ったら、(1人)5000万円は必要」とした、契約金の提示額の高さだった。

 日本国内での興行となれば、目玉になるのは日本のメダリストたちだ。石川は世界ランク4位。松下理事は石川に対してはもちろん、8位の伊藤美誠や11位の平野美宇たちにも、「同じような金額でオファーすることになる」と言い切った。
 「国内にはプロリーグを持つ競技がいくつかありますが、卓球で多額な契約金を積めるということは、大手企業の参入が約束されているのでしょう。中国を始め海外では、卓球の興行は人気が高いので、海外メディアからの放映料も見越していると思われます」(体協詰め記者)

 卓球競技を取材するメディア陣によれば、Tリーグ発足の動きはリオデジャネイロ五輪前からあり、年明けには多額な契約金の情報も石川たちの耳に届いていたという。しかしその後、石川は2月下旬に行われた卓球ワールドツアー『カタールオープン』で冷静さを欠き、中国選手に1回戦負けを喫している。
 「五輪競技選手は、競技を続けるために企業に属し、金銭的に苦しい生活をしています。そんな中、高額な契約金話によって、石川にはあらゆるプレッシャーがかかりそうなのです」(同)

 海外にはハングリーな選手が多い。石川を破った中国選手は「私にもオファーを!」の自己アピールもあったようだ。リーグ設立後、海外選手はカネと名声を求め、“石川潰し”に躍起になるはずだ。激戦を勝ち抜くコツは、もう1つゼロの多い大金にも動じない強いハートなのかもしれない。

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